グミ12品。食感を比べてみた
こんにちは!味香り戦略研究所です。
最近、お菓子売り場でグミの巨大勢力が押し寄せて来ていることにお気づきでしょうか?それもそのはず、グミの売上はここ数年上昇傾向にあるのです。
今回は、そんな子供から大人まで幅広い層に人気のグミについて、食感を中心に深掘りしてみました。
グミの勢いは止まらない⁉
【図1】に「錠菓・清涼菓子」「チューインガム」「グミ」の売上推移をまとめました。「錠菓・清涼菓子」「チューインガム」は横ばい傾向なのに対し、「グミ」は右肩上がりで、2022 年には 562 億円(前年比 14.0% 増)規模まで上昇するなど「グミ軍団」の勢いを感じます。
グミ12品の食感比べ
次に金額 PI 値※が高かった商品に加え、パッケージに食感表現があった全12商品を、食感を数値化する装置を使って分析をしてみました。
※金額PI値は、店全体の来店客1000 人当たりの買い上げ率を表しており、商品の人気度を推測できる値です。
「カバヤ タフグミ」と「明治 果汁グミ弾力プラス」は硬さと弾力が共に強く噛みごたえがあるので、ガムの様に長く楽しめそうなグミです。
「カンロ カンデミーナ」や「ハリボーゴールドベア」は弾力はそれ程ありませんが、硬いグミが食べたい時にはおすすめです。
他とは異なる特徴だったのは「UHA味覚糖 コロロ」で、弾力は強いのにやわらかいので、パッケージに記載されている「ぷるん」とした食感を楽しめるグミです。
また、今回測定した中で最も金額PI値が高かった人気の「カンロ ピュレグミ」は歯切れがいい食感で、1988年発売のロングセラー商品「明治 果汁グミ」は中心に近いバランス型でした。
お好みの食感は見つかりましたか?気分に合わせてグミの食感を決めるのも楽しいかもしれませんね。
ガムでの知明度が高いキシリッシュ(明治株式会社)が、商品をガムからグミへと転生させて発売する等、まだまだ話題性もあるグミ市場。グミ軍団の勢いは止まりません!