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【映画感想】容疑者Xの献身
※微ネタバレありの感想です。
だいぶ前に「真夏の方程式」を見て、
その後「沈黙のパレード」を見て、
最近「容疑者Xの献身」を見ました。
東野圭吾原作のガリレオシリーズ・映画3部作。
どれも面白かった。
今回は「容疑者Xの献身」を見て思ったことを主に箇条書きでざっくり書きます。
■視聴直後の感想
湯川先生報われね〜〜! つら〜!!
ここで主題歌「最愛」はずるいよ……昔から大好きな曲です
この映画の主題歌だったのは初めて知った
これは歪んだ愛か、献身か
純愛なのに狂ってる(歓喜)
そこまで救われてたのか……。
■石神への評価
【物語序盤】
お、なんだ? ストーカーか?
【中盤】
ガチ恋厄介勘違いストーカーだ!
【終盤】
ごめん、これは献身だわ
↓
どうしてそこまでしたの……どうして……。
■時系列バラバラ感想
営業の笑顔からのガチ恋か〜お客さんへの対応に恋しちゃったパターン?
違ったわ、そんな甘いものじゃなかった
石神が授業してる教室のシーン(先生の授業を聞かずに騒ぎまくる生徒)を見て、自分が通っていた学校を思い出した……解像度高すぎる
そんな高校で教師するの今すぐ辞めよ!? 転職しよ!?
研究職や大学教授が無理だとしても、他の高校や塾とかで講師するのじゃダメ? その頭脳を活かせる職場、沢山ありそうなのに……!
正当防衛にならないの?→その証拠は確かにまずいな
物語後半までずっと、死亡推定時刻ずらしたのかと思ってた
置いていくために雪山に行ったのかと思ったけど、そこまで外道じゃなかった
湯川先生に"友人"がいて良かった
どうしてこうなってしまったんだ
ほんの少し歯車が違えば、もっと違う未来になったのかな
■個人的な感想と考察
頭がよくて論理的な男キャラ好きだから、湯川先生と石神めっちゃ好き。
普段、論理的・理知的・冷静な男キャラが感情的な部分を見せたり、
「愛」や「情」で揺れ動くのも好き。
もしも「石神が自分の数学の教師だったら?」と考えてみたけど、
私は数学が絶望的にダメだったから、真面目に授業聞くけど、理解できるかどうかは分からないな……。数字や数式が頭の中でこんがらがるタイプ。(頭の中が混乱してぐちゃぐちゃになる)
四色問題(四色定理)は面白いなと思った。
「隣同士が同じ色になってはいけない」
この台詞、湯川先生と石神のことかなーと思っていたけど、
石神と花岡親子の関係にも当てはまるのか……。
「僕に友達はいないよ」
湯川先生を巻き込みたくないから石神はこう言ったのか、本心なのか……。
数学者と物理学者だから、分かり合えないのか?
昔は友達だと思っていたけど、今はそう思えないのか?
君と僕は違うと言いたいのか?
それとも、孤独感かな……。
僕は独りだったと言いたいのかも知れない。
湯川という存在が、石神にとって「救い」だったらいいな。
切なくて悲しい、ビターな結末。
情緒ぐちゃぐちゃになる映画でした。