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自分で自分の絵を褒めていくこと
こんにちは!イラストレーターのはなさきたるです。
私はよく「たるさんは楽しそうに描いてるのが伝わってくる」とか「たるさんみたいに自分の絵を好きになりたい」なんて事を言って頂ける事があります。
そうです、私、自分の絵をかなり褒めます。
Twitterでもこの通り
可愛い...可愛いね...#ガチ制作会#ATCつくりました pic.twitter.com/M3z9eK9xpg
— はなさき たる (@taru_MonFavori) June 24, 2020
実際に絵を描く事が楽しくて仕方がないし、可愛いものを描いてしまった…!と心から思っておりますが、そんな私でも自分の絵に悩んだりスキル不足に落ち込む事はたくさんあります。
こんなに頑張って描いて一体何の意味があるんだ!なんて自暴自棄になりそうな事も。(創作あるあるだと思います)
そんな私が普段から心がけていることは、自分の作品を自分で貶めることは言わないという事です。
自分の絵に自信がないと、SNSに作品を投稿する時にも「ちょっと失敗したけど」とか「大した絵じゃありませんが…」なんていう言葉と共に作品をあげてしまいがちですよね。
本当は頑張って描いた所やたくさん見て欲しい気持ちがあるのに、未熟な部分の言い訳をしたくなる。昔の私もそうでした。
でも、それを言葉にした瞬間に、その絵は本当に「そういう絵」になってしまうんですよね。
自ら作品の価値を下げるような言葉は、私の絵を見てくれる人や好きだと言ってくれる人に対して不誠実だし、何より自分が生み出した作品に対して不誠実だと思うのです。
その作品を描く為に費やした時間も、労力も、作品に込めた想いも、全て「価値のあるものである」とまずは自分が認めてあげることを一番大切にしています。
だから私は「可愛く描けた!」とか「綺麗に塗れた!」とか、自分の絵の良い所を褒めます。
反対に、もし上手くいかなかったと思う部分がその絵にあるなら、可能な限り描き直します。自分が納得していない絵は作品として表に出しません。
ここで言う「上手くいかなかった」というのは、技術的なことではありません。自分が表現したいものに対して今の自分が出来る精一杯のアプローチをしたのかどうかという事です。
数ヶ月前の絵を振り返ると「まだ未熟だったな」とか「今ならここはもっと上手く描けるな」と思う事はありますが、「こんな絵を世に出してしまって恥ずかしい」なんて事は決して思いません。
それはその絵に対して「その時の私に出来ることは全力でやった」と自信を持って言えるからです。
実際に描き直した絵
この絵は左が最初に描いたもので、右が描き直して展示会に出展した絵です。
目元や色合い、背景の植物の種類が納得できなくて描き直しました。(画質の違いはスキャナーの違いなので関係ないです)
アナログは元に戻すボタンはないので、一から全部描き直しになりますが結果的にとても想い入れのある大好きな作品になりました。
スキルがないなら今持っている全スキルで、時間がないならその時間内で、予算がないならその予算内で、できる事は全部やる。
後から後悔しない為に、自分で自分に言い訳をしなくていいように。
そして自分の絵を素直に褒めてあげられるように。
そんな姿勢で創作に取り組んでいます。
・・・
それでも愚痴を言いたくなることもある…!(ある!)
そんな時は作品を発表する場とは違う場所で言っています。笑
もっと上手くなりたーーーい!と叫ぶ時もありますとも…目指したい自分になる為に自分をしっかり褒めながら頑張っていきましょう!
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