【365日のわたしたち。】 2022年5月26日( 木)
社会人になって、昼間の景色を見ることがほとんどなくなったと感じる。
もちろん、お昼休みに外に出たり、
休日の昼間に外に出れば楽しめるのだけど、
そうじゃないのだ。
あの、なんとも言えない「昼間」という空気。
あれは、なんでか平日の昼間、仕事がない時にしか感じられない気がするのだ。
きっと、俺の心のフィルターがそうさせているのだろう。
今日は、思いつきで有給を取ってみた。
朝は9時少し前に起き、少しソファで携帯をいじる。
そろそろ朝ごはんを食べようか、と思い立ち上がった。
ふと、窓が目に入り、ベランダに出てみた。
もうすでに太陽は昇っている。
明るくて眩しい、初夏のような日の加減。
あ、これだ。
懐かしい。
俺が知ってる、小さい頃から知ってる、あの昼間だ。
そう感じた。
風の吹き方、太陽の照り方、自動車とトラックの行き交う排気音。
久しぶりに見つけたなぁ。
思わず、深呼吸をする。
そこには確かに、俺の知っている昼があった。