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【2024年冬コミ(C105)】カップリング表記ランキング(速報版)
本当に1年とかあっという間、毎年毎年気づいたら冬コミの前日です。ここまで1年が速いと、スタンド能力で時間を飛ばされたか、誰かの死にループに巻き込まれてるんじゃないかという疑惑もありますが、今回も元気に冬コミのカップリング表記統計、行ってみたいと思います。
■C105概況
今年の冬コミは約29,000スペースで夏コミから5,000スペースほど増加。だいぶサークル数が戻ってきています。とはいえ、今回主に増加しているジャンルは「VTuber」「男性向」「ブルーアーカイブ」「ウマ娘」あたりなので、数字としては戻っていますが、中身は以前と大きく入れ替わっている印象です。コミケ関連の記事でも「最近のコミケの参加者は若い人が多い」という話もあったように、だいぶ世代交代も進んでいるのかもしれません。
■作品別表記数ランキング(TOP20)
![](https://assets.st-note.com/img/1735390557-SJ1vyW2nXiFNjTDlkpVGsgC0.png)
まずは作品別のカップリング表記ランキングですが、久々に順位が大きく動いています。前回3位の『ブルーアーカイブ』が100表記増加で一気にトップへ。そして前回4位の『ウマ娘』も98表記増加で2位にランクアップ。ほぼ女性キャラしかいない作品が表記数でここまで上位に来るとは、とても平成では考えられない状況です。前段で「中身は大きく入れ替わっている」という話をしましたが、これを見るとだいぶ明らか朗らかですね。上位作品を見るとちょうど半分がソシャゲ作品なので、往時より業界の勢いはなくなったとはいえ、同人の世界ではまだまだジャンルとしての存在感が大きいです。
一躍トップに躍り出た『ブルーアーカイブ』ですが、研究の一環で日々見ている「pixiv検索ランキング」(https://www.pixiv.net/idea/)では「男性に人気」カテゴリで今年はほぼ毎日トップになっていました。特に今年はアニメもありましたし、運営さんが同人に好意的な姿勢を見せてくれている(統括プロデューサーさんがコミケのサークル巡りをしているくらい)安心感もあってか、大手ジャンルとしての地盤がしっかり固まった印象があります。個人的にはまだアニメ化されていない「エデン条約編」と「最終章」がぐりぐり動いているところを見たいです(本当に個人の感想)。
続いてウマ娘も今年の映画で~とか来年『シンデレラグレイ』アニメ化で~みたいな話も書きたかったのですが、このペースで全作品について書いていると終わらなそうなので、一旦ここはここまでで。
■作品別表記増加数ランキング(TOP20)
![](https://assets.st-note.com/img/1735390607-3LebuErHRYQCfNn9lkgZFcis.png)
こちらは作品別の増加数ランキング。前述の通り『ブルーアーカイブ』『ウマ娘』の増加量がすごすぎますね。ここで注目なのは初登場の3作品『学園アイドルマスター』『ゼンレスゾーンゼロ』『ガールズバンドクライ』です。
『学園アイドルマスター』は満を持して登場したアイマスの新作ソシャゲ。前評判ではそれほど期待値が高くなかった印象(個人の意見)ですが、リリース後すぐにシナリオとキャラクターの良さが広まり、一気に人気作品へと駆け上がりました。実際に開発元のQualiArts(サイバーエージェントの子会社)も当期純利益が5000万円→31億円と訳の分からない増え方になっているようです(官報より)。前述のpixiv検索ランキングでもブルアカには及ばないもののほぼトップ10を維持している上、イベントなどがあると個別キャラ名でもランクインしているのを見かけます。シナリオがウリということもあって、キャラクター間の関係性が強く描かれている上、とても読みやすい(重要)ので、それがカップリング需要にも繋がっているのかと考えています(全て個人の感想)。
『ゼンレスゾーンゼロ』は『原神』や『崩壊:スターレイル』などのmiHoYoさんの新作ソシャゲです。私は不勉強でまだプレイしてはいないんですが、先日会社の忘年会で20代の方々から「現実世界からHoYoverseへの不審なお金の流れ(重課金)」についての話を伺った中でもかなり評判がよさそうでした。まだサメメイドさんと星見雅さんしか知らないので、来年勉強しておきます。
ここまでソシャゲが続きましたが『ガールズバンドクライ』は珍しくアニメ作品。しかもリアルバンドと連動した面白い形態の作品のようです。こちらもまだ触れられていないので、年末年始に見る予定です。とりあえず川崎市民は見ないといけないらしい。この後の個別カップリングのランキングにはまだ出てきていないのでここに書いておくと、概ね「になもも」と「になすば」がツートップのようです。詳しくはアニメを見たあと別途報告いたします。
■カップリング・カップリング表記ランキング(TOP20)
![](https://assets.st-note.com/img/1735390865-9JOuz8xhKjeF1gf2cqXorCIS.png?width=1200)
ここまでずっと「サークル数は戻ってきたけど中身は入れ替わってる」みたいな話をしてきましたが、個別のカップリングランキングトップは不動の「兎虎」!さすがすぎます。お二人がさすがすぎるのは前提として、作品の方で上位だったソシャゲの場合、キャラ数が多いのでどうしてもカップリングとしては分散しがちという背景もあります。「ソシャゲはカップリングが分散しやすい。逆にオリジナルアニメは集中しやすい」という「カップリングの第ニ法則」についてはみなさんも義務教育で習ったことと思いますが、5位の「ちさたき(リコリス・リコイル)」や7位タイの「ユキまゆ(わんだふるぷりきゅあ!)」「ヴィク勇(ユーリ!!! on ICE)」、14位タイの「スレミオ(機動戦士ガンダム水星の魔女)」などはまさにその法則に当てはまっています。そして14位タイの「ポケタキ(ウマ娘)」についてはその派生で、ウマ娘というソシャゲが原典ではありますが、今年公開された最高の劇場版アニメ(新時代の扉)でこのふたりの関係がガッツリ描かれたため、第ニ法則の後半部分の対象になっていると思われます。また、劇場版という流れで言えば、令和に「アスカガ」が復活しているというのも今年公開された『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の影響かと思われます。劇場版オリキャラ絡みのカップリングもありますが、こうやって既存のカップリングが復活してくるというのもいいですね。
それと、なんと言っても獅子神さん!!!!!。全然研究とは関係なく『ジャンケットバンク』好きで読んでるんですが、まさか獅子神さんの名前をランキングで見かけるようになるとは思いませんでした。まだアニメ化とか全然していないんですが、早くも時代来ましたね。↓ジャンプラで読めるのでリンク貼っておきます。
このあとゲ謎の話と「ノアユウ」の特異性の話とVTuber関連の話と花海姉妹てぇてぇの話を書きたかったのですが、本当に時間切れになってしまったので今日はここまでです。
そういえば研究の進捗ですが、過去分のコミケカタログの調査のほうが残り2冊まで到達したので、早ければ来年には全コミケカタログのカップリング表記を調べ終わる予定です。そのあと集計したりデータ整備などして1回は全コミケカタログのデータをまとめたいと思いますのでもう少しお待ち頂ければ。
それでは1年ありがとうございました。よいお年、よい冬コミを!
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![タルト@カップリング表記研究家](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8305586/profile_b688786d11492d0c4398f9fafb64b956.jpg?width=600&crop=1:1,smart)