まさか話しかけてくるとはな

というわけで先日の話。

日々、誰とも絡まずに過ごすために読書をしているわけだが、何かのバグなのか、いきなり話しかけて来た奴がいた。

同じクラスの、太った男。メガネ。

彼はテニス部所属で、ギターも弾くらしい。
一度、テニスをしている姿を見た事があるが、やはり爽やか度ってのは、競技ではなくその人の身なりそのものが大事らしい。文化祭では自身のバンドも曲を披露した模様だ。

「何読んでるの?」

本心から興味があるとは思えない口調だ。いや絶対興味ないでしょ。だがとにかく俺に聞いて来た事は間違いは無い。

「いや、別に…」

とだけ答えた。
何もかも分かって貰おうとは思ってないし、本の内容なぞ、何なら俺もよく分からんのだ。すまんね。

でもこの事実を心に刻むよ。話しかけて来てくれてありがとう。会話なんて興味なんか無くても、意味なんか無くても、とりあえず話しかけて見るのも大事かもな。

あと好きな事は聞かれたら、誰しも語りたい欲求ってあるよな。それって嬉しいよな。この感じも、もう少し大人になれたらきっと役立ちそうだ。

例えば逆に彼に対して、ギターなに弾けるの?テニスなんでやってるの?って聞き返したら、絶対にテンション上がって語りまくるよな。

残念ながら俺の場合は、好きで読んでいたわけでは無いけど、あくまで一般的な話です。

まぁ同じクラスの中にも色んな奴がいるんで、自分の事は棚にあげて紹介して行きますよ。1日がまた過ぎて行くねぇ。

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