2025年テンバガー候補3選と達成銘柄から見える共通点
株価が10倍以上になる「テンバガー銘柄」の発掘は、多くの投資家の夢。
誰しも一度はそんな大化け銘柄に投資してみたいものでしょう。
2024年はメタプラネット(3350)やビート・ホールディングス・リミテッド(9399)がテンバガーを達成し話題となっています。
2024年も残りわずかとなり、2025年のテンバガー候補となる銘柄探しに動いている方も多いでしょう。
本記事では2025年に向けた有望なテンバガー候補銘柄、テンバガー達成銘柄の共通点や見つけ方を詳しく解説していきます。
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2025年テンバガー候補3選
テンバガーを達成しやすい銘柄の特徴として、低位株が挙げられます。
これは一般的に時価総額が小さい企業の方が、大きな成長の余地があるためです。
これまでにテンバガーを達成した銘柄の特徴を見てみると、時価総額500億円以下という特徴が目立っています。
今回は株価1000円以下、時価総額500億円以下という条件で2025年テンバガー候補をスクリーニングしました。
1.ドリコム(3793)
時価総額:239億円
株価:818円
事業概要:アニメ、漫画など有力IPのスマホゲーム開発・運用。他社配信主体。出版、Web3事業を育成
業種分類:情報・通信
市場名:東証グロース
上場年月日:2006年2月9日
ドリコム株式会社(3793)の主な事業内容はゲーム開発やメディア事業。
中でも特にゲーム分野に強みを持っています。
モバイルゲーム市場での強み
ドリコムはモバイルゲーム市場において、多くの人気タイトルを手がけてきました。
特にドリコムはオンラインゲームやソーシャルゲームの開発力が評価されています。
バンダイナムコと共同で開発したスマホアプリ「ONE PIECE トレジャークルーズ」は1か月で500万ダウンロードという快挙を達成しています。
また、ドリコムは大手IP(知的財産)を活用したゲームをリリースしており、既存のファン層を取り込むことができる点が強みです。
人気アニメや漫画を基にしたゲームの開発・運営経験が豊富にあります。
それに加えてリコムは国内市場に限らず、海外市場への展開にも注力しています。
特にアジア地域や北米市場など、モバイルゲームが成長している地域での展開を強化しており、グローバルな収益拡大を目指している点も強みとして挙げられますね。
技術力とデータ活用
ドリコムはデータサイエンスやAI技術を活用したゲーム開発・運営を進めており、ユーザーの行動データを分析してゲーム体験を最適化しています。
例えば、ユーザーの行動パターンやゲーム内のトレンドをAIで分析し、運営方針を柔軟に調整することで、ユーザー満足度を向上させることが可能です。
これによりユーザーに最適なコンテンツや課金要素を提供し、収益の最大化を図っているそうです。
2.アイデミー(5577)
時価総額:40億円
株価:1026円
事業概要:アニメ、漫画など有力IPのスマホゲーム開発・運用。他社配信主体。出版、Web3事業を育成
業種分類:情報・通信
市場名:東証グロース
上場年月日:2023年6月22日
アイデミー株式会社(5577)は、主にデジタル人材の育成を目的としたオンライン学習プラットフォーム「Aidemy」を提供している企業です。
特に最近注目を集めている生成AI(人工知能)、機械学習、データサイエンスに特化した教育プログラムで注目されています。
AIが身近な存在になりつつある昨今ですが、AIを使いこなせるのはほんの一握りの人たちのみのため、人材育成が必須。
アイデミーはそんな世の中のニーズに合ったデジタル人材育成サービスを提供しているわけです。
AI・データサイエンスに特化した学習プラットフォーム
アイデミーの最大の強みは、AIやデータサイエンスといった高度なスキルを習得できる専門的な教育コンテンツを提供している点です。
これにより、個人だけでなく企業におけるデジタル人材の育成需要にも応えています。
法人向けのオンライン学習プラットフォーム「Aidemy Business」ではAIや機械学習、Pythonプログラミングといった高度なテクノロジー分野に特化したオンライン講座を提供。
実践的なスキルを習得できるカリキュラムが整備されています。
オンライン学習の利便性
アイデミーのプラットフォームは、オンラインでいつでもどこでも学べる利便性が大きな強みです。
ユーザーは自分のペースで学習を進めることができ、時間や場所に縛られることなくスキルを習得できます。
また、オンライン学習という形態はコロナ禍以降リモートワークが広まり、さらに需要が高まっています。
3.ジェクシード(3719)
時価総額:67億円
株価:279円
事業概要:コンサルティング事業 ビジネスコンサルティング(業務コンサルティング)
ソリューションコンサルティング(システムコンサルティング)
コーポレートアドバイザリーサービス、総合人財開発コンサルティング
業種分類:情報・通信
市場名:東証スタンダード
上場年月日:2003年9月17日
ジェクシード株式会社(3719)は、ITコンサルティングやシステムインテグレーションサービスを提供する企業です。
特にERP(Enterprise Resource Planning)システムの導入支援に強みを持っています。
ERPを簡単に言うと会計、販売、在庫購買などのシステムを一元管理できるように統合すること。
紙の資料で保管することが少なくなった今、データ管理の効率化は企業にとって無視できないものですよね。
デジタルトランスフォーメーション(DX)支援
ジェクシードはERPシステムの導入だけではなく、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのコンサルティングサービスも提供しています。
ジェクシードはデータ活用や業務プロセスの自動化をサポートし、企業の競争力向上に貢献しています。
また、ERP導入に伴う業務改善提案や、自動化技術の導入支援を通じて、企業の生産性向上を実現しています。
新しい技術への取り組み
ジェクシードは、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などの最新技術にも積極的に取り組んでいます。
これにより、ERPや業務システムと組み合わせた新しいソリューションを提供し、今後の成長が期待されています。
AIやIoTを活用したソリューションの提供は、製造業や物流業を中心に成長が見込まれており、ERPシステムと連携した自動化や効率化のサポートが期待されています。
ここまでテンバガー候補銘柄を紹介しましたが、もちろんすぐに10倍を達成できるわけではありません。
時には我慢の時間も必要になることもありますね。
そういった面を踏まえると、2倍・3倍になる銘柄を乗り換えていく方が効率が良かったりもします。
それに最近は有益な情報を配信する個人投資家も増えていますからね。
中には「億を稼いだ手法を公開する投資家」もいますし、その手法を実践し300万円の元手を2300万円まで増やした方もいます。
有益な情報が気軽に手に入るようになった今、株で稼ぐハードルは間違いなく下がってきています。
テンバガー達成銘柄から見える12個の共通点
これまでにテンバガーを達成した銘柄を見てみると、複数の共通点があることがわかります。
もちろんその全てを満たす必要はありませんが、満たす項目が多いほど大化けする可能性も増すわけです。
ぜひ参考にしてみてください。
1.ビジネスモデル面
プラットフォーム型ビジネスが多い
既存産業のDX化による効率化
顧客維持率が高く(80%以上)、継続的な収益が見込める
参入障壁が高い(ネットワーク効果、データ蓄積等)
2.財務指標面
売上高成長率が30%以上
営業利益率が20%以上、または急速な改善傾向
ROEが15%以上
実質無借金経営
営業キャッシュフローが潤沢
3.市場ポジション
業界内でトップシェア(または上位3社以内)
市場規模が1000億円以上
市場の年間成長率が10%以上
2025年テンバガー候補の見つけ方
2025年のテンバガー候補を見つける上で重要となるのが、スクリーニング条件ですね。
ここではどんな条件のもとスクリーニングすれば、テンバガー候補を絞り込めるのか条件を紹介していきます。
1. 基本条件
株価:1000円以下
時価総額:500億円以下
売上高成長率:30%以上(直近3年平均)
営業利益率:10%以上
自己資本比率:30%以上
時価総額/売上高:5倍以下
2. 成長性指標
四半期売上高の前年同期比:120%以上
受注残高の前年同期比:150%以上
研究開発費比率:売上高の5%以上
従業員一人当たり売上高:前年比増加
新規顧客獲得率:四半期10%以上
3. 財務健全性指標
営業キャッシュフロー:プラス
現金比率:30%以上
有利子負債比率:30%以下
運転資本回転率:4回転以上
インタレストカバレッジレシオ:10倍以上
4. 株式指標
PBR:3倍以下
PER:40倍以下
浮動株比率:30%以上
機関投資家保有比率:20%以上
日次平均売買代金:5000万円以上
2025年注目のテーマ
2024年はAI関連、半導体関連、防衛関連などのテーマ株が人気を集めていますよね。
AIや半導体関連は2025年も引き続き人気を集めると予想されます。
その他2025年は再生可能エネルギーやデジタルヘルスケア、自動運転、インフラDXといったテーマ株も注目が集まる可能性がありそうです。
AI・半導体関連
生成AIの応用が本格化している今、その基盤となるインフラへの投資需要が構造的に拡大しています。
特にAIモデルの複雑化に伴い、より高性能な半導体チップへのニーズが高まっているんですね。
それに伴い半導体チップを支える製造装置や材料、検査機器への投資需要が加速すると予想されます。
また、AI使用量の増加により、データセンターの処理能力とエネルギー効率の両立が急務となっており、関連技術への投資が不可欠になりつつある模様。
加えて各国での半導体産業育成策も追い風となっています。
2. 自動運転関連
自動運転技術が実用化フェーズに入り、レベル3(条件付運転自動化)の普及と共にレベル4(高度運転自動化)への開発も加速しています。
特に注目すべき点は自動運転に必要なセンサーやソフトウェアの高度化が進む中で、従来の自動車部品とは異なる部品への需要が高まっている点です。
また、環境規制の強化により電動化が進む中で、それを支える制御技術やインフラへの投資需要も拡大しています。
3. 再生可能エネルギー関連
カーボンニュートラル目標の達成に向けて、エネルギー産業は大きな転換点を迎えています。
特に再生可能エネルギーの主力電源化に向けた取り組みが本格化する中で、その不安定性を補う次世代蓄電池の開発と実用化が急務となっています。
また、水素エネルギーの活用も現実味を帯びてきており、製造から輸送、利用に至る供給全体の構築が進んでいます。
エネルギー安全保障の観点からも、国産エネルギー源としての再生可能エネルギーの重要性が高まっており、関連技術への投資が加速しています。
4. デジタルヘルスケア
医療費の増大と医療従事者の不足という課題に対し、デジタル技術を活用した解決への期待が高まっています。
特にオンライン診療の普及をきっかけに、医療のデジタル化が加速しており、AIによる診断支援や医療データの活用も進みつつあるんですね。
また、予防医療の重要性が認識される中で、健康管理アプリやウェアラブルデバイスを活用した日常的な健康モニタリングも広がりを見せています。
加えて新薬開発のプロセスにおいてもAIの活用が進み、開発期間の短縮とコスト削減が実現しつつあるようです。
5. インフラDX
高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化という課題に対して、デジタル技術を活用した効率的な維持管理への注目が高まっています。
特にセンサーやドローンを活用したモニタリング技術の発展により、予防保全的なアプローチが可能となってきました。
また、深刻化する人手不足への対応として、点検・補修作業の自動化などを活用した管理システムの導入が進んでいます。
さらに気候変動に伴う自然災害リスクの増大を背景に、防災・減災のためのインフラ見直しも拡大しています。
2025年テンバガー候補まとめ
これまでにテンバガーを達成した銘柄を見ると、時価総額と株価が低い傾向にあります。
つまりはまだまだ伸びしろのある、成長の余地がある企業が多いということです。
それに加えて業界内でトップシェアを誇っていたり、参入ハードルの高い事業であれば株価の上昇にも繋がりやすくなります。
しかし、いざテンバガーを狙おうと思ってもすぐに10倍を達成できるわけではありません。
時には我慢の時間も必要になることもありますね。
そういった面を踏まえると、2倍・3倍になる銘柄を乗り換えていく方が効率が良かったりもします。
それに最近は有益な情報を配信する個人投資家も増えていますからね。
中には「億を稼いだ手法を公開する投資家」もいますし、その手法を実践し300万円の元手を2300万円まで増やした方もいます。
有益な情報が気軽に手に入るようになった今、株で稼ぐハードルは間違いなく下がってきています。