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泣いてないよ
母との電話
泣いてたけど泣いてないフリしながら話した
しんどいと思うことが多すぎて(私よりももっと頑張って辛い思いしている人もいるだろうけどしんどさは比較するものじゃないと思わせて)勝手に助けて欲しいと期待してしまって
でも返ってきた返事は「そういうものなの、仕方ない我慢するしかないよね」というものだった
私が一方的に抱いた期待がよくなくて、いちばんの理解者だと信じきっていたのもよくなかった
理解されてないわけじゃないのに、大切にされてないわけじゃないのに
心の中では、相手に求めている正解がある
どこまでも傲慢だと思った
お風呂に入った
ヤケになって手首にえんぴつをぶっ刺して自殺を図った想像をしてしまった
涙が止まらなかった
親を困らせるつもりはなくて悲しませたかったわけでもなくて、ただしんどくて投げ出したいと思ったらこんな行動してしまってたんだって
病院のベッドの上で電話越しに親に話してる想像をしたら涙が出てきた
ストッパーが外れたかのように涙が溢れて軽い嗚咽になり、シャワーを顔に浴びせて涙か水滴かわからなくした
自分の弱さと傲慢さをかき消したかった
口元にある水はしょっぱくて不味かった
何も考えたくないと思う日が増えて脳死でいられるSNSを徘徊するようになった
家の近くの坂を駆け降りたときの爽快感が忘れられなかった
SNSよりはまだ走った方がましかもしれない
走っているときこそ呼吸と足の回転に集中するから何も考えないで済む
お風呂はよくない
何も考えないでいられるわけがない
考えすぎてしまう
しかもよくない方向のものばかり考えすぎて頭の中がぐるぐるしたり涙が出てきたりする
夜もあまり眠れなくなった
寝つきが悪いときは目が自然と開いてくる
目が暗闇に慣れて、電気を消して寝床についたときよりも視界がはっきりとしてくるから窓枠を認識できるほどになる
このまま死んだように眠りにつけるまで起きていられるならどんなにいいことかと考える
何もない明日は今の私には来ないから、明日のために今日をしっかり終わらせる必要がある
時間がない
寝るってなんなんだろうめんどくさいな人間の身体
寝なければ時間もたくさんできるのに
でも今日は泣いたので眠くなった
好都合で傲慢でどうしようもない人間の身体は私の手にはまったく負えない
少し前に書いたので読み返すと恐ろしいほどに黒々としてました。
今は、少し、元気です。