Y様Z1000R2の紹介です
元々当社でエンジンオーバーホール、キャブレターなどを取り付けた車両を前オーナーさんが手放すことになったため、エンジンを降ろしてフレーム単体になるまで分解して販売する整備+部分レストアコースで販売しました。大体の写真に簡単な説明文付いてます。
撮影したカメラがいつも使っているものと違っていたため、写真が今一つな感じです。すいません。
フロントホイールはレストア。ブレーキディスクは新品に交換。
キャリパーはレストアしてオーバーホール。ボルトは再メッキ。ブレーキホースはステンレスフィッティングで製作。
オイルクーラーは前オーナー時に当社でエンジンオーバーホールした際に取り付けていたものを掃除して使用。リフレクターは元々ついていなかったのですが、ステーを製作し取り付けました。
ステム回りはレストアしました。ウインカーは純正がまだでるので交換。ステムベアリングは交換。ウインカーヘッドライトステーはレストア。
エンジンは当社でオーバーホールして数年経っていましたが前オーナーさんがほとんど距離を走っていませんでした。テスト走行後全く消耗していないことが確認できたため、オイル漏れの生じやすいヘッドカバーガスケット、ミッションギヤチェンジ機構のシールなどを交換し、オイルとフィルターを交換して納品しました。
旧車バイクで良いものを手に入れるにはタイミングがすべてで、迷っているうちに買われてしまいます。
マフラーは元々ついていたもので傷んでいた部分を修理、耐熱性の高い塗料を使ってレストアしました。マフラーは集合部に余計な加工が施されていたため、かなり手間がかかりましたが、それは元に戻しました。
またこのタイプのマフラーは取り付け時にフレームに傷が入りやすため、取り付け、取り外しがしやすいようにフランジ部を加工してあります。
サイレンサー出口付近にへこみがあったためできる範囲で修理しました。エンブレムは交換。バッフルはついていたものを使用。出口を軽く塗装しました。
ステッププレートは綺麗だったため掃除して再使用。ステッカーのみ張替。ステップバーは軽くレストア。ペダルも状態が良かったので掃除のみ。
サイドカバーは状態が悪かったので再塗装しました。
リヤホイールもレストアしました。リヤショックは交換。リヤキャリパーはレストアとオーバーホールを施しました。トルクロッドはリヤショックのリザーブタンクに干渉するので延長加工。
テールカウルも再塗装。テールランプ、ウインカーは純正新品に交換。リヤフェンダーはカットされていたので、たまたま持っていた純正品をレストアして使用。リフレクターはついていなかったのでステーを製作して取り付け。ウインカーステーは定番の箇所が傷んでいたので修理して塗装。
シートは純正品の程度の良いものがついていたので再使用。こういう物は欠品になると入手しにくいのでとても貴重。
ガソリンタンクは程度が良かったので軽く磨いて再使用。タンクキャップはこの後対策品に交換。
メーターはフルレストア車ではないので文字盤などはそのまま、機能的には整備してもらうためメーター屋さんに送ってチェック、整備してもらっています。
メーター屋さんから返ってきたのち、内部の電球はすべて交換。
文字が消えかかっていたキーシリンダーのキャップ(ON,OFF,LOCKと書いてある)は同じものを入手できなかったので別車種のものに交換。ハンドルポストのカバーはレストア。もう少しつやを抑えるほうが良いかも。使っているうちに自然にはなるけど。
ハンドル固定ボルトのキャップは後でこの後走行テストをするので、その後ハンドル位置に問題がないのを確認してから取り付けます。
ハンドルは掃除して再使用。ハンドルは幅が足りなかったため長さを延長してます。
右のハンドルスイッチは状態の良いものがついていたのでそれを掃除して使用。このタイプのものはとても貴重。スロットルホルダーキットはJB製を再使用。この写真撮影の後走行テストするので、ブレーキオイルはその時に足してます。
左ハンドルスイッチも程度の良いものがついていたので再使用。このタイプもとても貴重品。
燃料コックは純正新品に交換。キャブレターは程度が良くゴム類も劣化していなかったため、セッティングを小変更して清掃して組付け。
ジェネレーターカバーの上に小さな傷がありましたが、そのほか綺麗だったためタッチアップのみ。ガスケットは交換しました。
ローソン系の純正ステップは、リンク回りがやや複雑でガタが出やすく、特に低速時のシフトダウンがやや渋いので取り付けの軸部分のみ加工してあります。ステップキットを良いものに変更すれば良くなりますが、雰囲気も大切なので今回は加工で対処。
サイドスタンドも純正でスプリングが数本つくタイプで、扱いにくくガタも多いため加工しました。黄緑色のテープは走行テスト時の傷防止。納品時にはがします。
チェーン、スプロケットは交換。純正ホイールものは最近スプロケットは鉄のものを使うことが多くなりました。理由はアルミのものと乗って違いを感じず、耐久性が高いから。雰囲気もいいですし。
チェーンカバーは干渉するところを加工してレストア。ステッカーを張りました。位置は純正のまま。貴重なチェーンカバーのステーは元々ついていました。
フレームのメクラのキャップは交換。ステップバーは軽くレストア。
チェーン引き、シャフトなどは再メッキ。スイングアームは元々再塗装され、状態は良かったので掃除して使用。
タイヤは通常別の銘柄を使用していますが、今回は元々1本だけ新品がついていたため、さすがにもったいないので片側のみ同じ銘柄で交換。
フロントフォークはアウターチューブをレストアして、持っていたステッカーを貼り、フォーク自体は分解整備してあります。インナーチューブは状態が良かったのでそのまま使用。
スピードメーターケーブルは交換。ホイールブレーキ回りが綺麗だと断然バイクが締まって見えます。ブレーキホースはステンレスフィッティングで製作、ホースのクランプは再メッキ。
エンジンも綺麗です。一部ボルトは交換してあります。
フレームは他社で再塗装されていたので今回はそのまま。エンジンマウントボルトなどは再メッキ、リヤブレーキスイッチは交換。
キャブで見えませんが対策のオイルプレッシャースイッチに交換されています。キャブはアルマイトタイプ。
アッパーカウルは傷んでいたので再塗装。スクリーンも傷んでいたので社外品新品に交換。今は割と良い形のものがあるので助かります。
ミラーは元々ついていた純正品。片側傷がついていましたが純正品は貴重で、機能的には問題なかったため掃除して再使用。
リヤのインナーフェンダー、リヤフェンダーをレストア後にステッカーを貼りました。
メインハーネスは交換済みだったため再使用、その他配線類で悪い部分は手直し後(これが大変。手間がかかる)ヒューズボックス、セルのリレー、バッテリー交換。充電の電流をチェック。小物入れは掃除のみ。
ヘッドライトは内部を清掃して再使用。バルブは交換。見えませんがヘッドライトのケース、リムなどはレストアしてあります。なるべくヘッドライトと、アッパーカウルの位置関係が良くなるように調整してあります。
このZ1000R2の紹介は以上です。