札幌滞在日記5日目。
オフ日。
札幌芸術の森野外美術館で行われている周遊謎解き、「白銀の空想ミュージアム」をするため、真駒内でおり、バスを待つ。一時間に二本しかない。こういうのを調べずに行動してしまう。
謎解きは、三話構成になっており、話が進むごとに難易度があがっていく。ハードコースやるなら年パスを買った方がいい、とやんわり脅されたので、とりあえずイージーとノーマル、つまり、一話と二話を購入する。
指示が読み取れず、ん?となるところもあったが、なんとか想定時間より早めに終わらせたので、ハードもやることにする。
こういう、文意が一意にとれない感覚は、スクラップの謎解きをしてるとほとんどないのだけど、これは私が「スクラップの文体」に慣れてるからかもしれない。昔は、「一意にとれないと謎としてダメ」と思っていた(し、いまでも多少は思っている)が、最近は、むしろスクラップに甘やかされ過ぎている、と思うことにしている。
説明しやすい例で言う。ある謎を解くと3文字のひらがなが別々に現れるとする。たとえば、で、く、ま。私なら必ず「現れた言葉を並び替えてできる言葉が答え」あるいは「答えは3文字の掃除用具」という1文を添える。例えばこれがなくても、で、く、ま、の文字からできる言葉なんて熊手しかないんだから答えは熊手だよ。というのも間違ってはないと思うのだけど、なーんか私は気持ち悪いのである。
ハードコースは、本当に難しかった。周遊型でヒントなし、最終回答の提出は一度限りで失敗あり、というストロングスタイルだった。
正直解説を読んでも、それはちょっと……と思う部分もあるが、劇的な瞬間もあったので、おおむね満足している。
ただ、自分は体験できた劇的な瞬間が味わえなかったら、かなり満足度は下がると思うので、自分なら、せめてそこまではヒントありにするなあ、と思った。
年パスをすすめられたくらいなので、本当にゆっくり日を跨いで解いてくれよな、というコンセプトなのだろう。物量も、不親切さも、1日で全部やるためには作られてないのだ、という感想を持った。
でもやっぱ、周遊型で失敗しちゃうのは切ない。難しいと面白いのバランスについて改めて考えた。
あと、野外美術館はかなり起伏があるので行ったり来たりするのマジで大変だった。でもこれに関しては、動線は悪くないのです。虫と暑さで外で解いてられないので、いちいちセンターまで戻るからへとへとになるのです。虫除けスプレーと、暑さ対策必要(いまの季節は)。
あと、野外美術館近くのレストランはビュッフェしかやってない!ビュッフェなんか食ってる場合じゃないので腹ペコのまま閉館まで謎を解きました。
で、これで終わらない。
このあと私はすすきのでラーメンを食い、
スリラーナイトで怪談を聞いた。
貸し切り状態のため、一対一で話を聞く感じになった。目を離すと失礼に当たると思いずっと見つめていたが、あとで話を聞くと、あちらからはほとんど見えないらしい。
影塚艶鷲という、幽☆遊☆白書に出てきそうな名前の怪談師さんだった。
話のいいタイミングでジャンプスケアなギミックもあり、アトラクションだった。
きのうに続いて、風呂あがりみたいな気持ちになって帰ってきたのだった。
つい先日、無料公開していた漫画「後遺症ラジオ」に出てくる怖い地蔵があって、テンションが激あがった。
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