「Coda あいのうた」を観た
映画好きな私。しかし最近は日々の忙しさとコロナウイルスの猛威に閉塞感MAXで、エンタメは比較的短時間でストレス解消出来るYouTubeを観ていることが多かった。そのため自然発生的に映画から離れてしまっていた。そんな中、Amazon primeで「coda あいのうた」が配信されており、先日鑑賞した。
あらすじとしては、聾の両親と兄を持つ主人公のルビー。家族で彼女だけ聴者であった。家業は漁業にて生計を立てており、いつも家族の仕事を手伝いながら通訳としての役割を担っていた。そんな彼女には歌という夢があり、家業を手伝いながらも、学校でも合唱部で活動していた…。そんな感じで始まっていく。
観終わった感想。めちゃくちゃ癒された。ものすごいスピードで精神の回復を実感するというか明日も頑張れるって本当にそんな気持ちになった。昨年の米アカデミー賞、作品賞。当たり前に完成度は高く、暇することがなかった。
なんといってもルビー役の女優さんがいい。とても多才なんだけど自然な演技が素晴らしい。役柄がリアルジブリの主人公というか、健気でいつも一生懸命で、家族思いで、人を惹きつける魅力を持っている。
父親役の俳優さんも素晴らしくて、名シーンが多かった。今作で助演男優賞を受賞しておられ、納得の演技力。実は先天性難聴で実際に聾者だそう。
その他の登場人物も良いキャラクターばかりでした。自分が好きな作品って個性的だけどどの登場人物も感情移入しやすいところがひとつポイントにある。この作品もその一つ。
この作品、「エール」って作品のリメイクだそうで、まだそちらは観たことがないので近いところで観てみたい。