株式会社エフ・ポートの『FCCスクール』は投資詐欺だったのか?検証してみた
2024年6月18日に行政処分を受けた「株式会社エフ・ポート」。
証券取引等監査委員会によると、投資助言・代理業を遂行する人的構成が整っていないまま「FCCスクール」や「10倍株発見プロジェクト」等のサービスを運営していたそうです。
その結果、行政処分では「金商のはく奪」が命じられました。
金商がはく奪されたことで投資顧問業を続けるのが不可能となったため、2024年10月現在、株式会社エフ・ポートは提供サービス「FCCスクール」の販売を終了しています。
行政処分を命じられた際に有料サービスを契約していた投資家には返金方法を案内していたようですが、それ以前に利用料金を支払っていた元会員の投資家から不満の声が挙がっています。
また、一部の投資家のあいだでは株式会社エフ・ポートが社名を変更して新しい投資関連サービスを提供し始めたという噂も流れているようです。
すでに閉鎖した投資関連サービスではありますが、当記事では注意喚起を兼ねて「FCCスクール」を紹介しています。
最新の会社概要や投資実績、提供サービスなど、株式会社エフ・ポートの『FCCスクール』に興味のある方は当記事をご覧ください。
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FCCスクールとは?
FCCスクールは株式投資とFXの投資スクールでした。
億トレーダーの「富龍(ブル)」氏と「絵馬(エマ)」氏が講師として、投資で成功する秘訣をオンラインで伝授していたとのこと。
スクールを運営していた「株式会社エフ・ポート」は、当時、⼭⼝雅史氏、川﨑俊和氏、藤⽥晃輔氏という3人の分析者が在籍していることを明記していました。
そのため、富龍氏と絵馬氏の正体を気にしている投資家は少なかったように思います。
多くの投資家は「分析者の中に億トレーダーの富龍氏と絵馬氏がいる」と考えていたのでしょう。
その考えが間違っているとは私も思っていませんでした。
FCCスクールの悪質な実態とは?
株式会社エフ・ポートが行政処分を受けたことで、FCCスクールの悪質な実態が明らかになっていきました。
どうやらFCCスクールは代表取締役として名前が掲載されていた「山口雅史」氏ひとりで運営していたようです。
さらに運営の実権は株式を100%保有している内藤氏が握っており、山口雅史氏は言われるがままに法令違反行為を繰り返していたとのこと。
山口雅史氏にはトレードで億を稼いだ経験すらなく、富龍氏と絵馬氏は架空の人物だったことも発覚しています。
公式サイトには「26名の常勤役職員(スタッフ)がいる」とも掲載されていましたが、それも嘘だったみたいです。
FCCスクールが嘘だらけの悪質な投資関連サービスだったのは言うまでもありません。
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下記の記事で紹介しています。
FCCスクールの会社概要
そんなFCCスクールを運営している株式会社エフ・ポートは当時、公式サイトに会社概要を掲載していました。
▼株式会社エフ・ポートの会社概要
運営会社:株式会社エフ・ポート
代表者:山口 雅史
所在地:香川県高松市寿町1丁目4-3 高松中央通りビル2階
電話番号:087-802-1786
メールアドレス:info@f-port.jp
備考:四国財務局長(金商)第24号
金商登録を済ませていたことを考えると、掲載されていた所在地等に嘘は無かったのでしょう。
ちなみに、2022年には新体制と称して「FCCスクール」の契約プラン名や契約書面の内容、資本金が変更されましたが、会社概要の変更はありませんでした。
いま思えば、この際に山口雅史氏がFCCスクールを一人で運営することになったのかもしれませんね。
FCCスクールからの返金は?行政処分後の対応は最悪?
先述した通り、株式会社エフ・ポートが行政処分を受けたことで「FCCスクール」は現在サービスの販売を終了しています。
行政処分では金商の剥奪を命じられたため、会員の中には利用期間が残っているにも関わらずサポートが打ち切りとなった投資家もいたとのこと。
そのため、FCCスクールを運営する「株式会社エフ・ポート」は、利用期間が残っている有料会員に対して料金の返金を実施するようなニュアンスのメールを配信していました。
しかし、会員がいつまで待っても株式会社エフ・ポートから全額返金が実施されるという連絡は届かなかったみたいです。
全額返金のお知らせが無いまま、一方的に退会手続きを促すような連絡が届いたことに対して有料会員の投資家たちは不満を抱いています。
FCCスクールの最新のクチコミ評価は?
掲示板やSNSには、投資家から低評価クチコミが投稿されていました。
行政処分を受けたことはもちろんですが、長らく投資家に嘘をついて契約を促していたこと、サービスが最後まで提供できていないにも関わらず全額返金を実施しないことに対する投稿が多いようですね。
一部の投資家は連絡も取れなくなっているようです。
9月には連絡があると言われていたようですが、返金問題は解決しないまま10月も後半に突入しています。
FCCスクールはもっとも安いスタンダードコースでも121,000円の利用料金が発生する投資関連サービスです。
多くの投資家が最新情報を待ちわびていることでしょう。
ということで、株式会社エフ・ポートとFCCスクールの返金問題については最新情報を入手でき次第、ご報告していきます。
不安になった際には当記事をご確認ください。
FCCスクールがリニューアル?!
また、FCCスクールを運営している株式会社エフ・ポートは社名や代表者を変えて別の投資関連サービスを販売しているとの噂があるようです。
今回の調査時には正確な社名等を知ることが出来ませんでしたが、新しい投資関連サービスは「AI」を使ったシステムで株情報を選定しているとのこと。
FCCスクールの高額コースを契約していた元会員を中心に勧誘がおこなわれているとの情報も耳にしたので、お心当たりの方がいれば連絡をいただけると嬉しいです。
検証結果まとめ:株式会社エフ・ポートの「FCCスクール」は悪質な投資関連サービスだった
検証の結果、FCCスクールは現在サービスの販売・提供を終了していることが分かりました。
FCCスクールを運営していた「株式会社エフ・ポート」が2024年6月18日に行政処分を受けて金商をはく奪されたため、投資関連サービスの販売・提供を継続できなくなったみたいです。
株式会社エフ・ポートは、FCCスクールの代表取締役を名乗っていた「山口雅史」氏ひとりで運営していたみたいですね。
厳選銘柄や投資助言を提供するにあたって必要な人員を確保できていない状態だったうえ、その実権は株式を100%保有していたオーナーの内藤氏が握っており、投資関連サービスとして正しく機能していなかったことが発覚しています。
行政処分を受けてサービスの提供を中止せざるを得なくなったため、FCCスクールには会員の投資家から返金対応が求められています。
投資家を騙して有料サービスの契約を促していた事実を考えると、FCCスクール(株式会社エフ・ポート)は投資詐欺と言えるのかもしれません。
掲示板やSNSでは集団訴訟の話も浮上しているようです。
投資詐欺だと認定されるかどうかは株式会社エフ・ポート並びにFCCスクールの今後の動きにかかっていると言えるでしょう。
今後、どのような動きがあるのかは気になるところですよね。
追加の情報が入り次第、追記していきたいと考えているので、株式会社エフ・ポートとFCCスクールの最新情報が気になる方は定期的に当記事をご確認いただければと思います。
最後に、このような悪質な投資関連サービスに騙されずに株式投資を楽しんでもらうために当note.では「実際に利用して成果を実感できた株情報サイト」を紹介しています。
株式投資にお悩みの方は、ぜひ下記の記事を参考にしてください。