周りの人間関係が嫌になった時の攻略術
私たち人間が社会生活を営むにあたって様々な人間関係が出来るのはすでにご存知かと思います
学校、社会、家庭、恋愛、SNSなどにあたっていろんな人と出会い、中には嫌だなと感じる時もあるでしょう
そんな時に考えたい攻略術を今回は記していきます
またここで書く記事にあたって「あからさまに異常だと分かる人」(暴力暴言や犯罪行為など)は除外していますのでご了承ください
もちろんそうした人は危険ですのですぐに離れることを強くお勧めします
まず一つ目の人間関係が嫌になる主な原因は「相手が期待に応えてくれなかった、自分の思い通りにいかなかった」という点です
ビジネスでも恋愛でもそうですが他者の誰もが期待に応えてもらえるというわけではありません
そんなことを頭では分かっていても「言わなくても分かるはず」「これぐらい理解するべき」「普通はこうするもの」だ、という考え方をやりがちです
これら3つのワードの最後を抜きだし「はずべきもの(恥ずべきもの)」という考え方のことを、私は【試験官マインド】と呼んでいます
人は試験官と友達や恋人になりたいわけではありません
上司だからとテストや考えを強要されて試されたいわけではありません
そのことを本当に分かっているか、自分で見直す必要があります
「あの部下は俺のことが嫌いだから指示を聞いてくれないに違いない」
「あの男は常識がないから私に食事代をご馳走してくれないんだわ」
そうした試験官マインドは結果的に自分を苦しめることになります
でもおおよその人は苦手な人のことを考えようとしません。むしろ「苦手な人はブロックしよう」という考え方の方が現代の主流です。
そうした他人をテストする前に、本当に相手へちゃんと伝える努力をしたのでしょうか?
メモを相手に渡す、相手に今から何をやるか復唱してもらう、実際に一度自分と一緒にやってみる
そうした行動や反省をしたのでしょうか?「なぜ出来ないんだ!?」と逆ギレしていないでしょうか?
仕事であれば会社の雇用継続や事業発展、恋愛であればステキなパートナーと結婚や家庭の継続が目標といえます
その目標達成の中に相手をテストしたり、切り捨てることなどを繰り返しても何も生まれません
繰り返しになりますが人は試験官と付き合いたいわけではない
そのことを弁えた上で温かい人間関係を構築したいものです
二つ目に書くことは相手を貶すよりリスペクトを持って接することで、双方にとってメリットがあるということです
僕は以前働いていた会社で病気から声が出せない人と仕事をしたことがあります
生来の病気から声が出せない彼はコミニュケーションもうまく取ることが出来ませんでした
そんな彼に対しても、怪我病気を負った人にも辛い当たり方をしたり、心無い言葉を向ける人というのも会社には実在します
「なんだ最近の若いやつはこんなことも出来ないのか」
「言いたいことがあるならはっきり言えよ、でもお前の話なんて全否定出来るんだぞ?」
そうした考え方で仕事をしても人間関係にも会社にも不利益になるだけです
少し話を戻して、僕はその病気を負った彼と話す時はメモ帳を持っていき筆談で話すことをしています
仮に口で話すことがあってもYesかNoかで答え安い質問など身振りでも分かりやすいようなことを聞きます
そうしたことを繰り返すうちに相手の方からも同じようにしてくれました
それだけではなく会議の席で自分の意見を発言してもらえるようになりました
こういった日頃のコミニュケーションの積み重ねで温かい人間関係が構築できると、会社員であれば転職面接での発言や現場の居心地の良さに貢献できるようになります
「僕は上記のような努力を継続することで社内の人間関係構築に成功しました。これらの努力はきっと御社の新しい人間関係においても貢献できるかと思います」
「私は若い社員達で話し合い○○という意見を考えました。ですので今回の会議で議題としたいのですがいかがでしょうか?」
仕事の技術的なもの、特殊なスキル的なもの、そういったものを身につけるのも素晴らしいことです
ですがそれが出来るからといって人間的に上位の立場になったり、偉そうに粋がって良い訳ではありません
仕事ができる(人間関係がうまく構築できる)、というワードは、そのスキルだけではなくあくまでも周りのみんなの評価です
いかがでしたでしょうか?何が言いたいかを少しまとめると
「あなたも私も、試験官と付き合いたくない」
「本当にいい人間関係を構築したいのであれば、自分も相応の努力をするべき」
この記事を読んだ方にとって少しでも助けになれればこれ以上の幸せはありません