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【サンカヨウ】どんな花?

濡れると透明になるのは何故だ?

花を調べていたら、こんな不思議な花に出逢った。

メギ科サンカヨウ属の多年草で、和名は山荷葉。
透明な花弁から『ガラス花』『スケルトンフラワー』の別名もある。
 
サンカヨウ(山荷葉)は、山地の湿原に生える多年草で1茎に白い6弁花を3~10個咲せて、ハスのようなデカいギザギザ葉もしくは丸葉。が特徴で、
 開花は5~7月。見頃は各地によって異なると「フムフム、成る程」
 
花期はおよそ1週間。儚くも美しい花だ。
「まあ、開花から一週間は普通だな」

花びらが白く見えるのは、細胞の隙間に入った光の乱反射による、人間の目の錯覚といわれているそうで、雨に濡れると細胞の隙間が埋まり光の反射が起きなくなるので透明に見える「フムフム、成る程」

すりガラスが濡れると透明になるのと同じ現象だが、サンカヨウの場合は濡れたら必ず透明になるという訳でも無さそうだとか。
様々な条件の重なりが必要で、“散る間際”とか“たっぷり濡れる時”がベストタイミングのようだ。
 
初夏から梅雨時が開花時期で、僕の居住地近くの山ではソロソロ時期に入っているそうだ。一度は、現物を見たいものだが、梅雨時に山登りも辛い。
其れに、珍しいからと人が押し寄せるのも考え物で、静かに自然の儘に咲かせてやりたい。

近年、苗が販売されているようだが乱獲などで絶滅の危機に瀕しないか心配だ。高山植物は高山で。蒸し暑い下界に持って来ても生育が難しく枯らしてしまうなら止めてくれと言いたい。

普通に咲いたサンカヨウ
スケルトンフラワーになったサンカヨウ

真っ白も美しいが、ガラス細工のような工芸的な美しさで咲いている様子も良いものだ。

資料と画像はネットから<m(__)m>


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