1万円で10インチタブレットのVankyo S10 レビュー
経緯
我が家の小4の双子にもそろそろ自分専用のタブレット端末を与えるかということで、タブレットを探していました。
既に我が家でも導入済みの、無印iPadの34,800円あたりを与えておけばまぁ間違いはないのですが、2枚買うと7万円の出費となるし、ちょっと冒険してみようかと中国製Android端末で評判の良さそうなのを探していたところ、Twitterで 割引クーポン付きのVankyo S20 / S30の広告が入ってくるようになった。
Amazonで色々クローリングしていたところ、ちょうど私が見たタイミングではS30の割引クーポンが切れていたが、クーポン適用される別の端末を見つけてしまった。
S30 クーポンなし19,999円 (1920x1200)
Z10 クーポン適用 13,999円 (1920x1200)
S10 クーポン適用 9,999円 (1280x800)
S10がなんと10インチタブレットで1万円!激しくそそられる。
ただし、この1万円端末、ネットを徘徊してもまともな情報が殆ど見当たらない。S30 および Z10は下記のサイトでベンチマークが取られていたのだけど、S10に関してはどこにも情報がなかった。
色々悩んだのですが、S30を1枚買う値段でS10を2枚買えるので、最悪ゴミで使い物にならなくてもS30を買い増せばいいやとの考えでS10を2枚購入することにしました。
購入
Amazonでポチって、翌日の午後には到着。(※カートに入れる際に2枚同時に購入するとクーポンが1回しか適用されなかったので、2回決済しました。)
開封
2枚買ったのに何故かユーザーマニュアルが1枚しか入っていない謎クオリティー。
それぞれ子ども用のファミリーアカウントを設定して起動。
軽いし薄い。画面解像度が低いことを気にしていたが、画面はそこまで汚くない。
はじめからGoogle Play対応なので、Kindle Fire HD10よりはずっと使いやすいが、キッズアカウントなのでYoutubeは使えない。
ベンチマーク
AnTuTu Benchmarkとやらが一般的に使われているらしいので、他端末と比較したいのでそれを入れる。
最初Google Playからインストールしようとしたが、現在はGoogle Playからは落とされているらしく、検索結果として並んでいるのは全て少し名前が違う偽アプリ。インストールしないように。騙されるところだった。
からapkインストール。途中で親のファミリーリンクの端末で設定を変更する必要があった。
ベンチマークを実施するがGPU性能試験にめちゃくちゃ時間がかかる。1fpsも出ていない。
数値的には最近のスマホのエントリーモデルが90,000くらいと言われるところでその半分以下のスコア。GPU性能が大きく足を引っ張っていそうだ。
3Dゲームは諦めろ。
ただ、ブラウジングの感覚などはそんなに悪くはない。ベンチマーク取得中も端末は全く熱を持たないのは好感触。
Vankyo S30だとこんな感じらしい。全体的にだいたい倍になるようだ。
Total 90073
CPU 39529
GPU 5391
UX 17576
MEM 27577
S30に変えると memoryも2G → 3G、画面解像度も 1920x1200 に変わるので、もし1枚しか必要なかったのであれば(or 自分が使うのであれば)そちらを買ってた。
以下、参考までに、
Kindle Fire HD 10 Totalスコア 6万くらい
無印iPad Totalスコア 20万くらい
iPad Air Totalスコア 35万くらい
iPad Pro Totalスコア 70万くらい
となるベンチマークらしい。
同一値段帯で考えると時々セールが実施されて1万円前後になる Kindle Fire HD 10 がライバルとなり、スコアでは少し負けているが、Kindle FireはAndroid端末としては制約が強すぎる(メールの添付ファイルをダウンロードできないなど)しカメラ性能も低すぎるので S10のほうがずっと扱いやすくて素直に思う。
結論
予算1万円でKindle Fire HD10をAndroid端末として使うくらいならVankyo S10を買うほうが良さそう。そんなに悪くない。双子は喜んで使ってる。
予算2万円あればVankyo S30 を買ってベンチマークスコアを2倍にして解像度も上げて一般的なエントリーモデルと同じレベルにするべき。
予算3万5千円あれば、無印iPadを買えば十分に快適、iPad Air や Proは子供にはもったいないので不要。(個人の感想です。)
オチ
以前からあるiPad x 3台、KindleFireHD、スマホ類をあわせて我が家の充電場所が酷いことになった。