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何の身にもならない話⑱
他人に優しくできる人は、どういう人だろう。
どうしたら人に優しくできるんだろう。
ふとそんなことを考えてみました。
同じような境遇にいたから。
人の気持ちを想像する力に優れているから。
ベースはそうかもしれません。
その土台から、どうやって優しさを体現することが出来るんだろう。
思いを巡らせて出た答えが、自身への愛情と強い心でした。
人に優しくあろうとすると、自分にはそれ以上に優しくないと難しい。
自分に厳しく、人に優しく、は長続きしないと思います。
自分を犠牲にしてでも、人に優しくすべきだ、
自分のミスや弱さは許せない。
そんな考えだと、軋みが生まれて、いびつな優しさになると思います。
そんな優しさはすぐに崩壊してしまいます。
もちろん、自分が過酷な状況にあっても、他人に優しく出来る人はいます。自分のことが好きじゃないからこそ、人に優しくする人もいます。
でも、自分の場合、人に優しく出来るのは、心身ともに健やかな状態の時だけです。器が小さいと言われればそれまでですが。
そこは置いといてください。
ポジティブなエネルギーに満ちていて、幸せを感じているとき。
その幸せを他人にお裾分けできる余裕が生まれる。
その余力を使って、自分に無理のない範囲で、得意な分野で、誰かを助けることができると思います。
だから、まずは自分を大切にしようってことです。
それと強い心を持っていること。
優しさを表面化できる人は、とても心の強い人だと思います。心の中で思っているのと、実行に移すのとでは、大きな差があります。
その差を埋めるのは容易ではありません。
余計なお世話かもしれない。
誹謗中傷を受けるかもしれない。
他の人を傷つけるかもしれない。
そんな不安や恐怖が脳裏をよぎって、結局行動に移せずに終わる。
しばしば起こります。
誰かの痛みに気づける。
その痛みを改善しようというエネルギーがある。
そしてそれを実行に移せるパワーがある。
たくさんのステップを踏んで、ようやく人への優しさが完結するように思います。
何もしないのが一番です。
その方がラクだから。
それでも、考えて、行動に移せる人がいる。
本当にうらやましいし、尊敬します。
行動しなくて後悔するなら。
自分を責めて、落ち込むなら。小さなことからでも始めてみよう、その意識が大切だと思います。
時間も気持ちも身体もぎりぎりで、ようやく日々を成り立たせている。
そんな過酷な時もあります。
そういう時は、無理はせず、自分を存分に労ればいいと思っています。
でも、普段から自分を愛して、小さな幸せを積み重ねていけば、他の人に愛情を注げる瞬間も増えるかもしれない。
そして後悔する前に一歩踏み出してみる。
そうすれば、もう少し優しい日常になるかもしれない。
そんなことを思いながら、思い切り自分を甘やかしていきます。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。