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6日目(2/3)~新婚なのに女一人で歩きお遍路~「徳島編」                        ◎一緒に歩く ≒ 一緒に進む                ◎急ぐか休むか、答えがでない   

備忘録19(021)
※歩きお遍路の記録です。
料金や宿泊などの情報が知りたい方は
6日目(3/3)の「情報まとめ」を見てね。
2017年情報なので注意です。

[前回のあらすじ]
二人の歩きお遍路さんから情報を入手し、
足のマメが悪化しないよう注意しながら坂道を進む。
「一人で通行しないで」と書かれた看板に怯むが、
居合わせたお遍路さんの後を密かについていくことに。

超簡単なあらすじ

◎一緒に歩く ≒ 一緒に進む

登った山は下りなくてはいけない

看板での脅迫にドキドキしつつ
かなりの急斜面を下りていく
「スネや膝が痛くなる」
と聞いていたが
私は足先がやや痛い
マメの影響かな?

時間にして20分
前方の男性お遍路さんは
最後までチラリともせず去っていく
少し、残念…
ワタクシ人恋しいです(笑)

そしてシンプルなお言葉を発見
山を下りると開けており
道中にはいくつも休憩所を発見

宿泊が一緒だった
Iさん と Kさん
二人には道中で何度もお会いした

キャリーバックの Iさん
歩く速度が結構速い
しかし
お参りが丁寧なので
私はその間に追いつく

大きいリュックの Kさん
どうやら腰痛持ち
登りや下りはマイペース
だけど
休憩が少ないので
私の休憩中に抜いていく

札所であったり
休憩所であったり
抜きつ抜かれつ
追い越し越され

会話はほとんどしない
一緒にも歩かない
けれどなんとなく
一緒に進んでいる気になる
歩くって面白い

Kさんにおねだりした
私の後ろ姿
ご協力に感謝です♪
この後はダッシュで戻ってきたよ(笑)

◎急ぐか休むか、答えがでない

次の札所も山の上にある
ということで
再び山に登る

何とも魅力的な看板を発見
もちろんロープウェイは使いません

お昼に差し掛かり
疲れてきたのだろうか
思ったペースで進めない

前半が調子よかった分
何度も小休憩すると
今度は焦りが生まれてくる

急ごう
スピードアップ!

…しようとして転倒
思った瞬間にコケた感じ
しかも
弘法大師様(杖)の頭を
ガッツリ地面についてしまった(汗)

金剛杖つえはお大師様の化身…
少し汚れたけど
おかげで無傷
ごめんなさい、ありがとう

足首捻ったりしたら大変だ
焦るべきではないのだろう

そしてこのタイミングでお言葉

焦らないって難しい
なるべく早くお遍路を廻りきりたい
変な見栄がある
主張したいプライドがある
競争もしてないし
リミットもないのに
この気持ちって何なんだろう

途中のお言葉
「率直な心」
「ありのままに」
「発信のお遍路、明るく楽しく修行の道場へ」

うーむ、とっても難しい
つまり
自分と向き合うことなのかな

ということで
本日の教えはこれだね
「己と向き合い声を聴く」

第21番札所 【太龍寺】

一般の参拝客は
ロープウェイを使用する
料金は2400円
結構お高い
それを教えてくれたのは
50代くらいのご夫婦

「下からは30~40分くらい?」
と話かけてくれた
時間は90分くらいですね(笑)

飴とチョコのお接待
歩きながら食べられて
荷物にもならない
取っておくことにしよう
すっごくうれしい
いっぱい頂いてしまった

しかし栄養補給は大事だ
宿泊施設で頂いたおにぎりを食す
食後に鳥取のKさんからもチョコを頂く
疲れた体に染みる
美味しさ倍増である←

ここは少し高い山なので
とても寒い
一瞬雪がパラつくほどだ
風も強いし出発しよう

次の札所までは約10km
山は越えたし余裕~よゆう~

はて、また登るのだが?
ここからは大した山ではない
だからお遍路での「山登り」
に該当しないのかもしれない

元気な時なら余裕だろう
しかし、
今のタイミングで
登り道はつらい!!

さて、どうするか
次の22番札に早く着き
さらに先に進めるのなら
明日がかなり変わってくる
一つ先の宿に泊まれるのだ

う~む
急いで今日できるだけ進むか…
焦らず体調を整えるか…
さっき
同じ問答をしたなぁ
全然答えが出ていないではないか


一緒に歩いたWさん(2日目)とは違い、それぞれのペースで進むのもまた良い関係。
面倒見がいい鳥取のKさんにはしばらくお世話になります。
いつか鳥取砂丘に行ってみたいなぁ。

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