【365日のわたしたち。】 2022年5月16日(月)
家の近所に、なんとも優しい顔のお地蔵さんがいる。
道にちょこんと、一人だけ。
どうしてこんなところに?というようなところにいるから、出勤のたびに気になって見てしまう。
薄汚れた赤い前掛け?のようなものを首に巻かれて、お地蔵さんは今日もにこやかだ。
ここにどれくらいいるのだろうか?
もう、みんなここにこんなお地蔵さんがいることなんて忘れてしまってるんじゃないだろうか?
そう思いながら、毎日横目で眺めていたお地蔵さん
しかしある時、お地蔵さんの前掛けが新品のものに取り替えられていたのだ。
思わずお地蔵さんの前で立ち止まってしまった。
このお地蔵さんを誰かが気にかけているんだ。
そう思うと、なんだか心救われた気がした。
自分は救わないのかい!というツッコミを自分自身にしながら…
いつも穏やかな笑顔だったお地蔵さん
今日はなんだかウキウキした笑顔に見えたのだった。