石丸伸二が若者に支持された理由はたった一つ

2024年7月7日の東京都知事選挙で、それまで東京では無名に等しかった石丸伸二が、蓮舫を抜いて得票数が2位になったことについて、専門家の先生が色々と分析をしている。いわく「YouTubeを使った
仲間の作り方」「SNSで熱狂の演出」「分刻みでの演説」などなど。

しかし私は、理由はたった一つだ。(念のため、これは私のカンであって、客観的、数値的なデータやフィールドワークの結果ではない)

「今ある政党はジジむさい」からだ。

自民党は全部ジジイだ。年齢もファッションも話し方も何もかもジジイなので、若者から見れば全部同じである。公明党はもちろん創価学会系で、信者でなければ関係ないし、党首の人はいつも染めた髪の毛の根本が伸びて白髪になって、見てるだけで情けなくなる。立民は文句を言ってるだけだ。文句ばかり言ってる人たちに我藁の未来を任せられるわけがない。共産党は存在そのものが疑問である。

どれもこれも、誰も彼も、半世紀前の遺物なのだ。だから、積極的に支持する理由がない。安倍政権の若者の支持率が高かった理由は保守系だからではなく、一番大きいのは雇用を回復させたことだが、もう一つの大きな理由は「国際会議でも立ち居振る舞いがカッコいい」からだ。G7も新興国も関係なく、国際会議となると、多くの首脳が次々に安倍首相の周りに集まってくる。背が高く、髪の毛がたくさんあり、表情が可愛らしい。つまり、安倍首相は、ジジむさく無かったのだ。

石丸の政策はハッキリ言って「ほぼ皆無」である。支持しようにも政策がない。しかし若い人は、本当に実現可能か分からず、平気で公約が反故にされるジジイ政党の政策よりも、「東京を動かし、日本を動かす」という、単純に前向きの方針を打ち出す、京大卒、東京三菱の勤務経験(若い人にも経歴は大事だ)がある、スタイルが若々しい(実際に石丸氏はそれほど若くない)方を好むのだ。

だから、次の選挙で「若者票」を獲得するために既存政党がやるべきことは、YouTubeを活用することではなく、「爽やかで見た目の颯爽とした候補を立てる」ことである。しかし、それができる政党は一つもないだろう。

我ながら、意味がない記事である。

いいなと思ったら応援しよう!