忘年会シーズンである。
「今年の苦労は今年のうちに忘れて、良い年を迎えましょう」というのが忘年会。そしてこう見えて秋本は、気心の知れた方々との忘年会は好きなのだ。
先日読んだ中国語学者の相原茂先生のエッセイに、こんなことが書いてあった。曰く、「中国には『忘年会』という習慣がなく、日本から来た駐在員などが忘年会に勤しむのを見て、初めは皆なかなか馴染めないでいた。でも、この習慣、試してみたら意外と楽しく、音が同じ『望年会』として定着しつつある」と。字面的に見ても「忘年会」より「望年会」の方が前向きで良い。新しい年を待ち望むわけだ。
今年は私にとって、noteを始めた記念すべき年。仕事のことや健康のことなど色々あったけれど、それを差し引いてもなお身に余るほどの素敵な出会いや素敵な出来事があって、生まれてはじめて、「生きてきて今年が一番良い年だった」と思えた。
苦労したことからも、「あぁ、自分はこういう面で苦労する人間なのだから、ずっとその苦労をし続ける環境に身を置いていては立ち行かなくなるな」ということが気づきを得られたように思う。その意味で、今年の苦労は特に忘れてはいけない気がするのである。
そんなわけで、ぜひ皆さんと望年会をさせていただきたい。
もしくは、「年忘会」(Kさん命名)や「忘れずの会」(秋本命名)も大歓迎。お酒はあってもなくても楽しめるので、穏やかな時間を過ごしたい。
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