嘘ではない。しかし意味もない。
無駄ではなかったと、意味はあったと、聞きたかった。
初めての世界が変わるような恋であった、と聞きたかった。
ばかじゃん。
奇跡とか運命の恋があるなんて信じてた私、ばかじゃん。
でも、これが現実。
たったの1年で結婚した彼は私はもはや記号でしかない。
存在する、丸、三角、四角、と一緒。
私に言ったことは嘘ではないだろう。
少なくとも2014年12月の時点では、2015年の9月の時点では。。。
でも、私が記号となったように、運命という言葉も結局記号に過ぎず、
運命の人と思ったことは結局嘘ではないけど、変化するもの。
大好きな人と両想いになることで、世界に笑顔を増やす、人に優しくなれる、
世界を大きくできる、教えてくれたと思っていた。
だけど、結局はそんな一つ一つに意味なんてなくて、
実際に彼が私に残したことは”人生は更新し続ける”ということ。
大好きな人も、大切な瞬間も、生きていれば結局更新され続けちゃうってこと。
簡単に。 彼らはとても簡単に。
私のことなんて忘れてしまった。それだけのこと。
愛なんて信じちゃいけない。 ただ、融けてしまう。
ほんとうは、もっと楽しそうに笑うと思った。
結局、都合が悪くなったか、一緒じゃなかっただけ。