【野球日記】現地で選手を撮り続けた1年間
気づけばあっという間に1月も月末。
2025年もあと11ヶ月と考えると時が過ぎるのが早いですね。
そうこうしている間に、プロ野球各チームは2月からキャンプインですね・・・早い・・・。
そして2月からNPBの「写真・動画等の撮影及び配信・送信」に関するルールがついに変更になりますね。
それに伴って、2月以降はこれまでのように試合中のプレイ姿の写真をSNSへ載せることが難しくなるわけで。
その前に、せっかく2024年は望遠レンズを購入し、たくさん現地を訪れて、写真を撮った1年だったので、その振り返りと今後現地観戦する人たちの何か参考になればと思い、つらつらと書いていこうと思います!
まずは、2024年シーズンを通して、どの球場を訪れたか、どんな機材を使っていたか、撮影時に気をつけていたことをまとめて行きます。
長くなりますが、お付き合いいただけると嬉しいです!
では、いってみましょう!
①野球を撮るようになったきっかけ。
元々、プロ野球を見ることが好きでよく現地観戦にもいってました。
現地で応援するのも楽しかったですが、あるとき、写真コミュニティの友達に試合を見つつ、写真を撮ってみない?と誘われ、初めて自分の持っている機材で選手を撮ることにチャレンジしました。
最初は望遠レンズを持っていなかったのでうまく撮れませんでした。
ただ、写真を撮る中で守備やバッティングなどの重要局面を写真に収められたとき、もっといろんな瞬間を撮りたい!という気持ちが強くなり、気づけば球場に通ったり、機材を変えてみたりしてました。
特に、レンズを変えた2024年はどっぷり球場に通った1年でしたね。
②そもそも応援しているチームは?
自己紹介でもある「はじめてのnote」の記事でも書きましたが、私が現在応援しているプロ野球チームは・・・
千葉ロッテマリーンズ
オリックス・バファローズ
のパリーグ2チームです。
同一リーグで2チーム応援してるのってどうなん?という疑問は置いといて。
元を辿れば、2007年ごろに知り合いの誘いで行ったマリンスタジアムで、試合前に選手たちがファンサービスの一環でそのとき持って行ってたユニフォームにサインしてくれたことが嬉しくて、そこから試合をよく見るようになり、さらに試合中のあの応援とファンの熱量に魅了され、気づけば「千葉ロッテマリーンズ」の大ファンになったわけですね。
オリックスはちょうど一年前たまたま公式youtubeチャンネルに見る機会があり、それをきっかけに試合の映像をよく見るようになり、中でもある選手のプレイやエピソード、時たま見せるオフな姿に魅了されてを、そこからいろんなの選手を知るようになり、気づけばどハマりしてましたね・・・
同一リーグの2チームということで、対戦カードを目指して現地観戦をすることで、1試合で両チームの選手を見れるという利点は大きい反面、応援する時に複雑ではありましたね・・・
ちなみに、特に応援している選手は、
<千葉ロッテマリーンズ>荻野貴司選手
<オリックス・バファローズ>中川圭太選手
ですね。
なぜ二人を応援しているかの話はまたどこかで書けたらなと思います!
そんなこんなで、気づけばロッテ・オリックス両チームを応援するようになった2024年シーズンでした。
③2024年よく訪れた球場は?
元々ロッテファンということで、さらに埼玉在住ということもあり、基本ZOZOマリンスタジアムで観戦することが大半で、他の球場はほぼ訪れたことがなかったりしました。
(東京ドームは2023年の主催ゲームで参戦してましたが・・・)
「ZOZOマリンスタジアム」は屋外球場ということで、天気や時間帯によって光のあたり具合が変わります。
それを見越しつつの観戦になりますが、屋外だからこその開放感は半端ないですね。
今年はナイターも観に行く機会も多く、自然光ではなく、球場の照明での試合はまた魅力的でした。
私的には、晴天のデーゲームと夏のデーゲームが、観戦も撮影も好きです。
夏は夜も暑いですが・・・
さて、2024年は「ZOZOマリンスタジアム」で開催される「ロッテvsオリックス」戦を観に行くことが多い中、新たな試みという名の「遠征」にも行ったシーズンでした。
具体的には
京セラドーム大阪
エスコンフィールド北海道
ベルーナドーム
の3球場ですね。
あっ!ベルーナドームは遠征ではないですね・・・
オリックスの本拠地でもある「京セラドーム大阪」は、せっかくならイベントごとに合わせた日程で遠征しました。
普段は屋外がメインになるのでドームならではの雰囲気や照明、そして女性ファンのカメラ保有率の高さに驚きましたね・・・すごかった。
しかも、皆さんが撮る選手の写真が素敵なんですよ!愛がこもってますね!
ドーム内は比較的明るいですが、内野の前の方の席になるとネットにピントが取られやすく、設定に四苦八苦しましたね。
2023年にオープンしたばかり「エスコンフィールド北海道」はいつか行きたい!と思っていたので、夏季休暇を利用して遠征してきました。
球場内外の施設が充実して、海外の球場のような雰囲気で想像以上にすごかったです。
球場内にはたくさんの飲食店がありますが、どこも長蛇の列で注文するまでに時間がかかったのは難点。ただ、どのグルメも美味しかったです。
エスコンといえば、天井が開閉式という事でしたが、現地2試合見に行きましたが、いずれも屋根は閉じたままだったのが心残り・・・
ナイターとデーゲームのいずれも参戦しましたが、それぞれ自然光や照明の当たり方が異なるので、その点でカメラの設定調整が大変でしたね。
エスコンはタイミング次第ですが、入場券が販売されることもあるようで、座席チケットがなくても、入場自体はできるそう。
気軽に訪れる事ができる利点は大きいですね!
埼玉在住なのに実は訪れた事がなかった「ベルーナドーム」。
「ベルーナドーム」はドームといいつつ、側面は吹き抜けなので夏は猛暑となるため、避けていたということもありますが、せっかくならとシーズン終盤に訪れました。
交通の弁としては、都内からするとちょっと遠い?かもですが、最寄り駅の目の前にドームが!その立地はすごく良きですね。
エスコン同様にベルーナドームも球場内のグルメが美味しいと評判で、残念ながら混雑もあり、お目当てのものは食べられませんでしたが、それでも現地で食べたものはどれも美味しかったです。
すり鉢状になっているので、グランドに近い席になると、球場周辺の通路に出るまでに階段をたくさん上がる必要がある難点はあるものの、比較的観やすい印象でした。
「京セラ」「エスコン」とはまた違った屋内球場になりますが、吹き抜けということもあり、自然光や照明のあたり具合がこれまた違うので、こちらもカメラの設定に苦労しましたね。
結局9月の1ヶ月で2試合観戦し、もっと早く観にいけばよかったと後悔。
今年は多く観にいけたらなと思ってます。
「ZOZOマリンスタジアム」以外の球場で試合を観戦したり、写真を撮ったりすることで、それぞれの球場の良さも難点も感じつつ、より一層「ZOZOマリンスタジアム」が好きなりましたね。
④欠かせない相棒機材たち。
別の記事でも書きましたが、元々写真を撮る事が好きで、一眼カメラを持っていました。
ただ、広い球場内を駆け回る選手たちを撮るためにはある程度の望遠域が必要でした。
野球の写真を撮り出した2023年は、旅行のために購入していたOLYMPUSの「PEN」とダブルズームレンズを組み合わせで1年間撮影してきました。
この組み合わせは非常に軽い上にコンパクト!カメラとレンズで600gを切る軽さ。
球場の座席自体は狭いですし、さらに周囲の方への配慮が必要になるので動かせる範囲が限られることから、よりスムーズにカメラを動かす事が重要です。
機材が重いと・・・それがネックになって、撮るの諦めがちになるで、軽いは正義!とついつい思ってました。
OLYMPUSのセンサーサイズがマイクロフォーサーズ。
つまり、焦点距離が2倍換算となるので、持っているレンズで最大焦点距離300mmまで網羅する事ができるんですよ・・・
(細かいカメラ用語が続いてますが、そこは気にせず!)
なので、内野席で撮影する分には、バッターボックスや内野の守備はもちろん、近い側の外野の守備もある程度撮れてしまうんです。
野球を撮り出したばかりの私には、なくてはならない存在でした。
軽いからこそ持ち運びも簡単ですし、数時間続く試合の中の一つ一つの瞬間を狙うためにも、軽さと遠くまで撮れるという利点は非常に重要でした。
ある程度、写真を撮り続けていくと、この組み合わせでもある程度の範囲は撮れるものの、席と反対側にいる外野の選手が遠くて撮れず、またドームやナイターの試合では球場が暗くなるので、うまく写真が撮れないといったモヤモヤも多々感じるように。
もっと遠くの選手も撮りたい!もっと綺麗に写真が撮りたい!もっともっと写真が上手くなりたい!!
ただ、そうなってくると次に考えることは、機材のアップデート。
そこで出てくる課題は、カメラとレンズの重さ、そして機材の価格でした・・・
描写をこだわるのであれば、機材の質は大切。
わかっているけど、なかなか踏ん切りがつかず、気づけば早半年が過ぎた頃、偶然が重なり、ついにアップデートするチャンスがやってきました!
それがちょうど1年前の2024年2月のことでした。
そこでアップデートをした機材が、今の大事な相棒である
「Canon EOS R6」と「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」の組み合わせでした。
カメラ本体の「Canon EOS R6」は普段から風景やスナップを撮るための愛用カメラでしたが、望遠レンズを持っていなかったので野球では使用していませんでした。
ただ、センサーサイズがフルサイズであり、何よりPENよりもはるかに性能がいいといいので、なんとかこのカメラで野球が撮りたく、ずっとこの純正Lレンズが欲しかったのです。
ただこの組み合わせは、重い・・・カメラとレンズを合わせて、約2kg。
OLYMPUSのPENの軽さを考えるとこの重さに耐えられるかが、不安でしかなく、友達には勧められるものの踏ん切りがつかずでした。
重さに加えて、私にとって最大のネックがレンズの価格でした。
Canonの中でもレベルの高いレンズなのでそりゃいいお値段しますよというのは分かりつつ、気軽には手は出せませんでした。
ただ、諸々の偶然が重なって、これは買えるぞ!となり、勇気を振り絞って購入。
ここから私の野球写真生活がガラリと変わりました。
当初は重さに慣れるのが精一杯で撮りたいシーンが撮れないこともありましたが、それ以上に撮影した写真のデータをレタッチしていると、明らかに描写が違う!ということに気づき、感動しましたね。
機材って大切!
重さも試合を重ねるごとに、持ち方のコツを掴めるようにあり、疲れを軽減しながらもより俊敏に一瞬を狙う事が少しずつできるようになり、より一層写真を撮るのが楽しくなりました。
まさに相棒ですね。
⑤撮影時に意識していること?
試合の写真を撮るようになった頃は、まだ動く被写体を撮ることが少なかったこともあり、動く選手を狙って撮影することが難しく、バッターばかりを撮ってました。
動く被写体は、そのスピードに合わせた設定を気をつけないといけないですし、何より選手がどのような動きをするか、先を予想しながら撮影する必要があるわけで。
普段、風景やスナップを撮っていた私に撮っては非常に難しかったですね。
撮影回数を重ねて、トライアンドエラーを繰り返しつつ、ここを意識すればいいのでは?という私ながら考えた結果・・・
<撮影場所>
・どのポジションの選手を狙いたいかに合わせた席選び
・可能な限り通路に近い席や一番前の席
→
座席はチケット争奪戦があるため、そう簡単にはお目当ての席にありつけないことも・・・
<カメラの設定・写真のレタッチ>
・カメラの設定は、シャッタースピードが最優先
・ISOは上限をある程度決めるが、気にし過ぎない
・多少のノイズは、レタッチで調整する
・環境に合わせた色味調整
→
技術的な話になりますが、動く被写体はいかにぶらさず、ピントを合わせるかが勝負と思っています。
シャッタースピードが遅くなってしまうと、その分ぶれやすくなるので可能な限り速くなるように設定を意識してます。
個人的な設定の優先順位は・・・・
シャッタースピード>F値>ISO
という感じですね。
※カメラの設定は専門用語的になってしまうので、そうなんだ!という程度で思ってもらえると良いかと。
設定は人それぞれなので、何が正解かはまだまだ模索中です。
ISOを上げるとどうしてもノイズがのりやすくなりますが、今は便利な世の中なので、多少のノイズはレタッチで調整できちゃうので、本当ありがたい限りです。
色味は環境によって異なってくるのでここも好みに合わせて、レタッチするときに調整してます。
<撮りたい構図>
・選手のどんなシーンを撮りたいかを事前にイメージする
・選手の守備体形や特徴を意識しつつ、動きを予想
・撮りたい瞬間を欲張らない
→
野球は、基本的な流れは決まっており、その中で選手がどのように動くかを予想しながら試合展開を追う必要があります。
元々野球を見るのが好きなので、ある程度の試合展開は予想でき、撮りたい瞬間を決めておけば、その瞬間を狙うためにどう動けばいいかがわかってきます。
そのためにも、撮りたい瞬間を欲張らず、「この瞬間を撮るんだ!」と決めて、カメラを構えるようにしてます。
長々と書いてきましたが、結論私が現地で選手を取り続けた理由は・・・
野球が好き
選手が好き
選手の活躍する姿を自分の視点で写真に残したい
ということに尽きると思います!
2025年シーズンからは、規約が変更となり、撮影自体はできてもSNSへの投稿が難しくなります。
定められたルールの中で、変わらず自分が撮りたい瞬間を撮り続けていきたいと思います。
プロ野球に限らず、スポーツ選手はいつ何時ケガをするかわからない、いつ何時調子を崩すかわからない。
そんな中で戦っているので、その瞬間を大事にファンとしても応援し続けたいですし、その瞬間を写真という形で残して行きたいという気持ちが全てです。
次回は、これまで訪れた球場ごとの撮影時間や撮影場所の写真を載せつつ、私なりの解説?をしたいと思います!
需要がどれだけあるかわかりませんが・・・
長文になりましたが、お付き合いいただきありがとうございました!
何かの役に立っていたら嬉しいな。
【あとがき】
冒頭でも書きましたが、あっという間に2025年が1ヶ月終了となりますね・・・早い・・・
そして、気づけばあと数日でキャンプイン。あと1ヶ月強でオープン戦が始まるということで、各チームで試合日程とチケット販売スケジュールが公開され始めました。
オープン戦は3月中に行われますが、今年のZOZOマリンスタジアムでの土日開催が、なんと函館旅行とかぶってしまった・・・
正確にいうと旅行の計画を立てるときにすっかり日程を失念していたわけで。やらかした・・・
代わりに、なんとか調整して別日程でオープン戦を現地観戦できないか模索した結果、なんとかある試合のチケットを入手しました!
私の球春始めの日が決まりました!よかった・・・
2月から公式戦のチケット販売も開始するので、本格的な野球シーズン到来も間近。
今年もプロ野球を楽しんでいきたいと思います!