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財務省解体デモは対岸の火事か?
2/15に財務省解体デモがあった。初めて知った。
ブルースカイのような静かなSNSにいるとそれすらの情報も回ってこない。それがブルースカイの特長でもあるが、各国のトレンドを更新できる実装が欲しいところである。
財務省解体デモ、知っていたなら行きたかった。不満に思う事、不信に思う事、怒りに思う事、叫びたくなるぐらいにたくさんある。
解体デモに関する意見の中には「デモを起こした所で意味がない」というものもある。意味が分からない訳ではない。ただしデモに参加している行動を否定するつもりも全くない。確かに問題意識・罪の意識がなければ当事者がデモ抗議を目の当たりにしたとしても本人からすれば雑音程度にしか感じないからだ。そしてデモの目的はその当事者あるいは関係者を感化させて良い方向へ舵を切らせる事である。
だからこそ、よりはっきりと当事者に分からせる必要がある。
明確に、インパクトを以って、そして大事なのは根本的に、だ。
そのためには国民一人一人がまず問題意識を持つ事が前提となるだろう。
実際、財務省解体デモの感想をリアルタイムで見ていると賛同の声がある一方、「抗議デモを起こしているのはヤバい奴」と揶揄している声もあった。この呟きを誰がしているのかは分からない。だが仮にこれを日本人が行なっていたとして、本当にヤバい状況なのを知らないのはどっちなのかと聞きたい。
これが他国での出来事なら対岸の火事の認識でいたかもしれない(それが良いか悪いかで言えば決して良くはないわけだが)。ただ今起きている事は自国で起きている事、対岸ではなくこの地で起きている火事なのだ。
そして火事は鎮まるどころか勢いを増して広がり続けている。それを一人、少数いれば治るだろうと見て見ぬ振りをしていないだろうか。火は大きく渦巻いて火を消そうと踠いている人たちを飲み込むだろう。今の火を消すには少ない人数では足りない、もっと多くの共感を持った人間の行動が必要である。
無関心は時に自身を救う事がある。だから無関心であることを全否定するつもりは無い。ただ自分の生活を根本から支えるものに対してまで無関心でいると、早かれ遅かれいずれは自身を殺す事になるだろう。
それを免れる第一歩は少しでも多くの知識を少しでも身に付けていく事かもしれない。そしてそれはこれを書いている私にも言える事である。