mid90s ミッドナインティーズ を観た
アウトドア好きで、映画好きな私。9月となり徐々にキャンプシーズンとなってきましたが、まだ残暑が続き、台風の季節で蒸し暑い今日この頃。
そんなある日、部屋に引きこもって、MacBookにてAmazon primeにてmid90sを鑑賞しました。
綺麗な映像、音質が当たり前の昨今の映画。この映画は名の通り90sということで90年代の質感を意識して作られていて良い意味で荒さがあって、それが良い味出てて、懐かしさが漂います。映画時間も1時間25分と短めで観やすかったです。
主人公のスティーヴィー少年の青春の日常の一部を切り取った内容となっており、1990年代を知っている、特に男性は何かしら共感する部分があると思います。(私は沢山ありました。)
特に冒頭のスティーヴィー少年がお兄ちゃんの部屋に忍び込み、部屋にある洋服、音楽(今回はミックステープ)、雑誌など、いわゆる「かっこいい」、「おしゃれ」を初めて堪能します。部屋に絶対に入るなと言われたら、尚更入りたくなる。絶対入りますよね。その場面の緊張感もうまくエモーショナルに表現されていました。
そんな少年心、私も7つ離れた兄がいるのでめちゃめちゃ共感しました。自分も兄の洋服を勝手に着たり、MDやiPodの音楽を聴いたりして静かに高揚してたことを思い出しました。私の背伸びしたくなる性格はその時の影響もあるのかなぁと。
主人公スティーヴィー少年、ひとり親の母親や兄とうまくいかず、家に居場所が無くなって、街の不良グループの仲間入りをします。
そのグループと連む中で、スケボーから始まり、タバコ、酒、ドラッグなど少年心をくすぐる刺激物にちゃんと手を出していきます笑
それらを体験していく純粋無垢なスティーヴィー少年の反応がまた良き。よくその年でそんな自然な演技出来るよなって感心します。
主人公が連んでいる不良グループのメンバーもまた良いバランスで構成されてて一人一人が良い味出してます。その中での人間関係の描写も見応えがありました。
そんな不良スティーヴィー少年が最後どうなっていくのか気になる所ですが、エンディングも秀逸で、個人的にめちゃめちゃ好きでした。まさに90年代を温かく包み込んでくれるそのような。あいつ最後に良い仕事してくれるわー。
これから秋になり過ごしやすくなってくるので、夜風に当たりながらお酒かコーヒーをお供にでもまた何本か映画を観れたらなと思います。