洋菓子「サヴァラン」の話
フランスの食通家、著書[美味礼賛]で有名なブリア=サヴァランに
ちなんで名付けられた焼き菓子です。
自己紹介の中で「下戸なもんで酒類は駄目」とか記載してましたが、
所がどっこい洋菓子のサヴァランと申しますと「のんべいのケーキ」と
言われる「ババ」と言うアルコールドップリのケーキが元になっているものです。
其れが好きと申しますと可成りイケる口かと思われそうですが、
ケーキで酔っ払い良い気持ちでグーグー大鼾。
家族も相当迷惑かと🤣🤣🤣
サヴァランに使用されるアルコールはラム酒、コニャック、コアントロー、キルシュなどリキュール類、どれもアルコール度数が多い。
サヴァランの原型は「ババ」と呼ばれるコロンとした形のものです。
日本のサヴァランは、それ程強くアルコールを感じないです。
然し「お子様には注意」とか言われます。
真ん中の凹んだドーナッツ型にブリオッシュ生地を流して焼きシロップを
含ませた後、上記のアルコールにドボッと浸して生クリームや果物で飾ってます。
フォークを入れるとジワーっとアルコールがにじみ出ます。場合によると少しアルコールの辛みを感じる。其れが堪えられんね。
聞く所に寄ると本場フランスでは、テーブルまで持って来たサヴァランに
更なるアルコールを掛けてくれるそうです。
其れで、冒頭のブリア・サヴァランと言うネームからフロマージュ好きの
人には心当たりが有るかと。
フレッシュタイプのチーズ「ブリア・サヴァラン・フレ」は、リッチなまろやかさと爽やかな酸味が、まるでチーズケーキのような味わいで😋
又、熟成タイプの「ブリア・サヴァラン・アフィネ」は、白カビに覆われ
酸味が和らいだなめらかな深い味わいで白ワインが合いそうです。
ブリア・サヴァラン氏の格言で
「フロマージュの無いディナーは口髭の無い男」
又「フロマージュの無いデザートは目のない美女」と残してますが、
流石、美食家の言葉。
然し、吾輩はフランスでも田舎の家庭料理が好みで有ります。
では、叉👋
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