「久しぶり」ってどれくらい?
怒涛の週末は気づいたら終わってしまい
ゆったりとした時間が過ぎる月曜日というのはとてもとても貴重な日。
飲食店仲間が来店してくれたり
友だちから聞いて来ましたと声をかけられたり
普段よりもお客さんとのコミュニケーションが密に取れるので、売り上げとは全く別物の満足感がある。
「そもそもこれがしたかったんだ!」
って原点回帰ができる月曜日が好きです。
土曜日に色んな学校で運動会があり、その日は夕方にピザをテイクアウトするご家庭も多かったなーと思い出しながら、もしかしたら代休の家族連れで混むかなあと思ってたけどそんなこともなく。
ただ1組だけ、小学生の女の子が3人で来店してくれてすこしびっくり。
ちょっと緊張しながらも、リーダーシップを発揮してる子がそれぞれに確認を取りながらマルゲリータを1枚頼んでくれて。
6カットしたピザを見た時はやや緊張がほどけてきてたけど、それでも静かに、ちいさくアチアチ言いながら分け合ってた。
「今度は久しぶりに4人で来たいね。」
って言葉がふと聞こえてしまい
おいおいおい。
君たちの久しぶりってのは
1週間かい?1ヶ月かい?
およそ20歳ほど離れた子どもたちとの
もう全く違うであろう時の流れ方を垣間見て
お兄さんはすこし泣きそうだったね。
こんなところで綴っててごめんね。
どうしても食べたかったそうで
自分でお店をネットで探して
おばあちゃんに送り迎えをお願いして
リーダーの子が自分の財布から100円玉12枚を
ひとつひとつ数えながら支払ってくれた時
まあ、おそらく涙目でしたね。
お菓子2つずつ持っていっていきな〜と
メンタルも放つ言葉も老けてしまった。
その後、レストラン時代にお世話になってた
仲の良い業者のおっちゃんが来てくれて
3年ぶりだったので思わず
「お久しぶりです!」が口から飛び出た。
「いや〜、そうでもないだろ〜。」
とケラケラ笑いながら言われて
本物来ちゃったよと苦笑いした昼下がり。