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【救急車呼ぶレベル?】朝起きたら激痛の頭痛と止まらない嘔吐…私の緊急救急外来受診体験

「脳腫瘍サバイバーの救急外来受診記録 〜元看護師が体験した深夜の緊急事態〜」



はじめに

訪問ありがとうございます。私は脳腫瘍手術後、高次脳機能障害、中枢神経系びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(ステージ4)を経験し、現在は完全寛解。自家末梢血幹細胞移植を経て、新たな人生を歩んでいる元看護師のひかりです。

「恨んではいけない」


人をうらむことは、自分が不幸になるのである。それ故、どんな理由があっても、人をうらんではいけない。人をうらむときには、大抵「相手が悪い」と思うからであろうが、相手が悪いからといって、こちらが不幸になる理由はないのである。

人を恨むことで、自分の身体のあちこちに病気が起こる。まず、心配することで心が疲れ、次にはそれが全て肉体の悩みや、苦しみが表れてくるのである。「病気」というものが現れるのである。こちらが恨んで苦しんでいると、自分が病気になり、こっちが苦しみ悩むという結果になるのだ。
それならば、相手が悪いことをしたとき、どうしたらよいか。勿論、相手を恨む必要はない。恨んだからといって、相手がよくなるわけでもないし、こちらが幸福になるわけでもないのだから。しかし、この世の中には「悪いことをすれば、悪い報いをうける」という法則があるから、悪いことをした相手は、必ず不幸になる。それ以上、何の恨む必要があるだろうか。むしろ相手は、何のつもりも悪意もなく不正を働いている人なのである。その人は「可哀想な人」なのである。だから相手は「気の毒な人だ」と思って、その人を救ってあげるために、真理を知らせてあげ、神の救いがその人に天下る様に、自分の心を解放し、その人を救ってやるのである。
つまり、悪いことをした相手を、決して恨まず、むしろ相手が救われるように思うとよい。ところが、昔から、そのような悪い人々を憎んだり、呪ったりしてどんなに多くの人々が苦しんできたであろう。これではまるで逆のことをしてきたのではあるまいか。
 ちょうど冷やすべきものを温めたのであり、捨てるべきものを拾ったのであり、拾うべきもを捨てたのである。右へ行くべきを左へ行き、上げたらよいものを、下げていたのだ。こうして多くの人々は数多くの病気を背負い込み、苦しみ悩み続けてきた。
 もうこの辺で、正道にかえってもよいころだろう。人を恨んではいけない。悪いことをして幸福になろうとは思ってはいけない。人の目をごまかして、うまい汁を吸おうとしてはいけない。
 もしあなたが健康になり、幸福になろうと思うならば、どんな人も憎まず、恨まず、ののしらず、かげぐちを言わず、馬鹿にせず、いつもニコニコして感謝して、人の幸福を思い、人々の善意を信じ、正しい愛の道を歩む以外に、幸福になる道はないのである。

本より引用



突然の緊急事態

先日、目覚めた瞬間から激しい頭痛に襲われ、20回以上の嘔吐が続きました。頭蓋内圧亢進(※)の症状が出現し、脳腫瘍経験者として最も恐れていた再発の可能性が頭をよぎりました。元脳神経外科勤務の妹からは「くも膜下出血の可能性があるから救急車を」と強く勧められましたが、元脳卒中リハビリテーション病棟勤務の経験から、自分の状態を冷静に判断。意識清明で麻痺もないため、タクシーでの受診を選択しました。

頭蓋内圧亢進症状について

頭蓋内圧亢進とは、頭蓋骨内の圧力が異常に高くなる状態です。脳は硬い頭蓋骨の中に収まっていますが、その中に脳脊髄液という液体が満たされています。この液体の量が増えたり、脳腫瘍などによって脳が圧迫されたりすることで、頭蓋内圧が上昇します。

主な症状頭痛:最も一般的な症状で、ほぼ毎日起こることがあります

吐き気と嘔吐:頭痛に伴って現れることがあります

視覚の問題:
かすみ目や複視(物が二重に見える)が起こることがあります

網膜の中心静脈が圧迫されて、うっ血乳頭(乳頭浮腫)が生じる場合があります

耳鳴り:頭の中で脈拍に合わせて音が聞こえることがあります

注意すべき点症状は徐々に進行することがあるため、早期発見と治療が重要です
適切な治療を受けないと、視力が失われる可能性があります

急性の場合、意識障害や呼吸の変化、血圧上昇などの重篤な症状が現れることがあります

頭蓋内圧亢進が起きる原因脳腫瘍
脳出血
脳梗塞
髄膜炎
水頭症
脳浮腫
頭部外傷
静脈洞血栓症
特発性(原因不明)


頭蓋内圧亢進の症状頭痛: 特に朝方に強く、安静にしていても改善しないことが多いです。
嘔吐: 悪心と伴って起こることが多く、嘔吐しても症状が改善しないことがあります。
視力障害: かすみ目、複視、視野狭窄などが見られます。
意識障害: 眠気、嗜眠、昏睡などが見られます。
耳鳴り: 脈拍と連動した拍動性の耳鳴りが起こることがあります。
めまい
吐き気


これらの症状は、頭蓋内圧が上昇するスピードや程度によって、少しずつ異なってきます。

頭蓋内圧亢進が放置されると

頭蓋内圧が慢性的に上昇すると、視神経が圧迫されて視力障害が進行したり、脳ヘルニアという命に関わる状態を引き起こす可能性があります。

診断と治療

頭蓋内圧亢進が疑われる場合は、MRIやCTなどの画像検査、脳脊髄液検査などを行います。治療は、原因となっている病気によって異なりますが、一般的には、原因となる病気を治療し、脳脊髄液の量を減らすための薬物療法や手術が行われます。

最後に

頭蓋内圧亢進は、放置すると命に関わることもあるため、上記のような症状が出た場合は、早めに医療機関を受診してください。


注意: この情報は一般的な情報であり、医学的なアドバイスではありません。



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