私立小学校の変わった仕事
元公立小学校教員で私立小学校教員です。今日は、私立小学校特有の仕事って何かな~って考えてみて、僕が気がついたことを書きてみたいと思います。
入試に関する仕事
定番になるんですけど、私立小学校って入試があるんですね。ご存知の方は多いんですけど、来年度の子どもたちが試験を受ける機会ってざっくりこれぐらいです。
①プレテスト
②A日程
③B日程
④C日程
年間4日間ぐらいです。土曜日開催が多いんですけど、土日両方開催する学校もあります。つまり土曜日出勤が増えるってことなんですね。
僕は入試の問題も作っていたんですけど、例年の問題を少しずつ修正するってイメージです。問題作成にあたって会議もありますし、関係の幼児向け入試塾に今年の傾向とかも伝えるので、入試までに最低3回以上は会議をする感じですね。
プレテストの人数がおよその今年度の入学数把握できますし、子どもの実態把握もここで行う感じです。
公立小学校で言うたら就学時前の健康診断で来年度の1年生の実態把握するじゃないですか。それが年間いっぱいある感じですね。
管理職になると入試にあたっての保護者の面談がめっちゃ増えるので忙しいなあ~って思いながらみています。
通学バスの添乗員
通学バスがある学校なんですけど、登下校のバスの添乗員をすることがあるんです。これは賛否両論あるんですけど、僕は行きのバスだったら楽チンで好きです。ただ、早く学校について準備したいっていうやる気満々の人は登校時間に合わせた朝のバス添乗は嫌かもしれませんけど、僕は駅から歩かなくていいのが最高です。
帰りバスは正直いうと面倒くさいなあってところです。最寄り駅まで送って学校に戻るので放課後の時間が減るのがしんどいですね。時間を有効にするためにバスの中で出来ることを考えているのが大切だと思います。
営業やイベント
私立小学校の入学者って毎年未知数なんですよね。有名な私立小学校なら毎年定員以上の希望者が受験するのですが、大半の私立小学校が定員を下回っているのが関西の私立小学校の現状ではないでしょうか。
入学者を確保するために幼児向けのイベントを実施するのは必要不可欠になっています。授業体験会や交流会など開催している学校が多くあります。
これらは平日開催もありますが、保護者の休日を狙った土曜日開催が多くあるため入試と同様に土曜日出勤は増えるのです。
年間で考えると土曜日授業を設定していない学校でも月に1回程度は土曜日出勤があるという認識なので公立小学校に比べると負担が増えますね。
管理職レベルの先生になると営業の仕事が増えます。小学校お受験幼児塾に宣伝するルート営業が主になります。他にも都道府県の私立小学校合同説明会など年間通して多くの仕事が増えるのです。
お客様ファーストでないと私立小学校は倒産してしまいます。公立小学校と大きく異なることではないでしょうか。
結局のところ会社員
私立小学校教員は会社員だと言われますが、本当にそう思います。会社員なのでいいところもいっぱいあるのですが、今回書いたような特有のお仕事があるので、この点も考慮して興味ある人は一緒に働きましょう。