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給食のない私立小学校について

私立小学校教員です。
私立小学校って公立小学校と違うところがあります。
その1つが

給食のない私立小学校


公立小学校の先生なら給食って当たり前で
毎日、ご指導お疲れ様って思ってます。
僕は公立小学校時代に給食の発注担当の仕事をしていました。
自分の学校で給食を作らない、給食センターから運ばれる地域の小学校だったので
栄養教諭さんも学校にはいなかったので、普通の教員の僕が毎日の給食数を申請していました。
年度当初に人数設定したら後は特にすることなさそうなんですけど、校外学習の日に給食を止めたり急な学級閉鎖に対応したりするので
失敗すると責任が大きな仕事でした。
できて当たり前
ミスったらやばい空気
他にも給食の物品用意とか
子どもの成長にこれ還元されるんかな?
って疑問な仕事が多かったです。
クソ仕事に時間を取られていると感じていました。
なので、僕は給食指導めんどくさいって思ってました。
実際、給食指導のトラブルって結構ありません?
用意をきちんとしない子、おかわりで喧嘩、年に数回あるひっくり返し事件
他にも保護者から「無理やり食べさせないでください」みたいな
そんなん言うてないししてませんけど…
まあ、食には人間うるさいんですよ。
お腹空いてる時間の給食当番って子どももイライラしてるんですわ。
よくね
「給食があるから小学校教員最高!」
っておっしゃる方もいるんですけど、僕から言うたら
百害あって一理なしです。
僕が働いている私立小学校は、子ども達は弁当です。
「いただきまーす」したら基本終わりです。
何も問題ありません。
用意も各自で手洗いして弁当出すだけです。
弁当の用意が難しい家庭向けに委託弁当を設けたり食堂が常設していたりする私立小学校あります。
私立小学校にとって給食がないメリットって結構あるんです。

施設費、光熱費、人件費が浮く

給食調理室の維持管理、給食調理員さんの人件費これが全て解決
私立小学校って経営厳しい所も多いので、負担は減らしたいと思います。

アレルギー対応楽チン

昨今の給食では、アレルギー対応が本当に大変です。僕も公立小学校教員時代に児童のアレルギー記入していましたが、本当に多いです。
弁当なら家庭で作られますから、保護者も安心ですし、自己責任です。

タイパがいい

給食準備時間がいらないので4時間目終了後すぐに昼食開始出来ます。このおかげで、午後の授業を早く開始出来ます。私立によっては公立小学校よりも1時間多い7時間目の設定が実現可能なのもこれが大きい。

大事件発生を阻止

ぶっちゃけ給食ってリスクでかいです。
ニュースでも思いません?何か問題起きた時だけクローズアップされるの。
毎日の給食には先生方のご苦労と当番の子ども達の頑張りがあるのにそして給食調理員さんの努力
なのにミスったっときのリスクでかいです。
私立小学校なら学校の存亡を揺るがず事件になります。
そんなリスク背負う必要ないと思うんですよね。

おわりに

以上が僕が思っていることです。
毎日、お弁当作るのめんどくさいって思うかもしれませんが
普通に慣れます。あと好きなもの食べられるのは幸せです。
食育とかあって給食大事にする気持ちも分かるのですが、僕は給食がなくて幸せです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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