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9日目(1/3)~新婚なのに女一人で歩きお遍路~「高知編」                ◎女の子事情                ◎修行の道場、42㎞も無理じゃない

備忘録27(029)
※歩きお遍路の記録です。
料金や宿泊などの情報が知りたい方は
9日目(3/3)の「情報まとめ」を見てね。
2017年情報なので注意です。

【前回の記録】
顔が浮腫んでパンパンになり、気休めにクエン酸ドリンクを摂取しつつも、
一日で34.5㎞も歩けるようになり、順調順調♪
今日は徳島県が終わり、高知県に突入する。

超簡単なあらすじ

◎女の子事情

4:45 起床
体調は悪くない
目覚めも悪くない
が、
何となく体が重い
腰も少し重いかも。
繰り返すが
体調としては悪くない

本日は素泊まり
朝食は昨日購入のおにぎり
食べてもお腹減ってる気がする
あぁ、
旦那が作った
玉子焼きが食べたい

旦那は料理しないのだが
なぜか玉子焼きだけは異常に上手い
もう何か月も食べてない気がする

実際は
出発の日に食べたけど。

入籍して3か月
同居して1ヵ月
新婚生活は
荷解きとお遍路準備で過ぎてしまった

お遍路はまだ1週間なので
帰るまでに1ヵ月以上かかりそうだ
毎日メールはしているが
電話報告とか大事だろうか…

とか考えて
ホームシックだろうか?
体も重いし

6:45 出発
雨だ…
雪になるかもしれない…
今度は
「天気が悪いから体が重いのかも」
と思ったが
本日、女の子の日突入

旅中の生理って
ホントにしんどい
私の場合は最初の3日間がしんどい

しかし、
体の重さも
腰の重さも
食欲の増加も
ホームシック(?)も
理由が分かって安心する
しょうがない、女の子だもん
葛根湯を飲んで乗り切ろう

◎修行の道場、42㎞も無理じゃない

宿を出発して30分
県堺に到着する
ついに徳島県が終わってしまった

標準ルートで廻る場合
徳島→高知→愛媛→香川となる
距離は最短での目安
ルートや宿の場所で異なる

四国一周のお遍路道
その距離は最短でも1000㎞以上
実際は1200~1400km
と言われている

その中で
最大の面積を誇り
一番つらいと言われるのは
高知県である

そんな高知県は
「修行の道場」と呼ばれる

【四国お遍路 4つの道場】
◎徳島県(阿波) 発心ほっしんの道場」
 →お遍路を歩き切るための基礎体力をつける道
◎高知県(土佐) 「修行の道場」
 →札所が少なく距離が長いため試される道
◎愛媛県(伊予) 菩提ぼだいの道場」
 →
菩提とは道、知、覚を意味し、あらゆる煩悩を断ち切るための道
◎香川県(讃岐) 涅槃ねはんの道場」
 
→煩悩が消えて悩みや束縛から脱し安楽の境地に至る道

お遍路マメ知識
簡単用語解説No11

徳島県では
知らないことばっかりで
迷子になったり
ペースがつかめなかったり
迷子になったり←

色々試されてる感じがしたが
ここからが本当の修行らしい

いざ、高知県へ

高知県だぁー

まぁ
特に関所があるわけではない
サラッと…(当たり前だ)

さて、雨が降っている
当時、ガラケーのため
電話タイミングが限られるので
屋根付き休憩所で宿を検討

今日の宿候補は3つ
25㎞地点の宿が一つ
それを過ぎれば42㎞地点に二つ

できれば間くらいに欲しい
私の一日のベスト距離は
30㎞くらいな気がする
宿が無いからしょうがないけど。

2日前の7日目では
「40㎞は無理」
とか思っていたが
昨日の35㎞で無駄に自信がついた

行ける気がする!!

夕飯なしの42㎞を目指してみようか
本当は夕食しっかり食べたいけど
時間に遅れたら迷惑かけるし
素泊まりなら最悪夜になっても…

42㎞先とは
次の札所の近く
24番札所 最御崎寺ほつみさきじ
こちらには
寺が運営する宿坊みたいな施設がある
その名も『おへんろセンター』
まだ微妙に迷いつつも
電話してみる

↓↓
「今日、どこから歩いてるの?
 えぇ?!
 ムリムリ、絶対無理
 女性は1日20㎞よ
 今日は雨だし
 ここまで絶対来れないわよ!」

( ^ω^)・・・
絶対って言ったなー!!

まぁ、確かに遠いぃ
しかし昨日は35㎞を
時間内で歩いたもん

40㎞以上歩く人もいるって
途中で聞いたもん

まぁ、少ないかもだけど。

『絶対』とか言われると
どうしてもやりたくなる
良くない性格である

ふむ
もう迷いは消えている

予約できなかったので
もう一つの宿に電話する

「40㎞以上ですね
 頑張ってください」

あっさりOKが出た
身構えていたので
拍子抜けである

話を聞くと
無理なら迎えもしてくれるという
あいがたーーい♪
安心して歩けるところまでトライだ

とは言え
到着できるか不明ではある
一応、朝食のみでお願いした

さて、今日の教えは
「基準の違い」である

女性は20㎞
そう言われて
ムッとしてしまった
でも
馬鹿にされたわけではないのだろう
その人にとって
40㎞は難しい距離なのだ
だから心配してくれたのだろう

心配してくれる人
  (センターの人)
応援してくれる人
  (町の人)
援助してくれる人
  (迎えもしてくれる宿)

全てに感謝できたら素敵だなぁ
私はまだまだ修行が足りない


――――――――――――――
全然写真がないので地図を入れてみました(>_<)

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