6回目のマダミス『何度だって青い月に火を灯した』
念願叶って遊んでまいりました、
『何度だって青い月に火を灯した』
グループSNEさんの『Mystery Party in the Box』シリーズ、第2作目。
名作との呼び声高い作品。
遊ぶ機会に恵まれて感謝です。
これでもかというほどの絶賛レビューになっていますので、そういうのはちょっと胡散くさいわぁ、という方は閲覧ご注意ください。
でもホントおもしろかったんで、情熱のまま書き連ねます。
プレイヤー数:6~7人
公式プレイ時間:150分
『何度だって青い月に火を灯した』のレビュー(ネタバレなし)
●シナリオ概要
評価
作品を「シナリオ」「ギミック」「推理」「キャラ」の4つの要素で評価しました。
あと、すべての要素を包含する「で?けっきょくおもしろかったの?」という項目も設けております。
・シナリオ
わかりやすい世界観です。
設定表を読む込む段階で違和感なく物語世界に入っていけます。
魅力的なキャラたちと共に参加者が物語を紡いでいく感じが味わえる、素晴らしいシナリオだと思います。
物語を体験しているときも、体験後に振り返りをしているときも楽しい。
あの場面であのキャラはどんな心情だったろうか、物語終了後あのキャラはどうなったろうか、と思いを馳せずにはいられません。
・ギミック
ゲームシステムに見事に組み込まれているためギミック自体は目立たないのですが、シナリオやプレイヤー同士の駆け引きに関わってくる秀逸な内容です。
プレイヤーのギミック処理に対する負担感も少ない、というかほぼ負担ゼロです。
本作はシナリオが持つ魅力で物語主導になりがちなところですが、このギミックによってマーダーミステリーとしてのゲーム性が活きているなあと感じました。
でもってギミックがシナリオをさらに活かす、という相乗効果で「なに?もう無敵なの?」って感じになります。
『青い月』あんたすげえよ…
・推理
あくまで主観。自分が経験した卓での話ですが、マーダーミステリーとしてちょうどいい難易度の推理要素、だと感じました。
「必要な情報を整理していけば真相に辿りつけるが、各プレイヤーの思惑によってそこは一筋縄ではいかない」という理想的な難易度になっているんじゃなかろうか。
・キャラの魅力
『青い月』の作者のおひとり、黒田尚吾さんが『Mystery Party in the Box』シリーズのHPで述べているとおり、
https://mpb.cosaic.co.jp/
本作はそれぞれのキャラの「生きてる感じ」がすごく伝わってきます。
とてもいい。すごくいい。
なぜこのキャラはこういう行動をしたのか納得できるし、キャラへの感情移入もしやすいと思います。
これは自分が担当したキャラだけではなく、すべてのキャラにいえることです。
こういう背景があるならこうするよね、こんな感情持つよね、そうだよねって、腹落ちする感じ。
人物設定がしっかりしていて、かつ、プレイヤーの想像によってキャラの一面を創造できる余白も残されています。
わたしは、物語が進むにつれて感情移入をフックにプレイヤーとキャラがリンクしていく感じを味わえました。
・楽しめた?
もちろんです。おもしろかったです。
体験できてよかったと心から思います。
うちの息子たちに
「きみたちも大きくなったらこのゲームで遊んでみて」とお薦めしときました。次世代に伝えていきたいゲームです。
『何度だって青い月に火を灯した』を体験してきました
魅力的なシナリオとゲーム性が融合した、まさにマーダーミステリーの傑作。
未体験の方はぜひとも遊んでください。
うわさに違わぬ素晴らしい物語体験が待っているはずです。
わたしが普段から参考にさせていただいている、ボードゲーム・マダミスのレビューブログ ゆゆゆろぐ。 さんでは『青い月』を”中級者の方におすすめしたい”といった旨の記載があって、なるほどね!と膝を打ちました。
たしかに『青い月』は何作かマダミスを経験してから遊ぶと、より味わい深い体験ができるんじゃないかと思います。
もちろん、初心者の方とかマダミスを遊ぶのは初めて、という方にもお薦めできる作品です。
・最後に告知
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
名古屋近郊でマダミス会の開催を予定している「かんざき」です。
今後、ツイプラ、ジモティーなどの媒体でマダミス開催の呼びかけを行っていきます。
各プラットフォームで「マダミス 愛知 名古屋」といったキーワードで検索してくだされば引っかかると思います。
ご興味あってご都合つく方はぜひ一緒に遊んでください。
何卒よしなに。
読んでくださってありがとうございました。 とても嬉しいです。