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SonosAceは価格に見合った製品なのか?

今回はSonos初のヘッドホン「Sonos Ace」のレビューになります!
WH-1000XM4からの乗り換えで2ヵ月使用しましたので、その辺りも踏まえて記載していきます。ただ、オーディオに詳しいわけでない素人レビューですので、その点はご了承ください。。。

今回ご紹介する商品



●記事の要約(パッと内容知りたい方)

  • iPhoneと接続して使っているけど、音質・ノイキャン・外音取り込み・デザイン全てハイレベル

  • Sonos初のヘッドホンということもあり課題はあり

  • 個人的に定価ならちょっと高い。。。6万円台ならあり。

●使用環境

詳細レビューの前に、実際の使用環境は以下の通りです。

  • iPhoneでAAC接続

  • その他、WindowsやiPadなどマルチ接続

  • 購入前にはSonyのWH-1000XM4を使用

●Good

Good①:デザインは本体・ケース共に高級感合ってGood

デザインは高級感があり、比較的ミニマムなデザインとなります。今回はブラックを購入しましたが、ほとんどブラックの中に所々シルバーが入り高級感を感じます。
価格帯でいえばAirPodsMaxと近いですが、そことも同じくらいの高級感はあるように感じます。

SonosAce本体デザイン

本体ですが 常に体に触れる耳・頭部分にはとても柔らかいレザー調の素材が使われています(実際の素材はわからず。。。)。触れる部分が非常に柔らかい素材なため、重さのわりに長時間つけていても痛みや疲れが感じずらいです。また、メガネを装着していても圧迫感はありません。

バンド部分にはステンレススチールを使用しています。ここがまた美しい部分です。本器はホワイトとブラックの2種類のカラーが存在しますが、ホワイト・ブラックでこの部分のカラーが少し異なります。 例えばホワイトは明らかに明るいシルバーとなります。それに加えてブラックは本体色に近いブラックのステンレスになっており、こだわりをとても感じる部分です。

バンドはステンレス製。写真だとシルバー感強いが実際はもっとダークな色合い。

耳の部分に関しても薄っすらメーカー名がわかる程度にロゴが入っています。

反射によっては見えたり見えなかったり。

また、ケースに関してもフェルト調の触り心地がとても良い表面になっています。さらにケーブル類を入れる小物入れがあり、これがケースとマグネットでくっつきます。

付属のケース。フェルト素材で意外と薄い
付属ケーブルなど収納可能なポーチ(取り外し可能)

ケースに関してファスナー部分の紐が細くてちぎれないか不安になります。たぶん大丈夫だとは思うけど、ほっそい。。。

引っ張る部分の紐がとにかく細くて不安。。。
収納イメージ

Good②:音質はAAC接続でも十分Good

上記にある通り、iPhoneによるAAC接続(=普通にiPhoneで接続)での感想になります。

音質は解像度が高く、そして程よく低音が強調されている印象です。 解像度に関してはWH-1000XM4を超えているように聴こえました(だいぶ前の機種なので当たり前かもですが…)。 低音に関しても強調はされていますが、聴き疲れする程強いわけではなく、音楽・映像共に程よく迫力を与えてくれている感じです。
素人意見ですが、音楽だけでなくアニメや映画の視聴などにも適しているように感じました。

1点注意点としては、購入後20時間ぐらいはエイジング(慣らし)が必要と思います。 正直購入した直後は、WH-1000XM4と比べても価格差に見合ったほど音に違いは感じられませんでした。ただ、20時間ぐらい使うと明らかに解像感が挙がってクリアになります。 ですので、その点も踏まえてお店などで試聴するのをオススメします。

Good③:ノイキャン・外音取り込みもGood

この製品で一番驚いたのがノイキャン・外音取り込みです。

まずはノイズキャンセル。これはヘッドホンの中では上位に入る程の性能だと思います。お店で試聴したBoseよりは1段下、SonyのWH-1000XM5よりは上に感じました。ただ、Boseの場合は私では強いノイキャン特有の耳がキーンとするような感覚があり苦手な方もいるかなと。私としては、本製品はそのような耳がキーンはなかったので、ノイキャン強いけど強すぎない丁度良いレベルに感じました。
また、強力なノイキャンで有名なイヤホン「WF-1000XM5」も持っておりますが、それと比べてもワンランク下に感じました。ただ、WF-1000XM5は耳の穴にしっかりイヤーピースを入れていることで、より物理的に音を遮断しています。そのイヤホンにワンランク下であれば、むしろヘッドホンとしては健闘しているように感じます。

続いて外音取り込みについてです。こちらは、とてもすごいですね。。。(語彙力)
マイクで拾っている感は少しありますが、だいぶヘッドホンを付けてない感覚に近いです。そして外の音が立体的に聴こえるのでどこから音が出ているのかもわかります。まさしく、ヘッドホンを付けていることを忘れるレベルです。 外音取り込みでいえWH-1000XM4やWF-1000XM5より圧倒的に上位に感じました。

Good④:無線・有線接続の両方に対応

嬉しいポイントが有線接続にも対応していることです。 さらに有線でもUSB-C・3.5mm(一般的なイヤホン)の両方に対応しており、どちらもケーブルが付属します。ちなみにUSB-Cに関しては付属じゃなくてもデータ通信ができるケーブルなら使用可能なようです(iPhone付属のUSB-CToCケーブルでも使えました)。

さらに嬉しいのが、有線時でも本体のマイクを使用できることです。 WH-1000XM4ではパソコンとヘッドホンを有線で接続した場合、ヘッドホンのマイクはパソコンでは認識されませんでした。。。 ただ、本製品はしっかり認識されるのでリモート会議などでも問題なく使用できます。

●Bad

Bad①:定価の価格は高い

個人的の購入を躊躇する一番の理由が価格かなと思います。。。 定価で74,800円とBluetoothヘッドホンの中でも一般的には高価格な部類に入ると思います。あと、1万を出せばAirPodsMaxに手が届きますし、WH-1000XM5なら定価で購入してもSonosAceより25,000円安いです。 どちらも発売から少し時間が経っていますので単純な比較はできないですが、それでもちょっと高く感じますね。

完全に私の価値観の話で恐縮ですが、定価だと高い。けどポイントやセールで10%オフの68,000円ぐらいであればアリなレベルかなと思います。私は楽天セールでポイントを加味して実質60,000円程で購入しました。その値段なら満足感は高いです。ただ、定価だったらデザインに惚れ込んでいるなどない限りセール時などにWH-1000XM5を購入した方がコスパは良い気がします。。。

Bad②:細かい不具合や不満はあり

発売から3ヵ月ぐらい経ちますが、細かいバグなのかイマイチな点はあります(個体差あるかもです)。

  • 接続後、曲を停止しようとしてサイドスイッチを押すと1回目は無視される(反応しない)

  • 電源は押してから起動まで微妙にタイムラグがある。さらに押しが浅いと無視され、下手に押し続けるとペアリングモードになり甲高い音が鳴る(耳が少し痛いレベル)。

  • 一度だけ起動しなくなったことがあり。10分ぐらい放置して再度電源ボタン押したら起動した

  • 2ヵ月使ってBluetoothの接続が勝手に切れたのは1回だけ(自宅内)

  • 最小の音が大きい・システム音量も大きい。。。

Bad③:有線接続時はEQが効いてないのか音はイマイチ

有線接続した場合ですが、EQが効いてないのか無線と比べると音の迫力がないように感じました。ですので、無線時より単純に音質がアップするかと言われるとちょっと違いますかね。。。遅れるデータ量は増えるけど、音自体が変わってしまうため明確に音質アップした!とは感じられないです。。。 また、有線接続時でも電源を入れないと音が出ないので注意です!

●まとめ

商品としてはハイクオリティですし、ちょっとした部分にストレスはあるけど慣れるので基本大満足です! この製品はAirPodsMaxが欲しいけどWindwosやAndroidも使う方でもオススメです(もちろんApple系のみ使用される方でも)。確かに値段は高いですが、音質・ノイキャン・外音取り込み・デザインどれもハイレベルです。
再々にはなりますが、セールなどで6万円代になったタイミングで購入するとよいかなと思います。 ロスレスなどの環境が整った場合には、それも追加でレビューしますね。

Sonos Ace公式サイト

楽天市場  ※アフェリエイトリンク

※Amazonでは10/13時点では取り扱いを見つけられなかったです。。。

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