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AtomicArbができなくてもええねん。

こんにちは。タルミケイです。BCGにお金を入れながら、勝てば投資、負ければゲームと言い張って、昨年に引き続き勝率100%をキープしています。

今年のbotterアドカレは主戦場がCEXからDEXに移ったのか、アトミックアービトラージの記事が増えましたね。かっこいいですよねAtomicArb。憧れる。

とはいえなかなか難しいところでもあるので、アドカレの敷居を下げるために(下げないほうがいいのかもしれないが)AtomicArbじゃないbotで収益を上げた話をしたいと思います。


仮想通貨は地合いが9割

仮想通貨は地合いが9割だと偉い人が言っていたのですが、まぁその通りで地合いが良ければAtomicArbじゃなくても収益は上げられますし、地合いが悪い時はAtomicArbでもしんどい(らしい)です。

仮想通貨は戦場選びが9割

あとは戦場選びですね。仮想通貨は戦場選びが9割なので、合わせて18割です。

アドカレに突如登場したshikimiさんは、戦場選びも技術力もあって18割稼いでます。すげぇ。

shikimiさんのようなAtomicArbには及びませんが、戦場選びと地合いさえ良ければ、通知botやDEX APIを使った簡単なbotでも十分に収益を上げることが可能です。

AtomicArbが取れない鞘をいただく

さて、ここからが本題です。つよつよAtomicArb botterが蔓延ってきているところでどうやって戦っていくか。

戦場選びにおいて重要なポイントの一つが、AtomicArbが取れない鞘を見つけることです。AtomicArbで狙えない領域には、まだまだ稼げるチャンスが残っています。

以下にいくつかの例を挙げてみます:

  • チェーン跨ぐ系

  • 時間が経つと価格が戻る系

  • ロックがかかる系

チェーン跨ぐ系はわかりやすいと思います。安いチェーンで買って高いチェーンに送って売る。気づかれてなければ意外と鞘が残ってる。

時間が経つと価格が戻る系は、「自分が取引した後に他人が取引する期待が十分にあり、価格が戻って利益が出る。」みたいなやつです。DeFiの仕組み調べるとたまにある。

ロックがかかる系は、鞘はあるけど行き止まりになっていて、一周させるためにはロック解除までに数日〜数週間かかるやつ。

今年はこのあたりの非Atomicで収益を上げました。

安くなったら買って高くなったら売るbot

このbotのロジックは超シンプルで、閾値よりも安くなったら買う。買った後は、他の人の取引によって価格が戻るのを待ち、戻ったら売るというもの。

一時的な価格差だけじゃなくて履歴をとるといい

AtomicArbと競合しないために、価格監視botには時間経過での挙動を確認できるようにしておくといいと思っています。

SQLiteなどの簡単なデータベースを使用して価格データを記録し、グラフ化して分析することで、新たなチャンスを見つけることができます。ディスコードに自動でグラフを投稿する機能を追加し、状況を把握しやすくしています。

常に20%くらい乖離しているクソ流動性トークンの監視

ヒストリカルなグラフをみてると、アイデアも湧いてきたりするのでおすすめです。

問題はエッジの生命力が低いこと

コンボイの謎

ただこの手のエッジの問題は割とすぐ死ぬことです。Atomicのように技術転用もできないパターンも多いので、過労所得系のbotになりがちです。

再現性が低いしコスパも悪いかもしれません。やっぱりAtomicArb目指しましょう。参入してこないで!(本音)

実際早いものだと1週間ほど。長くても数ヶ月って感じです。botが稼いでくれている間にエアドロの仕込みをしたり次の戦場探しをしなきゃいけません。

まとめ

AtomicArbは確かに憧れる分野ですが、それだけが収益を上げる手法ではありません。仮想通貨の地合いと戦場選びが整っていれば、シンプルなbotでも十分に結果を出すことが可能です。戦場選びでは、競合botの特徴を理解するのが大事です。PvPなので。

自他共にエッジに触れるといけないのでぼかした内容になりましたが、今回ご紹介した方法が参考になれば幸いです。

最後になりますが、バブルになると疎かになりがちな健康ロングも忘れずに!


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