低気圧病(気象病)対策
はじめまして。TASと申します。初投稿させて頂きます。プロフィール欄にも書きましたが、メンヘラ歴が20年を超えてきました。当初は鬱と診断されたのですが、数年後、実は躁鬱(双極性障害)だったことが分かりました。
20年の間に休職3回(合計1年半)、転職も5回経験し、今も1日20錠の服薬を続けています。時に病気に苦しみ、時に病気とうまく付き合って、ビジネスパーソンとして一線を走り続けています。
出過ぎたことかも知れませんが、自身の長年の病気との付き合い中で、病状回復に効果のあった事、逆効果だった事等をお伝えし、辛い症状に苦しむ仲間の回復に少しでも貢献したいと考えています。
さっそくですが、梅雨時ということで、低気圧病について触れてみたいと思います。恐らくメンタルを患っている多くの方がそうだと思いますが、私もかなり重症の低気圧病でした。いや、今もだいぶ良くなりましたが、完全に克服したとまでは言えないです。台風や大き目の低気圧が来ると、体が重く立ち上がるのも辛いときが多かったのです。コロナ後は在宅勤務で何とかやり過ごすことができるのですが、以前は午前半休を取るか、必死の覚悟で何とか出社するか、の繰り返しでした。午前半休の理由は、あらかじめ会社でも偏頭痛持ちということで通していました。
ある時、どうしたら低気圧病にうまく対処できるか調べてみようと、近所の内科通院時、そして心療内科通院時に医師に聞いてみたことがありました。
すると、内科医師には低気圧病なんて病気はないと一刀両断され、心療内科の医師には、そういう患者さんは多いです、とお茶を濁されました。低気圧病のメカニズムを掴めないまま、その後数年がたちました。
その後、たまたま見たNHKの番組でこの低気圧病が取り上げられていました。メカニズムを簡単に説明しますと、人間の体は、大きな気圧の変化には対応できるのですが、小刻みな気圧の変化への対応が難しいのだそうです。確かに自分の場合も、台風が日本に上陸するタイミング(気圧の大きな変化)よりは、例えば上陸の2、3日前、まだ日本から遠い時点(気圧の微小な変化)の方が、調子が悪いことが多かったので、納得感がありました。
そしてその番組で紹介された対処法ですが、とてもシンプルで、耳をしっかりともみほぐすといいようです。①手で耳の上部と耳たぶをつまみ上下で軽く押しつぶす、②後ろから前で折りたたみ、耳を手でふさぐように押し付けてそのままぐりぐりもみほぐす、という感じです。耳はいろんな器官が集まっていますし、このような刺激を与えてあげると、実際少し楽になる感じがします。
あと、これはエビデンスも何もない個人的な経験ですが、「サウナ」と「気功」が自分には効果があるようです。素人の勝手な意見ですので、お試しになる際は、主治医の先生に確認なさったうえでお願いします。
まず「サウナ」ですが、私の場合は採暖室で8分→すぐに冷水シャワーを浴びる(30秒程度)→椅子に寄りかかり5分程度目を瞑って脱力する、を1セットとし、これを2セットやります。これをやるといわゆる自律神経がリセットされ、「整う」という状態になります。このリセットにより、気圧の変化に対する耐性になんらか通じる部分があるのでしょうか、サウナに行き始めてから、低気圧病の辛い症状がかなり緩和されたように感じています。今は週2で通っています。
もう1つの「気功」ですが、「気功」は自律神経やリンパに直接アプローチする療法ですので、素人考えでも効果がありそうだとは思っていました。気功の先生に、「ここに通いだしてから、低気圧病の症状が緩和したんですよ」とお話ししたところ、「効果はありますよ、他の患者さんでも良くなったケースは多いですよ」とのお話しでした。今は週1で通っています。
少し長くなりましたが、低気圧病対策の例として、「耳のマッサージ」「サウナ」「気功」をご紹介させて頂きました。病気との付き合いの中で、色々と工夫してみたこと、良かったこと、悪かったことも含めて、この場で共有させて頂きたいなと思っています。ここまで読んでくださってありがとうございました。