見出し画像

コロナ禍のイギリス留学 帰国? 留まる? 運に恵まれた帰国 #3

いよいよ、日本時間、3月22日の日曜日の朝、無事に羽田に到着したポジ。この時点で、イギリスでの感染者は1日に千人を超す日もあり、いつロックダウンが起きてもおかしくない状況だった。案の定、帰国2日後にイギリス全土のロックダウンが宣言された。ロックダウンになった後では外出許可などの煩わしい手続きも必要で、さらに異国で不安は募ることだったでしょう。さらにポジが幸運だったのは、日本の入国もこの当時はPCR検査が不要であったこと、また、帰国後2週間は公共機関の利用は禁止、自主隔離とのとのことだったが、自宅から羽田までは車で一時間ちょっと。自家用車で夫が娘の帰りを迎えることができたこと。緊急帰国した留学生の中には、地方の学生もたくさんいて、自費で羽田近隣のホテルで滞在せざるを得ないケースもあったという。

そしてポジとの再会を心待ちにしていたのは次女!姉妹とても仲がよいので、ポジには内緒で次女も空港まで迎えに行き、サプライズの登場!!

帰宅後は2週間自主隔離のため、タオルを分けたり、隔離中も楽しく過ごせるようにポジの机をお菓子や写真でデコレーションしながら帰宅を待つのも楽しく・・・・。ロンドンでは今やおいしい日本食も食べられるだろうけど、ポジの大学はとにかく田舎だったので、イギリスの昔ながらの煮込んだ豆にソーセージといった食事かピザばかりで、自炊をしていたものの、新鮮な魚は手に入らないし、大好きな納豆も食べられなかったのでこれから毎日何を作ろうかと考えるのも楽しかった。その頃、私の仕事も基本的にテレワークとなっていたので、この娘たちとの時間を存分に楽しもう!と。

ようやく帰宅した満身創痍のポジの顔はやり切った感のとても爽やかな笑顔だった。そんな顔をみて私もホッとして、一気に疲れが。時差ボケのポジと一緒にずいぶん長く眠りについてしまった。

その間に心配してくれていた私の姉が様子を見に来てくれたり、こんなとき家族の優しさが心底に身に染みた。



いいなと思ったら応援しよう!

renaître
『好き』を仕事にするために、始動し始めました。まだまだ卵にもなりかけてない構想ですが、徐々にnoteでも公開して行きます!