資本主義を動かすモノは何か? Part1
こんにちは。
今回のたすくの草子のテーマは「資本主義を動かすモノは何か?」、これについて論じて行きたいと思います。
皆さまもご存知の通り、この日本社会、いや世界のほとんどの国々が資本主義経済を採用しており、今を生きる私たちにとって資本主義から逃れて生きていくことは不可能ともいえるほど強大なルールである資本主義。
しかし実際のところ、日本においてはこの資本主義の仕組みについて学ぶ機会は基本的に与えられることはなくて、自ら主体的に学ぶ以外に方法が無いのが現状です。
私自身もこれまで義務教育から大学院に至るまで、かれこれ19年の学生生活を送ってきましたが、現代社会における絶対的とも言えるルールの一つである資本主義の仕組みについて詳しく教わる機会は、正直なところ記憶にありません。
(学生時代は居眠りばかりしているような不真面目な生徒だったため、もしかすると居眠りして聴いていなかった可能性も僅かにありますが…)
そのため、私が資本主義とは何か、経済とは何か?
これについて真剣に学ぶようになったのは、実のところ大学院末期のときになります。
そのときは経済の面白さに思いっきりハマっておりまして、そのときにこのブログでも経済の面白さについて論じた記事もいくつか書きましたので、興味のある方はそちらを読んでいただければと思います。
そんなこんなで、一時期経済にどっぷりハマったときもありましたが、今回このテーマで書こうと思ったのは、現在仕事をするなかで資本主義を、経済を動かすモノの存在を強く実感するからです。
これを刺激しない限り絶対にモノは売れず、そして経済は動かない。そういったものの存在について今回は書いていくので、どうか最後までお付き合いいただければ幸いです。
1.資本主義を動かすモノの正体
結論から先に述べますと、資本主義を動かすモノの正体。
これはズバリ、「欲」です。
私たち人間誰しもが持っている欲望。これこそが、資本主義を動かすモノの正体です。
この欲があるから人はモノやサービスを消費し、経済を動かしていくのです。
例えば、お昼どきに外でお腹が空いたとしましょう。
お腹が空いているということは、つまり「食欲」を抱いていることになりますよね。
では食欲を抱いているときに人はどんな行動を取るか?
これは自分自身に置き換えていただくと分かりやすくなると思いますが、外でお昼どきにお腹が空いたなと思ったらコンビニ、あるいは飲食店でお弁当を買ったりランチを注文したりしますよね。
コンビニでお弁当を買う、飲食店でランチを注文する。
これはどちらとも立派な経済活動ですよね。
コンビニでも飲食店でもお弁当を買い、ランチを注文したときにそのお店に対してモノやサービスの対価としてお金を払うわけですから、どちらも立派な経済活動です。
ではこの経済活動は何から始まったのか、よくよく考えてみましょう。
なぜ人はあの状況でモノやサービスを消費し経済を動かしたのか?
そう、お腹が空いたからお昼ご飯を食べたいという「食欲」が働いたからです。
お腹が空いたことで出てきた食欲を満たすためにコンビニでお弁当を買ったり飲食店でランチを注文したりするわけです。
だから極端なことを言えば、もし仮に人間に食欲というものが存在しなければ、この世界に農業や漁業、飲食店などは一切存在しないことになります。
今回は分かりやすく食欲を例にしましたが、それ以外にもたくさんの財産を得て豊かになりたいという財欲があるから人は働くわけですし、異性から良く見られたい色欲があるからアパレル産業が成り立つなど、全ての経済活動の根本にはこうした人間の欲があるというのはこれでご理解いただけたのではないかと思います。
人は食欲や色欲などあらゆる欲を満たすためにモノやサービスを消費し、経済は人の欲求が原動力となって回っている。
これは紛れもない真実でありますし、資本主義経済というルールのなかで生きている以上この原則から逃れられないので、ここで今一度自分のなかで思考を整理したいと思い、今回はこの内容で書きました。
次回はこの続編をお送りしますので、もし今回の内容が面白いと思った方は是非次回も楽しみにお待ちください。
それでは、今回はこの辺りで失礼します。
ではまた👋