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スウェーデン留学記#42 物語の舞台 Gotland島への旅①

Gotland島は魔女の宅急便のコリコの街のモデルともなったVisbyを中心都市とし、バルト海に浮かぶスウェーデン最大の島だ。Visbyには12世紀からの中世の街並みや多くの歴史的建造物が残されており、世界遺産にも登録されている。日本人から人気のスウェーデン観光スポットの一つだ。ストックホルムからは船で3時間ほどの距離にある。
私達家族は、ルンドからストックホルムを経由してGotland島に旅行することになった。ルンドからストックホルムまで鉄道で半日ほどかかるため、ストックホルムのホテルに一泊し、翌朝Nynäshamnからフェリーに乗り込む計画だ。私達はスーパーで買い込んだライ麦パンでサンドイッチを作り、ストックホルム行きの鉄道に乗り込んだ。日本からの長旅に加えてさらに足を伸ばすのだから、家族は皆すでにお疲れのようで鉄道では皆ぐっすり眠っていた。夕方前にはストックホルムに到着したが、真冬なので緯度の高いストックホルムで日はとっくに沈んで真っ暗だった。コンビニで軽食を買ってBest Western Kom hotelに泊まった。翌朝が早いので、その日はあまり夜更かしもせずすぐに眠りについた。
翌朝、ホテルの朝食ビュッフェをいただいた。B&Bタイプのホテルなのであまり期待していなかったが、朝食が思ったよりも美味しかった。

そしてNynäshamnに移動し、Gotland島行きのフェリーに搭乗した。さすが観光スポットだけあって、家族連れで向かう人が多いようだった。フェリーではスウェーデンの伝統料理ミートボールやエビのオープンサンドなどの軽食を販売していた。


ずっと座っていると飽きてきたので、フェリーのデッキに出てみた。延々と続くバルト海と空の広さに圧倒される。が、寒いのであまり長居はできなかった。


日が傾いて来た頃についにVisbyの港に到着した。ここから日没まであっという間なので、急いでタクシーをつかまえてホテルにチェックインしたかった。しかし、港の前のタクシー乗り場には長蛇の列ができていて、なかなかタクシーを捕まえられない上に、寒くて列に並ぶのも一苦労だった。ようやくタクシーを捕まえた時には、辺りが暗くなり始めていた。

どうにかこうにかしてホテルにチェックインし、夕食を食べるために街へ出かけた。古い建造物が並ぶ趣のある街並みに、ところどころクリスマスのイルミネーションが残っていて、どこか幻想的で美しい。


夕食はMille lireというピザ屋さんで食べたのだが、ここのピザが本当に美味しかった!ピザはスウェーデン料理ではないので、ご当地感は薄いがGotland島へご旅行の際、美味しい料理をいただけるという点ではこのピザ屋さんは全力でオススメできる。

食後はスーパーに寄って、Gotland島ならではのGotland mustや名産物であるサフランのアイスを購入した。Gotland mustはパッケージにご当地感があるが、味は普通のmustと同じようだった。サフランアイスはほんのりお上品な甘さでとても美味しかった。


Visbyには素敵な観光スポットがたくさんあるのだが、長くなるのでその話はまた次回ご紹介します。
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