【中国輸入ビジネス】Amazon・FBAラベル(商品ラベル)の貼り付けが不要? 代行業者に貼り付け依頼をすべきケースとそうでないケースまとめ
Amazon FBAを利用した中国輸入ビジネスは、FBAラベルの貼り付け作業が必要です。この作業をどうするかで、ビジネスの効率やコストに大きく影響を与えます。
「自分で貼るべきか」
「代行業者に頼むべきか」
「ラベル自体を貼らずに済む方法があるのか?」
本記事では、FBAラベルの貼り付けに関する3つの選択肢について、メリット・デメリットを初心者向けに詳しく解説していきます。
先に結論から話しておくと、基本的にラベル貼り付けはせずにFBAへ納品するのを弊社では推奨しています。
ラベル貼りをせずに納品ができるということ自体知らなかったという人も結構いるようですので、以下より詳細をまとめていきます。
FBAラベルとは?
FBAラベルは、Amazon倉庫内で商品を管理するために必要なバーコードラベルです。このラベルにより、商品が正しく管理・発送されます。
一つでもラベルが間違っていたり、貼り忘れたりすると、Amazon倉庫で商品が処理されず、クレームや返品のリスクが高まります。
自分でFBAラベルを貼る場合のメリット・デメリット
メリット
コスト削減
代行業者に支払う手数料(1商品あたり0.5~1元)を節約できます。ビジネスを始めたばかりで資金が限られている場合は、自分で貼ることでコストを抑えることができます。品質管理の向上
商品を手に取って最終チェックができるため、不良品や損傷を事前に防げます。
デメリット
時間の負担
商品数が増えると、ラベル貼りの手作業が膨大な時間を消費します。特に数百商品を一人でラベル貼りするのは非常に大変です。時間給で考えるとかなり割安になる可能性があります。輸送費の増加
中国から自分の元へ商品を一度送ってラベル貼りを行う場合、送料が余分にかかり、結果的にコストが増える可能性があります。
代行業者にFBAラベルを依頼する場合のメリット・デメリット
メリット
作業の効率化
大量の商品でも、ラベル貼りを代行業者に任せることで時間を節約でき、他の重要なビジネス業務に集中できます。経験豊富なスタッフによる正確な作業
代行業者はAmazonラベルに関する知識が豊富で、ミスが少なく安心です。
デメリット
コストがかかる
代行業者にラベル貼りを依頼する費用が発生します。費用は業者やプランにより異なりますが、1商品あたり0.5~1元が一般的です。商品の最終チェックができない
代行業者に任せることで、自分で商品を確認できなくなり、不良品の見逃しが発生する可能性があります。
ラベル貼り付け不要?混合在庫の活用法
FBAラベルの貼り付けを省略できる「混合在庫」という方法もあります。混合在庫は、商品にJANコードが印刷されていれば、Amazon側で在庫を管理するため、ラベル貼りが不要になります。
メリット
ラベル貼り作業が不要
ラベルを貼る手間がなくなり、商品をそのまま納品できるので時間もコストも削減できます。納品作業が簡単
商品数が多くても、混合在庫を利用すれば納品が非常にシンプルになります。
デメリット
品質管理が難しい
同一商品を他の販売者と共有するため、不良品が混ざる可能性があり、クレームや返品のリスクが高まります。ブランド保護が難しい
自社ブランド商品を扱っている場合、混合在庫では他の販売者と区別がつきにくく、ブランドイメージの低下につながることもあります。
まとめ:どの方法が適しているか?
自分でラベルを貼るべきか、代行業者に依頼すべきか、または混合在庫を活用するかは、ビジネスの規模や目的によって異なります。
例えば、自社ブランドを重視し、品質管理を徹底したい場合は、個別にラベルを貼ることが推奨されます。一方、汎用品を扱っていて、効率を重視する場合は、混合在庫を活用するのが賢明です。
ただし、筆者個人的な意見としては一般的なAmazonでの中国輸入商品販売を行う場合、混合在庫での納品を推奨しています。
結論
混合在庫を使うべき場合
・Amazonブランド登録をしている
・パッケージにJANを印字している
・1パッケージで複数のバリエーション用にしていない
・そのJANでの卸売を他者にしていない
上記の場合は問答無用で混合在庫を利用してFBAラベルの貼り付けを行わずに、メーカーバーコードでの納品を行いましょう。
コスト面や作業時間考慮すると圧倒的にメリットがあります。
「混合在庫による他社との在庫共有デメリットはないの?」って話に関しては上記条件をクリアしている場合は全く問題ありません。
なぜならAmazon上でそのJANコードを使って販売できるのは自分のみです。
他社と在庫が一元化される心配が一切ないため、混合在庫という仕組みを活用してはいるものの、実質的にはJANだけで納品を行う仕組みという形になります。
代行業者にラベル貼りを依頼すべき場合
・商品にJAN印字がない
・バリエーション全て一緒のパッケージを利用
上記の場合は代行業者側でラベル貼り付けをしてもらいましょう。
パッケージをJAN(バリエーション)ごとに別々で制作していない場合はFBAラベルをバリエーションごとに貼り付ける必要があります。
自分でラベルを貼るべき場合
・本当の中国輸入初心者
・商品を自分で確認したい人
上記の場合は自分でラベル貼りを行うのも良いですが、初心者だとしても個人的にはオススメしません。
筆者の自我丸出しですがハッキリ言って時間の無駄です。
不良品も中国での検品時にしっかり弾くように指示すれば済む話ですし、よっぽど脆い商品で輸送中に破損するものでなければ、心配もあまりしなくて大丈夫です。
このように、FBAラベルの貼り付け方法はそれぞれメリット・デメリットがあります。ビジネスの規模やリソースに応じて最適な方法を選び、効率的な商品管理を実現しましょう。
結論、できる限り混合在庫を利用したメーカーバーコードでの納品を推奨しますが、それが難しいケースの場合はSKUラベルを代行に貼り付けてもらって対応しましょう。
今回の記事の方法を詳細に解説し、AmazonでのOEM商品販売を行う場合は下記の記事を参考にしてください。