私がアスリートのセカンドキャリアを始めた理由_CEO齋藤智行
本記事をご覧いただき、ありがとうございます。
齋藤と申します。
今日は私がアスリートのセカンドキャリア支援の事業を始めた想い、きっかけについてお話したいと思います。
1.私の自己紹介
兵庫県神戸市出身で現在愛知県の江南市というとこに住んでます。
スポーツではバレーボールを10歳から始めて29歳まで現役を続けていました。
高校までは神戸にいたんですが、大学の進学で大阪へ引っ越して、就職で愛知県に来ています。
現役時代
社会人になってからも競技は続けており、
VリーグDIVISION2の大同特殊鋼レッドスターというチームに在籍していました。ポジションはセッターというトスを上げるポジションでした。
29歳の時に怪我が原因で現役引退し、その後は、所属していた会社の社業に専念して、引退した年の6月に海外駐在としてタイのバンコクで仕事をしていた時期もあります。
グロービスでのMBA
その後、日本に帰国した後には、静岡や神奈川など転勤をしたり様々な場所で生活しており、
海外赴任中に感じた自分のビジネススキルの低さに危機感を覚えて、日本に帰国したと同時にグロービス経営大学院というビジネススクールに通ってMBAを取得しました。
パートナーの黒田とはこのグロービスで出会ったんです。
とても大変な3年間でしたが、視野や視座が広がり充実した3年間を過ごしましたね。
性格は・・・・
とにかく行動するタイプです。落ち着きがないとも言えるかもしれません(笑)
バレーボールの現役時代もどちらかというと常にファイティングポーズを取ってプレーをしていましたし(笑)
それに困ってる人がいると助けたくなるタイプでもあります。
誰かの役に立っていると感じれた時に自分の生きがいを感じられたりするので、大学院の授業でも「誰かの役に立てるなら自分のリミット外せます!」って宣言した事もあります。
そんな人です!
2. taskiとはどんなサービスか?
Taskiは、一言でいうと元アスリートが現役時代に身に付けた知識・経験をスポーツで困っている人へ届けていくためのプラットフォームです。
アスリートは現役時代に多くの知識・経験を身に付けます。しかし、現役引退後にその知識・経験を生かす”場所”は多くありません。
特に、アスリートは現役を引退してしまうと、仕事に専念していくので、せっかく長い時間をかけて身に付けた知識や経験が自然と忘れ去られてしまいます。
これが非常にもったいないし、もっと活用出来る場所を作らないといけないと感じてTaskiを考えたんです。
元アスリートが相談に乗るアドバイザーとして登録してもらい、
現役選手などスポーツで困っている人がTaskiサイトに入ってきて、
自分の悩みを元アスリートに相談出来る場所それがTaskiですね
3. Taskiはどういう想いから企画したか?
これは私の原体験から生まれたサービスなんです。
アスリートは現役引退後にセカンドキャリアを歩みだします。
自分も20年間バレーボールをやってきましたが、
現役引退後に競技で身に付けた知識や経験が引退後に生かせる場所がない。生かす場所がない。
人生をかけてやってきたのにセカンドキャリアで生かせない。
「何なんだこれは!」という、怒りと悲しみから
「アスリートがセカンドキャリでも活躍できる場所を作りたい」という想いから企画をスタートしました。
4.どうしてTaskiを事業としてやってみようと思ったか?
キッカケは愛知県が主催しているAichiスタートアップキャンプ2021の支援事業に選ばれた事がキッカケです。
始めはTaskiサービスも「こんなサービスあったら良いなー」程度にしか考えていなかったんですが、キャンプを通じて、VC(ベンチャーキャピタル)の方からのアドバイスなどを受けて、事業化していくイメージが見えて現在に至る感じですね。
アスリートの知識・経験には”価値”がある思っていますし、生かす場所を作るのが僕の使命なので。
5.どうしてTaskiという名前なんですか?
駅伝では次の走者にバトンを繋ぐために”襷”がありますよね。
Taskiサービスも元アスリートが次世代のアスリートに向けて知識や経験などを次世代に繋いで行きたい
という思いからTaskiという名前を考えました。
6.実際にやってみてどう感じているか?
実際にやってみたら、驚く事ばかりでした。
私たちが想定している以上に相談者の満足度も高かったですし、
元アスリートのアドバイザーも相談者を励ましているうちに、現役時代を思い出して「まだまだ頑張れる」という、前向きな気持ちになってもらう効果もありました。
私がアドバイザーとして担当した高校生は半年の間でメキメキと力を付け、チームも県でベスト16からベスト4まで上がる快挙を成し遂げました。
また、その高校生も県の優秀選手に選ばれるなどの嬉しい報告もありました。
Taskiサービスは様々なところで活躍できるなと思いっています。
学校の部活動などでは顧問不足の問題もあります。
ある高校の女子サッカー部の顧問になられた先生がいたのですが、顧問の先生は元々男子水泳の選手であったため、
女子生徒への対応の仕方やサッカーの練習方法などがわからず苦労されていました。
そんな時に相談をもらい、元なでしこジャパンの女子サッカー選手を紹介させていただきました。
こういった、学校で起きている部活動の顧問不足の問題にもTaskiサービスは有効だと改めて感じることが出来ました
また、相談にのった選手(小学生)の保護者からも、自分がスポーツをやってきた事がなかったので、スポーツをやっている時の子供への声の掛け方がわからないという悩みをいただきました。
こういった悩みについては、アドバイザーが幼少期に親にしてもらった対応や言葉のかけ方など、自身の経験を話すことで、保護者の不安も払拭できるセッションもありました。
やっていく中で、大変なことは沢山あります(笑)
ビジネスの視点で話をするとTaskiは2サイドビジネスになります。
その為、アドバイザーの数と相談者の数を一緒に増やして行く事が必要です。
今は色んな人にこういったサービスがある事を知ってもらうために活動をしています。
7.将来はどんなビジョンを描いているか?
” スポーツで悩んだらTaskiで相談”が当たり前になる世界を作っていきたいです。
元アスリートから学べる事は多くありますし、元トップ選手や極めた人が
困った時に相談にのってくれるという安心感がより競技力の向上につながると思っています。
また、相談者の方からはトレーニグや栄養管理、メンタルトレーニングなども相談したいというお声も頂いています。
今後、付帯サービスとしてこういった事も考えて行きたいなと思っています。
また、私個人の夢ですがTaskiサービスで得た収益の一部を寄付金として
財団や貧困に困っている方向けに寄付していく仕組みも作っていきたいと思っています。
単純にアスリートが現役時代に身に付けた知識・経験で人を助ける、人の命を助けるってカッコいいじゃないですか。
アスリートは引退してもカッコよく生きていく。そんな場所を目指したいです。
それだけでも、アスリートの力って凄いって思えると思うんです。 そんな世界を作っていきたいと思っています。