トロントから丸2日の列車旅。そこで見えた景色とは?
皆さん、こんにちは。
旅人のタロです。
さて、人生で1番長い列車旅になるのではないかというくらい、長い旅が始まります。
そんな長い長い列車旅では、どんな風に過ごしたのか。
ぜひ、ご覧ください。
トロント出発。長い長い列車旅の始まり。
今日でトロントを出る。
少し早い時間帯での出発なので、早めに宿を出る。
最初戸惑っていた地下鉄での移動。
電波無しでの移動はかなり大変だったが、慣れてしまえばそこまで大したことはなかった。
トロント駅に到着。
かなり早めに着くことが出来た。
長旅になることはわかっていたので、朝食をガッツリと食べる。
食べた後は乗車ゲートの近くへ。
行き先はバンクーバー。
ようやく、カナダ横断のゴールの地名が出てきた。
ここから約3週間、このゴールを目指しながら旅をしていく。
まずはウィニペグ。
トロントから丸2日かけて移動する。
また人生最長の長旅を記録しそうだ。
朝10時に出発し、次の日の19時に到着予定。
うん、確かに長い移動になりそうだ。
朝10時。
先頭の列車から汽笛の音が聞こえ、トロントから出発した。
長い長い旅のはじまりはじまり。
最初の列車旅、どう過ごした?
普通に自席の窓から流れる景色で、時間はすぐ潰せた。
特に地図アプリで現在地を確認しながら、気になった建物を調べる作業は本当に楽しい。
ただ、列車内にWi-Fiが無いので、パケット通信量が増える増える。
まあこれは仕方ないね、うん。
電波が届かない所まで列車は移動。
しかもタイムゾーンが変わり、今の時間からマイナス1時間変更されていった。
スマホは少しでも電波をキャッチをすれば時刻は変更されるが、時計は手動。
サマータイム非対応なので、近い国名の時刻に合わせていく。
…金があったら時計も買い替えたいな。
自動的に変わっていくハイスペックなやつ。
タイムゾーンが変わったとはいえ、昼食タイムなのは変わらない。
食堂車へと足を運んでいく。
憧れの食堂車。
とは言っても、ハリファックスからの列車旅で経験しているので、喜びは半減してしまったが。
展望デッキは満員だったので、下のデッキで食べていく。
広々と使え、窓も大きい。
これはこれでいいかも。
展望席が空いたので、適当な座席を狙って座ってみる。
エコノミー席では感じられない開放感があり、これはこれでまた時間が潰せそうだ。
コーヒーも買って、さらに時間を潰す。
もうこの時点で、至福の時間だ。
最高の景色と一緒にコーヒーが飲めるなんて、仕事終わりのコーヒーと同じくらい格別だ。
さて、流石に自分の席に戻ろう。
自席に戻っても、景色を楽しむ。
本当に全然飽きないな。
夕方になる頃に、列車の給油タイムが始まった。
なので、終わるまで途中下車が出来る。
この時間で、外の空気をしっかりと吸う。
列車内では外の空気を吸うことがなかなか出来なかったからな…
しっかりとストレッチもして、終わる頃には列車が出発準備になった。
列車に乗り、また景色を楽しむ。
他に楽しむ方法も考えないと考えていたら、夕食の時間になった。
また展望デッキに向かい、夕食と共に景色を楽しむ。
うわあ、最高に贅沢。
気づいたら20時。
トロント時間では21時になので、寝る準備をしていく。
さーてこの席で寝るのか。
ハリファックスの時より寝方を考えないと。
寝心地を3回くらい確認し、ダウンをかぶって就寝。
さーて、うまく寝られるか?
明日もこの時間にはウィニペグに着く予定。
ちょっとだけ急ぐ気持ちはある。
だが急いでも列車のスピードは速くなることは無いので、余計なことを考えずにそのまま寝る。
列車の中で起床、丸1日列車内で過ごす時間に色んな出来事が。
列車の中から起きる。
良い睡眠は出来なかったが、ある程度の睡眠は取れた。
さて、今日も丸一日列車の中で過ごす。
ほぼ電波が届かない環境が続くので、スマホがない環境での過ごし方になってしまうが。
今日も景色見るだけ。
そんな日にありそうだ。
とりあえず朝食へ。
また展望デッキで食事をしに行こう。
それにしても、昨日とは違って天気が悪そうに見える。
これは違う景色が見れるかも。
そんな景色を楽しんでいたら、本日初の給油タイム。
このチャンスを逃さないように、荷物を軽くまとめて外に出る。
滞在時間は15分ほど。
短い時間ではあるが、この時間で精一杯身体を動かしておく。
そんな時間はすぐ終わり、再度列車の中へ。
また景色を見始めようと思いきや。
貨物列車の通過まちで、停車する機会が多くなっていた。
ずっと同じ景色を見ているのはなかなか厳しいので、ある手段を使うことにした。
そう、アニメである。
Amazonのプライム会員に入っていれば、あらかじめダウンロードをしておくことで、どんな環境でもアニメを見ることが出来るのだ。
とりあえず最近流行ってそうなアニメをピックアップし、列車が止まっている間の時間を有意義に過ごす。
列車の移動がスムーズになり、時間は昼食タイムへ。
また展望席に行って、食事を済ませていく。
天気も回復し、晴天の空の下で食事することができた。
そんな昼食タイムが終わり、少し気になる人物がいた。
日本の国旗がついた、WBCの帽子。
読んでいるのも、日本語の文字。
昨日からちょいちょいと気になって、日本人かどうかを確認していたのだが、どうやら確定だぞ…?
勇気を振り絞って、その日本人?らしき人に話しかける。
結果、日本人だった。
本当にびっくりした。
カナダのシーズンはまだこれから、しかも日本は夏休みにも入っていない。
そんな状況下で、日本人がいると思っていなかったからだ。
話を聞くと、どうやらアメリカ在中の人らしい。
ああ、そりゃあこのシーズンで旅が出来るわけだ。
ちなみに大学生は6月から長期休暇というのが多いらしい。
それで先生側も休んで旅しているとか。
だからといって、こんな旅の中でまさかの日本人に会えるとは。
久しぶりに長く話す日本語に、有り難みを感じた日だった。
流石に長く話すわけにはいかないと席を外そうとした瞬間、本日2回目の給油タイム。
迷わず外に出て、身体を動かしていく。
先ほど話していた女性は、足早とどこかへ行った。
時間は昼過ぎ。
もしかして少し離れた「サブウェイ」に行ったのか?
給油タイムが終わりかけた頃に、その女性が戻ってきた。
手にはサブウェイの袋。
本当にあの距離をこんな短時間で行くとは…やはり旅する女性は強いなと改めて思った。
席に戻り、窓からの景色を楽しむ。
すると列車は突然停車し、少し乗車員さんも慌てていた。
あとで分かったことなんだが、どうやら乗車していた女性が飛び降りて森の中へと走っていったらしい。
最初は追いかけていたが、途中から警察に任せて大捜索が始まったとか。
かなり大事だったらしい。
その女性の特徴を乗務員に聞くと、どうやら自分の隣に座っていた女性であることが判明した。
確かに挙動がおかしい所があったが、まさかそんな身近な所だったとは。
かなり広大な土地を持つカナダ。
発見されることを祈りたい。
その後、日本人女性の方からもっと色々と話したいという声掛けがあり、再び展望席へ。
海外でのSIM事情についてや、旅をするための資金調達など、話の内容は様々。
ただ、野球の話で長く盛り上がれたのはびっくりした。
だが今の日本のプロ野球界の事情をあまり知らなかったので、MLBの情報と交換しながら話を進めていった。
日が暮れていく。
先ほど駅員さんに聞いたところ、ウィニペグの到着時刻も遅れるという話だ。
なので、夕食を列車内で済ませることに。
まさか1日3食を列車内で済ませることになるとは。
夕食を済ませ、ウィニペグの到着を待つ。
そんな待つこと約2時間。
ようやく、ウィニペグへ到着。
時刻は22時。
まだ日はギリギリ登っている感じだ。
足早に駅近くの宿へと走り、なんとか日が沈む前に宿に到着。
丸2日かかった長い列車旅が終わった。
だが、同時にこの街での旅が始まっていく。
色々と散策や回らないといけない所があるが、とりあえず今日はこのまま寝るとしよう。
本当に色々とありすぎて疲れた。
次回予告
無事、次の都市「ウィニペグ」へと到着。
滞在期間は予定していた期間の約3分の1。
短い期間でどんな旅が出来るのか?
次回「ウィニペグの調査開始。ウィニペグには絶景はあるのか?」
良い旅路を。