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木星がヤバイという話…
先日、中秋の名月が話題になり、久々に天体に思いを馳せてみたりしてました。(UPするのが遅いので…)一般的に天体というと、天体観測をイメージされる事が多いですが、惑星の内部がどうなっているかとか宇宙のスケールはどのくらいなんだとか、そういう物理的な所に興味を感じる方も多いのでは。
そういう対象として身近で、かつ不可思議で、恐ろしい存在でもあるのが、木星でございます。ほとんど岩石ばかりの無機質な「水星」、地球温暖化が進んだ未来の地球との見方もある「熱が外に逃げていかない」灼熱の地獄のような惑星「金星」人類が住める可能性があり色々と研究は進んでいますが、とにかく昼夜の気温変化が凄まじい「火星」、巨大な輪っかがシンボルのようになっており木星と同じガス惑星ながら、まったく模様が出ていないあの姿が却って異様な迫力を感じさせる「土星」。
それらろ比較しても木星は、その大きさやあの異様な渦巻き状の形状などから、嫌でも興味をそそられてしまう天体。
大きさはおよそ地球の10倍、真ん中にある大赤斑の中だけで地球が2つ分入ってしまうとも言われています。数十万キロ離れた位置からでも強烈な放射線で人間は死に至ると言われ、真ん中には地球よりも大きい規模の岩石が核となっていると言われますがその外部は金属水素やヘリウスなどが取り巻くガス惑星だと言われています。
木星で有名なのがおよそ地球が2つ分くらいまるまる入ってしまうほどの大きさのひときわ目立つ渦の部分「大赤班」ですね。大赤班の風速は秒速180メートル、地球上の最大のものでも秒速140メートルで、それ以上のものが常にこの嵐の中では吹いている。それも観測史上発見されてからの300年の間、一度も途絶えることなく…(ちなみに地球温暖化の影響で今のままだと80年後は日本のどのエリアでも毎年風速90メートル級の台風がやってくるため、耐震構造以上に家の建築基準そのものを変えていく必要があるそうです。その頃には人口も現在の半数程度に激減してしまっているでしょうが…)また、大赤班周辺で起こる雷は水爆数発分(地球の雷の数百倍相当だとか)
こんなとんでもない惑星でも宇宙規模で考えれば太陽系内部という町内規模のスケールの中で起こっているような話で…宇宙にある光っている星々(恒星)の周りには木星型のガス惑星は無数にあり、とんでもない大きさを誇るものもザラだとか。この木星がその巨大な磁場や隕石で外部からやってくる巨大隕石を地球に寄せ付けず内部に飲み込んだり、外側に弾いたりもしている訳ですな。あと少し大きかったら太陽になっていたかもしれないというのも有名な話。
その外側をまわる衛星(地球で言う月)も数多く有しており、もし木星圏内に人類が進出することがあれば衛星基地となりそうなガニメデや、玉ねぎのような穴が無数にあいているイオなどが有名でしょうか…
身近でありながら、美しくも、恐ろしくも見え、その存在から逆に宇宙のスケールも垣間見えてしまう。不思議な魅力が木星にはあるように感じます。
あまりに巨大で不可思議なものに妙な魅力を感じる人は昔から多いようで(例えば数百メートルも底が見えない大穴や巨大な仏像やダムなど)木星の吸い込まれそうな巨大なガスのうねりのような外観から、中に投げ込まれる悪夢をイメージする人も多いようです。
実際木星内部に突入したらどうなるか、シミュレーションした動画もたくさん出ています。
https://www.youtube.com/watch?v=xuIktKUY5ms&t=420s
NASAが探査船カッシーニを最後に木星に投下するという事があったようですが、投下後わずか30秒ほどで音信が途絶えたそう。恐ろしや…