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お1人様映画
ここ最近、映画を観る時はたいてい1人だ。
noteで報告した範囲でも『未来のミライ』、『CALL ME BY YOUR NAME』、そして『ボヘミアン・ラプソディ』。いずれも1人で観に行った。
いつの頃からか、1人で観る気楽さが心地良くなったのかもしれない。1人なら、どこの劇場で何時に観ようと自由だ。隣の連れを気にして感動の涙を我慢する必要もない。
そんな私ではあるが、中学生・高校生の頃は友人と連れ立ってよく映画に行ったものだ。当時は「高校生3人で観ると1人1,000円!」という価格設定があって、何度もお世話になった。
昨日テレビで放映されていたのをチラッと観て思い出したのだが、初めて友達同士だけで映画を観に行ったのは『ハリー・ポッター』シリーズの第1作目。2001年のことで、当時は中学1年生。今はもうその名前がない「ワーナー・マイカル・シネマズ」での鑑賞だった。
そういえば、これは就職してからだが、人に誘われて、「午前十時の映画祭」という名作映画を劇場で観られるシリーズで『ローマの休日』を観たこともあった。断片的には観たことがあったものの、全編を通してきちんと観るのはそれが初めてで、コミカルなシーンに劇場の皆で声を上げて笑ったのは良い思い出だ。
…と、こんなふうに映画の思い出を振り返っていたら映画が観たくなり、Netflixを起動した。劇場に行かず、レンタルショップにも行かずに映画が観られてしまう今の時代。家で観る分には劇場に集まって観るのとは違って「鑑賞空間の共有」はできないが、それに勝る便利さがある。途中で他のことをしなければならない時には中断できるし、定額制だから気に入らなければ観るのをやめても良い。「お金と時間を無駄にした!!」という映画体験もまた、味があると言えばそうなのだが。
先ほどまで『わが教え子、ヒトラー』という2007年のドイツ映画を観ていた。Netflixで見つけるまで知らなかったのだが、数多あるヒトラー映画の中の1つだ。「1944年、連合軍が攻勢、自信をなくし鬱状態のヒトラー。かつてのカリスマ性を取り戻すべく、かつての名優、今は収容所にいるユダヤ人が演技指導を命じられる。」との紹介文のもので、どうやら実話ベースらしい。
まだ半分ほどなのだが、個人的には結構面白いと思う。チラリとWikipediaを見てみると、主にヒトラーの描き方についてかなりの批判があったようで、まぁたしかにそうだなあと思わせるところもあるのだが。
まとまったドイツ語を耳にするのも久しぶりで、しばらく楽しめそうだ。
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