カフェに行くこと
「死にたくなったら カフェに行け」
という文字を、何年か前に
散歩帰りに寄った本屋さんで
適当に手に取った本の
適当なページで見つけました。
ぼんやりパラパラ眺めていたものだから
不意打ちというか、やたら鮮烈に
心に刻んでしまって。
以来、忘れられない言葉となりました。
カフェは元々好きで
たまに行っていたのですが、
あの文を見つけた日から私は
・1人になりたい時
・いいようのない哀しさがやってきた時
・なんかもう放り投げてしまいたい時
駆け込み寺のようにカフェに逃げ込んで、
1時間半ほど過ごすことにしています。
心が不安定な時は
小さく静かな個人店が良いです。
暖かい飲み物と
たまにケーキやクッキーやプリン等
甘いものも追加して、
本を読んだり
外を眺めたり
(たまに盗み聞きしたり)
とことんカフェの空間と時間に浸ります。
帰る頃にはだいぶ心はほぐれ、
頭も整理がつきはじめます。
そしたらゆっくりお店を出て、
外の匂いを嗅いだり
空や遠くを眺めながら
帰路に着きます。
外に出て空気を吸い
歩いて体を動かし、
カフェで注文するためにお店の人と
コミュニケーションをとり、
美味しいものを食べ
ぼんやりする。
リフレッシュするには充分
理にかなった行動です。
たとえどんなに恵まれている
環境にいたとしても
私たちは時々やるせないくらい
心が揺れるから、
そういう生き物なんだよなって思いつつ
そんな時はカフェで過ごしてみてください。