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「舞台 血界戦線 Blitz Along Alone」DVD 原作ファンの感想

こんにちは、麸毬です。
いつの間にか5月になっていて時間の流れの早さに驚く今日この頃、ようやく舞台血界戦線シリーズの現時点での最新作である「舞台 血界戦線 Blitz Along Alone」のDVDを見ることができました。

よって今回はタイトルの通り視聴した感想を書いていこうと思います。1作目と2作目の感想記事も既に公開していますので、よろしければ先にそちらをご覧ください。↓

前提として、私は原作ファンで本誌最新話まで既読、アニメも全話視聴済み、2.5次元舞台は4作のみ見たことがありますが、俳優さん個人については関心がなく一人も存じ上げません。ちなみに推しはスティーブンさんです。

また他の方のレポや感想なども読んでいないので、完全に初見です。それを踏まえた上での感想記事となります。それでは、お付き合いのほどよろしくお願いします。


以下は「舞台 血界戦線 Blitz Along Alone」についてのネタバレが含まれます。ご注意ください。

1 各話感想

・ オープニング

安定の生演奏スタートです。サックスの音色が美しく、1作目のミシェーラの歌を思い出させます。

その後レオくんがHLを説明して、スポットライトを浴びながらライブラメンバーの名台詞を振り返りました。大体解釈一致でしたが、ツェッドさんだけはそれでいいのか…。もっといい感じのあったと思うよ……。

オープニング曲ではとうとう個人紹介の時に少し踊りました。ただ全員では踊ったりしないのでやはり控えめです。

しかしツェッドさんの踊りはそれでいいのか…(2回目)。

今回は装置として回転する舞台があるわけではなく、人力で大きな階段などを動かしていました。高さもあるのでかなり不安定だし怖そうですね。

ちなみにソニックの紹介で舞台を左から右へ目にも止まらぬ早さで飛んでいて笑いました。後からDISK2を見たらザメドル役の方がガチで投げ飛ばしていて驚きです。失敗しないのがすごいと思います。

今回は全体的にオシャレにまとまっていました。

・ ラン!ランチ!!ラン!!!

食神のアレですね。

ザップは相変わらずツェッドさんに難癖つけていますが、レオくんの「ドントタッチミー」とツェッドさんの「やめてください」の勢いが完全にコントで大変仲が良くて何よりです。

そしてダニエル警部補!!モブ警部とかじゃなくてちゃんとダニエル警部補でした。この話しか出ないのでちゃんと出演させてくれてありがとうございます。

アニメではカットされたK.Kの下りもありました。ダニエル警部補の右手付近に火花が散るという派手な演出つきです。かっこいい…

場面戻ってランチトリオの回転寿司がダンス風でオシャレすぎます。からのザップのアクロバティック腹痛は本当にアクロバティックでした。

次の店はゲロ飯だったのですが、何故か3次元なのに原作とアニメより汚く見えないという不思議。色が綺麗だからでしょうか?まあ美味しそうとも思いませんでしたけども。

それにしてもザップとツェッドさんの罵り合いはとても同じ師匠の分派には見えませんね。だからこそ戦闘での抜群の相性が引き立つ訳であります。

間に挟まれる上司組とダニエル警部補の雰囲気がいちいちアダルトですが、実はクラウスさんがまだ一度も喋っていません。大きいから存在感があるので勘違いしそうになりますが、オープニングの一言以降沈黙を貫いています。結構長い時間舞台にいるのでビックリです。

ついに斗流の二人は手が出始め、レオくんはヤバい空想に入りました。食神の食うか食わんかはっきりしろは本当にそれなという感じですし、それから先は完全にオカンなんですよ。レオくんは回されたり横に倒されたりめっちゃ遊ばれていました。

そしてチェインに踏まれるのはやっぱりご褒美ですよねモブ異界人くん。ちゃんと舞台版では踏まれて喜んでるシーンも入っていたので、チェインがただのドSにならずに済みました。

結局アーティさんの店に入りますが、完全に3人は神に見放されています。女性がガラス瓶で殴り合うのは壮絶すぎますね。目の前でこれだけの修羅場になるのは絶対嫌です。

レオくんは殴られザップは刺され、でもツェッドさんが愛人に頭つかまれてるのが一番不憫でした。

結局ビビアンさんの店になってレオくんの全力の駄々こねが見られます。可愛い。しかしここはHLなのでダニエル警部補の件とバッティングして店は崩壊し、現れたクラウスさんがようやく喋りました

チェイン、KKも追加されていてライブラ総動員で戦闘です。私的注目ポイントが、スローモーションの時に敵に手を差し伸べてるクラウスさんですね。さすが紳士。目が足りなすぎるのでここの戦闘シーン全景で見たかった…。

最後は全員で台の上に集まる1話らしい終わり方でした。

・ Cherchez I'idole

前話でようやく食べ物にありつけたのもつかの間、レオくんはK.Kに拉致られていきました。息子のために好きなアニメのカードを手に入れたいK.K、さすがお母さんです。

そのブリームンの歌が舞台版でとうとう音楽がつけられました。歌詞も原作通りで子供向けのキャッチーな曲です。本当にイメージしていた通りでビックリしました。

そして回替わりで巻き込まれるのはスティーブンさんです。舞台裏を見るとガチで知らなかったらしく、ぶっつけ本番で大ダメージを受けていて誠にお疲れ様でした。大丈夫、ちゃんとウケてましたよ…。

それにしても移動できる大きな台にカーテン張って、そこに商品を映して陳列しているように見せるのが面白い発想です。マジで店の中にいるように見えます。

神々の義眼でそれっぽい商品を見つけるも違って、その後のK.Kの焦りようが凄まじいです。レオくんの扱いが段々雑になっていくのが笑えました。

レオくんは店内で戦闘になってからも踏まれるは服引っ張られるは散々な扱い方をされていてご愁傷さまです。ここでのK.Kの側転が本当にかっこいいのでおすすめポイントですね。

なんとかカードを手に入れてからのK.Kの「大丈夫?」の言い方が強者というか、たぶん慣れている感じでちょっと切なくなりました。

カードに穴が空いているのを見た時も本気で泣いていて、家庭と世界を守るために戦っているK.Kは間違いなく世界一かっこいい主婦だと思います。

ラストは警察に連行されて1話からの流れで踏んだり蹴ったりすぎるレオくんでした。

・ 大脱出ハンドカフス

まさかK.Kの話と同時進行でやるとは…。確かにキャストは被っていないので負担を減らせるし、場面転換で飽きがこないようにもできるので上手いこと組み合わせたなという印象です。

チェインとザップという超最悪の組み合わせで手錠でつながれます。しかもチェインの体調が悪くあまり能力が使えない時にです。

ザップが体温調べるためにチェインの額に手を当てて一瞬いい感じのBGMが流れるも、即座にチェインの悲鳴で終わるのが早すぎて笑いました。

そして始まる二人の罵り合い。ザップは通常運転ですが、チェインもこの時に限ってはザップと同じくらいの語彙力というかとてもスティーブンさんには聞かせられません。

動く大きな台を車の中に見立ててその中を走り回るのが見ていて楽しいですね。ずっと回転しているので自分が今どの位置にいるのか分からなくなりそうです。最終的にはザップのボコられる音だけが暗闇で聞こえて笑っていいのかどうか…。

チェインが消える作戦で結局戦闘になります。手錠の鎖を上手く使って相手を締め上げたり互いを引っ張りあうのが実に2人らしい戦い方です。チェインの足技いいですね…。

チェインが鍵をなくしてまたもや言い争いになり、ザップが一瞬シュンとしますがまあチェインの言ってることほぼ事実ですよ。それでも反省しないのがザップですが。

ここからK.Kとレオくんチームと舞台上で邂逅して、レオくんがザップの赤い紐の下をくぐる演出がとても好きです。というかこれがやりたかったのではないでしょうか?

ともあれこれで終われば本当に良い話なのですが、最後の最後にザップがデリカシーのないことをやらかすのがオチです。

でも小便した後にチェイン服に手をこすりつけるのはガチでドン引き案件なのでやめたほうがいいと思います。マジで。

最後は別の場所にいるはずのレオくんとすれ違いにタッチして終わりました。イイハナシダッタナー。

・ 世界と世界のゲーム

待ちに待ったクラウスさん主役回です。

事務所ではレオくんの上にザップが容赦なく座ります。振りじゃなくてガチで座ってるので痛そう…。と思ったらシレッと座るスティーブンさん。気付いてるのか気付いていないのか当たり前のようにそういうことするのがスティーブンさんです。好き。  

チェインも自然な流れでザップの手を踏みつけます。よくよく考えたらライブラメンバーそういうことする人ばっかりだな…。クラウスさんはどうかそのままでいてください。

ちなみにそんなクラウスさんはずっとゲームをやっていました。「見事だ、ヤマカワさん」に覇気が感じられます。パソコンが小さいのか、クラウスさんが大きいのかサイズ感がちょっとチグハグで可愛いです。

ここのザップとスティーブンさんの回替わり最高ですね。ソニックに負けてあげるスティーブンさんと当たり前に勝つザップの対比が面白いことになっています。本物のソニックはたぶんグーとパーなら出せますよ。 

からのレオくんを踏んでいたことに気付いたスティーブンさんの「おぅふ」は貴重です。

それから情報を得るためザップとレオくんがスクーターで駆けずり回りますが、可動式の階段がいい味出しています。背景との相乗効果でスピード感が出て見えて世界観に引き込まれるようでした。

一方肝心のクラウスさんとK.Kチームは、まずアニメではカットされたK.Kの戦闘シーンをやってくれました。これのおかげでクラウスさんが年上のK.Kもレディ扱いする紳士ぶりを垣間見ることができます。

目的地までの道のりを階段の上り下りで表現するのは分かりやすくていいですね。今どこにいるのか分からない不思議空間が見事に演出されています。

ドン・アルルエルの登場曲がバイオリン主旋律の影のある曲調で大好きです。

ウルツェンコの自信満々煽り口調もパンチが効いています。後々との落差がいいアクセントになりますからね。

さて、ここからプロスフェアーの演出をどうするのかとワクワクしていました。普通にやったら単調な画面にしかならないところを、駒に見立てた黒服の人間を駒を進めるごとに派手に動かすことで盤面に分かりやすく動きを加えています。

ただチェスでもよく分からないのにプロスフェアーは何を言ってるのかさっぱり理解できません。ここは頭で考えるのではなく心で感じる場面です。まあ何となくでも黒服が動いてくれるので面白さはあります。

ウルツェンコは対局終盤でようやくドン・アルルエルの化け物っぷりに気付きますが、そうなんですよ。プロスフェアーを1000年やってるんですよ相手は。それをたかだか100年の人間が勝てるわけないよねって話です。つまりそれに対抗しているクラウスさんは控えめに言って化け物…。

クラウスさんの番ではスクリーンに残り時間が映し出され、もっと時間経過が分かりやすくなっていました。そして面白いことに、逆にここから黒服の動きが少なくなって完全に演技で魅せる展開でした。

駒を動かす手は動いているものの、画面としては変化が少なく数字の減っていくスクリーンとクラウスさんの動きだけで時間が動いていきます。

全体的にずっと暗転しているので、たまに当たるスポットライトが演出を際立たせていました。

クラウスさんは段々疲れてきてフラフラしてきたり、残り時間全力で挑む気迫を見せたりと小さい動きにも関わらず全身で立ち向かう様子が見てとれ、圧巻の演技でした。

最後はライトもガンガン使って今までのプロスフェアーの長い時間を一気に引き締めます。現実に戻されたような感覚がして、プロスフェアーに没入できたことを噛み締めました。

倒れたクラウスさんを前にまずギルベルトさんに連絡して、それからクラウスさんを心配するK.Kは本当にライブラの一員としても仲間としても頼れる存在です。

ラストは残りのライブラ全員での戦闘になりました。チェインもハートキャッチ(物理)していて前線で戦っていましたね。

後日高い場所のフチに座ってヤマカワさんとメールするのも原作完全再現でした。

・ ゲット・ザ・ロックアウト!!

別名スティーブンさんお疲れ様回です。

最初はレオくんとミシェーラの回想シーンでシリアスかと思いきや、残念シリアルです。若者組の回替わりギャグパートですね。

というか今回全体的にこういう回替わり多くないですか!?毎回変えるの大変そう…。いやでもザップがレオくんを吊るすシーンは好きなので嬉しいです。

ここから始まるレオくんによるツェッドさんへの無茶振り。DISK2ではチェインへの無茶振りもあったのでやった人全員に拍手を送りたいと思います。よく頑張りました。

ちなみに上で正座でずっと見ているクラウスさんが可愛すぎました。

一通り済んだら春風の笑顔のスティーブンさんが登場してようやく本編に入ります。しばらくはスティーブンさんの長台詞が続くので大変です。アニラもちゃんとアニラですね。演算開始した時のスティーブンさんの笑い声は完全に悪役です。好き。

そしてドクタープラナリオとの戦闘がめちゃくちゃかっこいい!!

ザップの焔丸と赤い紐を使っての演出もさることながら、何と言ってもスティーブンさんが最高にかっこいいんです!!!大きく敵を蹴り上げるところから始まり、最低限のモーションで攻撃をかわして蹴り、回し蹴りまでキメるというもう好きの詰め合わせみたいな戦闘でした。

スーツ+蹴り=最強ですね、分かります。

さて、私の興奮はさておきやっとツェッドさんが出てきて警備システムの説明をしていました。これ覚えるの苦労しただろうな…字で読んでも正直何言ってるのか分かりません。

そしてユリアンくんも登場。実はかなり好きなのでまた出てきてほしい人No1です。

チェインが落ちるところもちゃんと再現していました。ツェッドさんにはお礼するのにザップはスルーするところがさすがチェインですね。

K.Kも登場してライブラが全員揃いました。銃をぶっ放そうとするK.Kにとにかく必死なスティーブンさんあまりにも可哀想すぎます。原作のコマでもかなり酷い顔になっていましたが舞台でも中々です。

建物内への侵入ではずっと気になっていたハシゴを使っていました。背景をビルの側面にして体でハシゴを隠すと本当に登っているように見えます。

ただアニメでもカットされていたクラウスさんの技が何故か固定されているレオくんの疑問をやはりここでもやらなかったのが少し残念です。結構重要な台詞だと思うんですけどね。

最後はクラウスさんが敵を殴り飛ばしますが、敵がクラウスさんの拳に合わせて一回転して倒れるのは爽快でした。

スティーブンさんもエスメラルダ式血凍道で無事召喚阻止できて一件落着です。倒れそうになるスティーブンさんを支えたチェインは役得ですね。ファイト!!

・ 幻界病棟ライゼズ

前話でザップが自分の扱いに嘆いていましたが残念、今回も入院で即退場です。

レオくんからの電話でザップのことだとすぐに察するスティーブンさんお疲れ様すぎます。たぶんこんなことばっかり繰り返しているんでしょうね…。苦労が伺えます。

時間が3年前に遡って大崩落の中をスティーブンさんとクラウスさんが歩き回っていますが、照明が落ちて足元が真っ暗の時にあの回転する台の上を移動するのめちゃくちゃ怖そうだなと思いました。よく下向かないで歩けるな…さすがプロです。

原作では車に乗っていましたが舞台ではその描写はありませんでした。この辺りは無難な改変ですね。

病院の様子を見せるシーンのBGM大好きです。

そしてルシアナ先生のサイズ感が可愛い。白衣に着られている感じがたまりません。頭のピョコ毛は控えめです。

クラウスさんとの握手の後にちゃんとスティーブンさんも自己紹介していて感動しました。こういう細かいオリジナル要素はどんどんやってください。

ここで血界の眷属と一戦交えますが、最初犬を人間がやるんだ!?と思っていたのですがそういえばアイツ最終的には立って喋ってたな…となりました。うん、やっぱり人間で正解です。

ザメドルさんも細見なシルエットがバッチリきまっていました。

戦闘シーンでは上司組の格好良さというか、拳で戦うクラウスさんと足で戦うスティーブンさんの対比が際立って良かったです。相性も良いなと改めて思いました。絶対零度の槍もちゃんと入れてくれて有り難い限りです。

余談ですが無性に犬の首についているリードの長さが気になりました。最初こんなに長かったっけ?と思ったらどんどん伸びていってたぶん舞台の端から端くらいの長さまでありましたよね??めっちゃ長え…と思いながら見ていました。

そして現代に戻って今までの出来事を過去の話として説明する訳で、あれだけ動いたのにそういう素振りを一切見せてはいけないので実際は体力キツいだろうなと感心しました。

ザップはいつものザップで、もうそのままの君でいてくれ…。スティーブンさんとレオくんが仲良しで可愛かったです。原作よりコミカルな感じに仕上がっていました。

院長はさすがに映像かと思ったら、なんかデカい本物が出てきました。その院長を指さして「本が喋った!」のレオくんとスティーブンさんが可愛いすぎて原作を読み返したら普通にそのままの台詞がありました。つまり二人は最初から可愛かった。知ってた。

それから進化した犬が突撃してきてクラウスさんとスティーブンさんがちょっと戦っていましたが、何と言ってもここはザップですよ。台風のごとく入退場していきました。車椅子に紐がついていて引っ張られていくのはシュールでしたね…。あなたの勇姿を忘れません。

その後はルシアナ先生無双です。姿が変わるので髪を長くして声のトーンを低くすることで大人っぽさを演出していました。まあ身長はご愛嬌ということで。

最後は3年越しのザメドルさんとの勝負になります。レオくんもいつの間にかスマホを取り出していました。クラウスさんが耐える様子もきちんと再現されています。スティーブンさんがレオくんの前に躍り出て守るのかっこよすぎました。

ザップもね、ちゃんとオチになっていてね、良かったね。

・ 総評

今作は過去作ではあまり出番がなかったキャラが活躍し、ライブラメンバー全員が主人公のようなわちゃわちゃ感がありました。

また回転できるどデカい装置を駆使して立体感が演出され、高低差でさらにHLの独特の雰囲気に没入できました。

戦闘やキャラ解釈も安心のクオリティで、これまでの積み重ねが感じられます。

結論、次回作お待ちしています!!!

2 各キャストの感想

・ レオナルド・ウォッチ(百瀬 朔さん)

もうすっかりライブラの一員という感じがしました。

回替わりではほとんどレオくん出ていましたよね。今作は大体ツッコミ側でいじっていましたが、アドリブ力がすごいです。

レオくんがいると場の雰囲気が和んで、緩衝材のような安心感がありました。

・ クラウス・V・ラインヘルツ(岩永 洋昭さん)

ようやく訪れた出番で抜群の存在感を見せてくれました。熱い演技をありがとうございます。

今回ギルベルトさんがいないかわりにスティーブンさんとセットでしたね。上司組のエピソードが多くて嬉しかったです。

大きい体でところどころ可愛さもあるのがたまりませんでした。 

・ ザップ・レンフロ(猪野 広樹さん)

今回は過去作ほど主張が激しくはなかったですが、ザップの一言で場面転換する下りが多々ありました。

言うなればオチ担当みたいな印象で、良い意味で利便性が高いキャラだなと思います。
 
しかし殺陣の鋭さは顕在で、マルチに活躍できる素敵なキャラに仕上がっていてまた一つ好感度が上がりました。

・ スティーブン・A・スターフェイズ(久保田 秀敏さん)

戦闘が過去最高にかっこいい!!

前回から蹴り主体に戦ってくれましたが、もうとにかくその姿に惚れます。

クラウスさんとのコンビネーションも圧巻で、「好き…」しか言えませんでした。本当にありがとうございました。

・ チェイン・皇(長尾 寧音さん)

なんかほぼザップと喋っていたような気がします(時々スティーブンさん)。

捲し立てる時に語頭と語尾が強まる話し方がめちゃくちゃ好きなんですよね。クールな美人の毒舌は王道の良さがあります。

スティーブンさんを気にかける描写もチラホラあり、応援したくなりました。

・ K.K(安藤 彩華さん)

今作でようやく主役回が来て、全体での出番も長くて嬉しかったです。

ライブラの一員としても一家の母としても頑張っていて、皆のことを大切に思っているのがとても伝わってきました。

特にプロスフェアー回の序盤で両手に銃を構える後ろ姿が最高にかっこよかったです。

・ ツェッド・オブライエン(伊藤 澄也さん)

真面目ゆえのボケとツッコミ(に見せかけたボケ)が可愛すぎました。

回替わりもかなり頑張っていましたね。若者組と一緒にいると楽しそうで何よりです。

前半に出番が集中していたため後半から存在感がちょっと薄くなってしまっていたのが惜しいところではありました。

・ ルシアナ・エステヴェス(田上 真里奈さん)

常に分裂状態の姿だったのでサイズ感が可愛かったです。

コミカルもシリアスもできて、ルシアナ先生がいると場の空気感が結構変わるなと思いました。

大人バージョンへの早替え大変だったと思います。声や雰囲気も変えて演じてくださりありがとうございました。

・ ザメドル(小野 健斗さん)

まずスタイルすご!となりました。細すぎる…。

アニメを意識した感じの声のトーンで人外感が出ていました。頬についてる手も立体感そのままでしたね。

クラウスさんとスティーブンさん相手によく頑張りました。

・ ザメドルの犬(郷本 直也さん)

何と言っても顔面のインパクトが強い。まあ異界生物なのでね、ある意味血界の眷属より難しい役だと思います。

原作よりもかなり戦っていました。喋った時の煽り方がすごいです。

首にリードつけてると背徳感がありました…。

3 違和感、または惜しかったところ 

・ ルシアナ先生の能力が分かりにくい

全体としては特に不満点はなかったので強いて言うならコレかなという感じです。

ルシアナ先生の能力は院長が口頭で説明する他に、何人かルシアナ先生の衣装に着替えさせて照明を点滅させてぼかして分裂している状態を見せたり、鏡を使って増えているように演出していました。

しかしほんの一瞬だったので、どうせなら思いきって分裂したルシアナ先生たちが仕事をしている様子を長く見せても良かったのかなと思います。人間はコピーできないのはメタ的にこちらも分かっていますからね。だったらいっそのこと分かりやすくしてもいいのでは…と考えました。

欲を言えば最後大人バージョンになる時も先生たちが集まって合体!!みたいな演出がほしかったです。

4 まとめ

以上、「舞台 血界戦線 Blitz Along Alone」の感想でした。安定の面白さで、何よりクラウスさんとK.Kの主役回あったことが一番嬉しかったです。推しのスティーブンさんも戦闘が神がかっていて大満足の内容でした。3作全て見ればライブラメンバーの個性が分かってきっと全員好きになるので、興味のある方はぜひ制覇していただきたいところです。

時代の雰囲気に流されて2.5に目を向けるようになったド素人ではありますが、この血界戦線の舞台のみならず様々な素晴らしい作品と出会うことができました。過去の自分グッジョブ!!  

総評でも書いた通り本当に次回作を期待したいです。原作もまだまだ続いていますし、アニメなども含めて界隈が盛り上がってくれたらなと切に願います。これからも血界戦線を応援していきますのでどうぞよろしくお願いします。


最後に、私は運営の回し者ではないのでリンク等は貼りませんが、少しでも気になっている方や購入を検討されている方の手助けになったのならそれほど嬉しいことはありません。

ここまでお付き合いいたたき誠にありがとうございました。


麸毬


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