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11日目(2/3)~新婚なのに女一人で歩きお遍路~                            ◎くわずがいの採掘場                                ◎電車待ちダメージ

備忘録35(038)
※歩きお遍路の記録です。
料金や宿泊などの情報が知りたい方は
11日目(3/3)の「情報まとめ」を見てね。
2017年情報なので注意です。

【前回の記録】
大切な納経帳との再会を果たし、今夜の宿泊場所も決まって一安心。
善根宿の萩森さんに般若心経と祝詞を教わり、心穏やかに27番札所を満喫する。

超簡単なあらすじ

◎くわずがいの採掘場

納経も終わり
今度はしっかりリュックに収納
移動時は後方確認
何も忘れないように
何も無くさないように。

舗装路の下山は楽勝
とりあえず
海方面に出なくてはならない

お腹減ったなぁ
お店とか全然ないし

唐浜の採掘場
無料で勝手に採掘していいらしい
建物とか何にもない
看板が無ければ絶対気が付かない

結構たのしそう
採掘とか興味ある
無料だし
予約しなくていいとのこと
こんなところもあるんだなぁ

まだ海までは遠い
昔はここも海の底だった
ということらしい

ここには
不食貝くわずがいの伝説がある

【不食貝の伝説】
この土地の人たちが貝を焼いていると、弘法大師が通りかかった。
弘法大師は「その貝を恵んでもらえないか」とお願いするが、
土地の人たちは「これは食えない貝だ」と分けるのを拒否した。
弘法大師が立ち去った後に食べようとすると、貝は土石に変わってしまい食べることができなくなっていた。
よくばりのいましめとして、この近くの貝は全て土石になったと言われている。

食べ物の恨み(?)は恐ろしい
空腹ってつらいよね
現在13:30をすぎている
私もお腹空いたよぉ

お店調べるの面倒だし
そもそも何もなさそうだし
下山したら早くに宿へ行こうかな
電車で宿まで行って
明日に戻ってくればいい

線路は海沿い
つまり駅は山のふもとにある
14:30に到着
「早くに到着OK」
と萩森さんに確認済だ
今日はゆっくりしよう

さてさて
普通電車
時刻はどうかな

…次は3時間半後

は?
そんなことある?
初めてみたよ
こんな待ち時間(笑)

幸い近くに広めの休憩所がある
メチャ寒いし(現在2月)
とりあえず
少し休憩しよう

◎電車待ちダメージ

座った瞬間
強烈な疲労感に襲われる
そして空腹を思い出す

昨夜の「旅の宿美園」さんより

おにぎりひとつ
空腹の折り
ありがたさ倍増

今日の教えは
 「親切と向き合う」

納経帳を忘れるという
ダメな私

女将さんは
車を出してくれて
おにぎりも持たせてくれて

お寺の人は
急いでいるだろうからと
すぐに対応して
優しい言葉もかけてくれて

鳥取Kさんは
宿の心配して情報もくれて

善根宿の萩森さんは
わざわざ待っててくれて
般若心経や祝詞を教えてくれて

誰も見返りなど求めていない
ただただ 親切を頂いた

感謝をかみ締め
休憩がてら
旅のメモでも残そう
そう思ったら
今度は急激な眠気に襲われる

寝たらダメだ
唯一の残食
乾パンでもかじろう

乾パンって
口内の水分持ってかれて
何かが削られる気が…
コンビニが恋しい←
東京では店出た瞬間に他店が見えるのに…
次は多めにパンを買おう
(↑軽いから)

…つらい

納経帳が戻り
祝詞を聞いて
ゆっくり参拝して
回復したように感じていた
だけど
体が重い
疲労感が強い
すごい眠いし
気分もまた下がっている

1時間弱ほどかけて
何とか旅のメモを残す
昨日は納経帳騒ぎで未記入だった

よし
まだまだ長い待ち時間
1駅分でも先に進もう!

休憩所を出発
と思ったら
電車が来た

ん?
あの電車は?
時刻表には無かったよね
表記は快速

あぁ~~
乗ればよかった

どうやら
時刻表を勘違いしていた様子
快速に乗って途中乗り換えだ

しかし
ビックリして判断は間に合わず

無人駅だから人に聞けない

HP|《ヒットポイント》消費
ダメージを負った気がする
ただの電車待ちなのだが。

慣れない時刻表って難しい
次の乗り換え電車は
50分弱
微妙~~
次の駅まで歩いたらギリギリ
もし乗り遅れたら
なんと次は夜になる

1駅歩くのは諦めて
今度は駅のホームで待つ

休めってことかな?
いや、
宿で休みたかった


―――――――――――――――

何かしていても、何もしていなくても、
時間って過ぎていくのは、この時も今も一緒。
一歩一歩、一頁一頁 進もう。
次回は文章が長くなりますがぜひお付き合いください。

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