見出し画像

販売したZ1000R2です

整備販売コースで製作したZ1000R2を紹介します。

元々当社でエンジンオーバーホール、キャブレターなどを取り付けた車両を前オーナーさんが手放すことになったため、エンジンを降ろしてフレーム単体になるまで分解して再整備、部分レストアして販売しました。納品済みです。写真にコメント付いてます。

撮影したカメラがいつも使っているものと違っていたため、写真が今一つな感じです。すいません。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

フロントホイールはレストア。ブレーキディスクは新品に交換。

画像8

キャリパーはレストアしてオーバーホール。ボルトは再メッキ。ブレーキホースはステンレスフィッティングで製作。

画像9

オイルクーラーは当社でエンジンオーバーホール時に取り付けていたものを掃除して使用。リフレクターは元々ついていなかったのですが、ステーを製作し取り付けました。

画像10

ステム回りはレストアしました。ウインカーは純正がまだでるので交換。ステムベアリングは交換。ウインカーヘッドライトステーはレストア。

画像11

エンジンは当社でオーバーホールして数年経っていましたが前オーナーさんがほとんど距離を走っていませんでした。テスト走行後全く消耗していなかったため、オイル漏れの生じやすいヘッドカバーガスケット、ミッションギヤチェンジ機構のシールなどを交換し、オイルとフィルターを交換した程度です。現オーナーさんは運がいいですね。

画像12

マフラーは元々ついていたもので傷んでいた部分を修理、耐熱性の高い塗料を使ってレストアしました。マフラーは集合部に余計な加工が施されていたため、かなり手間がかかりましたが、それは元に戻しました。

画像13

画像14

サイレンサー出口付近にへこみがあったためできる範囲で修理しました。エンブレムは交換。バッフルはついていたものを使用。出口を軽く塗装しました。

ステッププレートは綺麗だったため掃除して再使用。ステッカーのみ張替。ステップバーは軽くレストア。ペダルも状態が良かったので掃除のみ。

画像15

サイドカバーは状態が悪かったので再塗装しました。

画像16

リヤホイールもレストアしました。リヤショックは交換。リヤキャリパーはレストアとオーバーホールを施しました。トルクロッドはリヤショックのタンクに干渉するので延長加工。

画像17

テールカウルも再塗装。テールランプ、ウインカーは純正新品に交換。リヤフェンダーはカットされていたので、たまたま持っていた純正品をレストアして使用。リフレクターはついていなかったのでステーを製作して取り付け。ウインカーステーは定番の箇所が傷んでいたので修理して塗装。

画像18

シートは純正品の程度の良いものがついていたので再使用。

画像19

ガソリンタンクは程度が良かったので軽く磨いて再使用。タンクキャップはこの後対策品に交換。

画像20

メーターはフルレストア車ではないので文字盤などはそのまま、機能的には整備してもらうためメーター屋さんに送ってチェック、整備してもらっています。

メーター屋さんから返ってきたのち、内部の電球はすべて交換。

文字が消えかかっていたキーシリンダーのキャップ(ON,OFF,LOCKと書いてある)は同じものを入手できなかったので別車種のものに交換。ハンドルポストのカバーはレストア。もう少しつやを抑えるほうが良いかも。使っているうちに自然にはなるけど。
ハンドル固定ボルトのキャップは後でオーナーさんに渡します。

ハンドルは掃除して再使用。ハンドルは長さを延長してます。

画像21

右のハンドルスイッチは状態の良いものがついていたのでそれを掃除して使用。このタイプのものはとても貴重。スロットルホルダーキットはJB製を再使用。この写真撮影の後走行テストするので、ブレーキオイルはその時に足してます。

画像22

左ハンドルスイッチも程度の良いものがついていたので再使用。このタイプも貴重。

画像23

画像24

燃料コックは純正新品に交換。キャブレターは程度が良くゴム類も劣化していなかったため、セッティングを小変更して清掃して組付け。

画像25

ジェネレーターカバーの上に小さな傷がありましたが、そのほか綺麗だったためタッチアップのみ。ガスケットは交換しました。

画像26

ローソン系の純正ステップは、リンク回りがやや複雑でガタが出やすく、特に低速時のシフトダウンがやや渋いので取り付けの軸部分のみ加工してあります。ステップキットを良いものに変更すればかなり良くなりますが、雰囲気も大切なので今回は加工で対処。

サイドスタンドも純正でスプリングが数本つくタイプで、扱いにくくガタも多いため加工しました。

画像27

チェーン、スプロケットは交換。純正ホイールものは最近スプロケットは鉄のものを使うことが多くなりました。理由はアルミのものと乗って違いを感じず、耐久性が高いから。雰囲気もいいですし。

チェーンカバーは干渉するところを加工してレストア。ステッカーを張りました。位置は純正のまま。貴重なチェーンカバーのステーは元々ついていました。

フレームのメクラのキャップは交換。ステップバーは軽くレストア。

画像28

画像29

画像30

チェーン引き、シャフトなどは再メッキ。スイングアームは元々再塗装され、状態は良かったので掃除して使用。

タイヤは元々1本だけ新品がついていたため、もう片側のみ同じ銘柄で交換。

画像31

画像32

画像33

フロントフォークはアウターチューブをレストアして、持っていたステッカーを貼り、フォーク自体は分解整備してあります。インナーチューブは状態が良かったのでそのまま使用。

画像34

スピードメーターケーブルは交換。

画像35

ブレーキホースはステンレスフィッティングで製作、ホースのクランプは再メッキ。

画像36

エンジンも綺麗です。

画像37

フレームは他社で再塗装されていたので今回はそのまま。エンジンマウントボルトなどは再メッキ、リヤブレーキスイッチは交換。

画像38

キャブで見えませんが対策のオイルプレッシャースイッチに交換されています。キャブはアルマイトタイプ。

画像39

アッパーカウルは傷んでいたので再塗装。スクリーンも傷んでいたので社外品新品に交換。今は割と良い形のものがあるので助かります。

ミラーは元々ついていた純正品。片側傷がついていましたが純正品は貴重で、機能的には問題なかったため掃除して再使用。

画像40

ヘッドライトは内部を清掃して再使用。バルブは交換。見えませんがヘッドライトのケース、リムなどはレストアしてあります。なるべくヘッドライトと、アッパーカウルの位置関係が良くなるように調整してあります。

画像41

リヤのインナーフェンダー、リヤフェンダーをレストア後にステッカーを貼りました。

メインハーネスは交換済みだったため再使用、その他配線類で悪い部分は手直し後、ヒューズボックス、セルのリレー、バッテリー交換。充電の電流をチェック。小物入れは掃除のみ。

画像42

今回は整備+部分レストアコースで、このようにフレーム単体まで一度ばらして整備、部分レストアを施したものです。フレームは過去に再塗装されており今回は掃除のみです。この写真は掃除前。

いいなと思ったら応援しよう!