必要なものはきっとそんなに多くない
更新が空いてしまった。それくらい、年の瀬はドタバタしてしまう。
そんな年の瀬に、私は引越しをすることになった。
会社の人には「ついに結婚?それとも同棲?」「いよいよ家を買ったか?」なんて聞かれたりしたけど、残念ながら私は結婚願望がない。これからも独身でいるだろう。だから、持ち家にも興味関心がない。
今の賃貸の更新が来たタイミングで引越しを決めた。ただそれだけである。
東京にきて早14年、その半分以上の8年住んだアパートから離れるのは、それなりに重い決断だった。
駅から徒歩3分。駅前にもスーパーがあって生活には申し分ない。その上会社から30分以内。
こんな家に住んだもんだから、次の物件を探すにもなかなかいい条件が出なくてずっと引越しが先延ばしになっていた。そして、いつの間にか8年も住んでいた。
しかし、住むには1Kだと手狭だと感じていたし、30代になったらアパートじゃなくてマンションに住みたいなと思っていたし、4月から給料も少し増え、ほんの少しだけ経済的余裕もできたので、引越しを決めた。
おかげで、探し出してから3週間くらいで新しい物件を決めた。
駅から徒歩7分
会社まで30分以内
3階建てマンションの3階
1DK
風呂トイレ別
築年数32年
と、築年数だけすごい経ってるけど、リノベーションしてあって内装はとてもきれいな家である。申し分ない。
諸々の契約を終え、あとは荷造りだけである。
しかし、この荷造りがとても大変なのである。
私は片付けが大の苦手である。
部屋がとても散らかっているのだ。
これを機に断捨離しようと心に決めたある日、家のものをひたすら捨てたのだが、到底片付かない。
そして懐かしい品々が出るわ出るわ。
昔の恋人と撮ったプリクラ
学生時代のバイトの給与明細
就活のエントリーシート
ぬいぐるみ
用途が分からない鍵
…などなど。
いっぱい捨ててもまだまだ出てきて、ごみ集積所がパンパンになってしまった。
要らないものは、すぐに捨てよう。
あと物を買うときは本当に必要なのかどうか考える。
そう誓ったのでした。
しばらくはこの歌を聴いて、部屋の片付けを頑張ろうと思う。