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猿田校区のできるまで~三崎亜記と爆笑問題~
私の創作に確実に影響を及ぼしているな、と思うものがある。
ひとつは、三崎亜記さんの小説だ。これはおそらく何度か言及している。今検索したら、3月に新刊が出るらしい。読まなくては……
というくらいの不熱心な読者ではあるが、特に今回の「猿田会議」含む轡田シリーズは、三崎亜記さんの影響を強く受けているように思う。私が人生でファンレターを書いたことのある唯一の人でもある。
おすすめは「コロヨシ!」だ。掃除というスポーツの部活に勤しむ学生たちの青春ストーリーだ。アニメ化を待っている。
もうひとつ、影響を受けているのが、爆笑問題の初期の問題作「爆笑問題のハッピータイム」だ。高校生の頃に買ったのではなかったろうか。当時の私は爆笑問題にはまっており、書籍など少ないおこづかいで購入していた。「ハッピータイム」は、VHSとCDの二種類あり、VHSは、爆笑問題が出演する架空のCMがすごい数収録されている。田中さんの顔が大きくプリントされたゴザ「田中のゴザ」や、パイプの先端が二股に分かれて喫煙者の目のほうにくるりと向いている「自分もけむいユーパイプ」という分かりやすいものから、太田さんが卵を机に投げつけ「ハッピータイム!」と叫ぶだけのシュールなものまでさまざまだった。タイムマシンのCMを流したあとに、数CMはさんで、タイムマシン回収のお知らせが流れるのが面白くて、何度も見返したの。
CDのほうは、「ハッピータイム歳時記」というタイトルで、架空の年中行事をラジオドラマ風に仕立てていた。たとえば、お正月の挨拶は「はれたればあざやかれ」だし、お金の月(何月だったか忘れた)には日常会話でもテレビのニュースでもお金の話ばかりする。決闘していい日、とかあった。ナポレオンデーだったかな。
そこには確かに人々の暮らしがあるが、普段の生活とはちょっと違う世界。そんな世界が好きで、自分でも作りたいと思っているのだと思う。それが轡田であり、今回の猿田会議なのだ。
非・売れ線系ビーナス第31回公演
『轡田市猿田校区年度末区民会議』
[脚本・演出]田坂哲郎
[日程] 3/20(木祝)~23(日)
全6回・上演時間75分予定
[場所]松楠居 [定員]15名
[出演] ぽち/风月/田坂哲郎
[日程詳細]
20(木祝) 15:00~
21(金) 15:00~/19:00~
22(土) 15:00~/19:00~
23(日) 14:00~
✳ロビー開場は開演の30分前、開場は開演の20分前です。
✳本公演はお茶とお茶菓子を提供する予定です。アレルギーがあるお客様は申込み後に確認の連絡をさせていただきます。
[チケット] 一律5,000円 ✳各回定員15名までの上演となっております。
[チケット取扱]
🎟️トロクレチケット
https://trkr.jp/ticket?p=sarutakaigi
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