オアシス再結成について思うことをただひたすら書きたい
「オアシス再結成確定か、2025年にウェンブリー・スタジアムで公演予定」
こういった見出しのニュースはいつものことだった、The SunやThe Timesといった英のタブロイドがまたも嘘のニュースを流して注目を集めようとしているのかとしか思わなかった。(特にThe Sunは本当にひどい、ほぼ毎年のペースで再結成についてのフェイクニュースを報じてた)
ところが今回は違った、27日にオアシスから公式に再結成が発表された。
英のカーディフにはじまり、ロンドンのウェンブリースタジアムやヒートンパークでの凱旋公演、ダブリンまでにわたる複数に渡る公演のティーザー、
そしてあの兄弟のツーショット写真が公式から発表された。
「The guns have fallen silent. The stars have aligned.The great wait is over. Come see. It will not be televised.」
(銃声は鳴り止み、星が一列に揃った。長い待ち時間は終わりだ。見に来てくれ、テレビでは放映されないからさ。)
あ、あ、あ〜〜〜〜〜〜!!マジだ!!本当に再結成した!!うわ〜〜〜〜〜〜!!!
09年にリアムギャラガーとノエルギャラガーからなるギャラガー兄弟の仲違いでの原因によりノエルが脱退を表明し、ひいてはオアシスそのものが解散をすることになって以来の活動再開。
中学生の頃虜になって以来約10年ほど追いかけてるバンドが再結成したら誰だってこうも取り乱すと思う(多分実際はこの分よりも上がっていた)、ちなみにこのとき自分は37度の熱を出していて絶賛体調がどん底に落ちていた最中、これを見てなのか熱が39度にまで上がった、書いてる今も咳はまだ止まらない。
ノエル好きの自分がオアシス再結成に正直におもってしまうこと。
しかしその反面、今回の再結成について自分はこんな疑問が生じた。
「NGHFB(ノエルのソロ)はどうなっちゃうの?もう終わり?解散?残されたソロバンドメンバーは?」
オアシスが再結成するということは、それと同時にNGHFBでのソロの活動終了、または休止するのではないかという不安である。
自分はこれが今回の再結成のなかで一番気になるところであり、悲しくなったところである。
特にNGHFBは音楽の中でも郡を抜いて大好きで、来日公演にも行ったし、大学に着ていくTシャツも、レジュメを入れるためのクリアファイルも、朝のコーヒーを飲むときのマグカップも全てNGHFBのグッズで、嫌な講義を受けに小田急線に乗るあの時間も駅までの自転車でもさえ愛してやまないノエルギャラガーがイヤホンから流れている(この退屈で長い文章を書いてるときでさえも)。
ノエルの音楽や人物、趣味嗜好、NGHFBの作品やバンドメンバー、着ているデニムのジャケット、その全てが大好きで大好きで仕方がなかったし、いつでも彼の存在が自身のメンタルヘルスを支えてくれてる。
そんな大好きなバンドが今回の再結成を機に終わってしまうのか、ノエルがこの素晴らしいバンドとキャリアを手放すという選択を取るのかという懸念、いずれにせよしばらくは見ることができないという事実が自分にとってはとても悲しくも複雑に感じた。
リアムギャラガーのことを考えてみて、オアシス再結成に感じること
一方でオアシス再結成にあたって安心したこともあった、それは弟リアムのことであった。
オアシスが解散してからというもの、ソロを成功させたノエルが順風満帆な生活を送っている反面、リアムは10年にノエル以外のメンバーと、オアシス活動時に溜め込んでたボツ曲を握りしめBeady Eyeを結成「オアシスよりも成功させてやる」「過去にすがりつくヒマなんてねえよ、ファック」など豪語し、ノエルとの決別を決意した。
Beady Eyeの中でもお気に入りの3曲(Iz Riteを除く2曲はオアシス活動時期に作られてた)
しかしノエルを欠いたバンドは鳴かず飛ばずであっけなく解散、その同時期に隠し子騒動、パートナーとの離婚、自身の家族との別居、自身のファッションブランドの営業不振など、リアムは公私ともにオアシス時代とは真反対の災難な時期を送ることになり音楽業界からも引退してしまった。
その中リアムは17年に自身のソロ活動を始め、アルバムは全て英1位を獲得しブリット・アワードなどの複数の賞にノミネート、映画化、2日間のライブ動員数17万人など、ソロを通して様々な成功を収めた。新しいパートナーとの結婚、疎遠になってた娘モリーとの再会、タイから犬を引き取るなど生活面でも充実している。
そんな中でリアムが唯一、想っていた人物が居た、それが実兄であるノエルだった。リアムはオアシスの再結成について常々切望してて、兄ノエルとの和解を何度も試みていた。
リアムにとってこのソロ活動は兄ノエルへの挑戦状でありリベンジでもあり、壮大なラブコールでもあったと思う。
つまりオアシス再結成というのはリアムにとって最高のサクセスであり一つの到達点でもあると思う、自分はこのリアムの一連の活動をリアルタイムで見ていたからこそ「やっとリアムの努力が実った、ノエルに届いたんだ」ととても安心した。数年間片思いしてた相手とやっとの思いで結ばれたって考えると多分わかりやすいと思う。
けどこの再結成でリアムのソロも見れなくなっちゃうのかと考えると少しつらい、ソロになっての曲は好きだったしそれにBeady~からソロまで共にサポートメンバーで居てくれてたジェイメーラーのことを考えるともう、それはもう。
最後に言いたいこと
ここまで厄介オタクの退屈な拙文を読んでくれた人は、ありがとう(いるの???)
改めてオアシスが再結成したことには今も驚いているし実感もないし、本当にこれが現実のなのかも怪しいくらい、だって、よく話に聞いたオアシスをリアルタイムで過ごした若者なんだよ??自分たちが、やばくない??
特にオアシスは全アルバム、シングル、曲、未発表曲を聴いたし、それはもうイントロクイズだったら絶対負けないくらい、昔やってた99人の壁って番組に出てたら絶対優勝してたと思うし、それくらいオアシスのことは大好きでそれくらい嬉しいことなのも確か
どうしよう来日したら、どうしようMステとかに出ちゃったら、どうしよう来日公演の前座にヘルシンキとかおとぼけビ~バ~なんかが出ちゃったら(そんなことになったら絶対見に行く、死んででも)
みたいなワクワクが止まらない
けど、けど自分はあの二人のソロをもっと見ていたかった〜〜〜という感情もあるし、あの二人がお互いの兄弟なしでどこまでやれるのか?というのを見るのが楽しかったからその寂しさもあるし、感情がぐちゃぐちゃになっている、これからオアシスとしての二人がどんな景色を見せてくれるんだろう、どんな音楽をしてどんな衝撃や感動を与えてくれるんだろうと今からでも楽しみ。
だから解散しないで、というかもう絶対に喧嘩しないで、二人のことが大好きだから、Let There Be Loveやね