見出し画像

#89 筑波大学附属小学校の研究大会に参加して学んだこと①

教員一年目に参加してぶり。コロナがあり、五年ぶりの参観となりました。

五年前は国語、算数を参観しましたが、今年度は社会科2本参観させてもらいました!

そこでの学びをまとめたいと思います!

三年生「市の移り変わり」

由井薗先生の授業を参観しました。
部屋が分からず、六年生が教えてくれました!

教室にはいると、子どもたちはノートパソコンでタイピングの勝負をするアプリで遊んでいました。また、コマを回して遊んでいる子もいました。

ノートを通して子どもと話す

そんな中、由井薗先生に目をやると、子どもに社会科のノートを渡して、一人ひとりにお話しをされていました。
恐らく、子どもの考えた意見を価値付けたり、質問したりしていたと思います。子どもとの何気ない話が(先生は意図をもっていると思いますが)、子どもを理解する上で大切だと思いました。

先生は嘘つきになりたくない

由井薗先生がよく言われていた言葉です。つまり、「根拠を示して」という意味です。
子どもの発言に対して、「本当?嘘つきになりたくないよ」と反応していました。
すぐに子どもたちは、ノートパソコンやノートから資料を引っ張り出します。

前のモニターに移して確認しながら話を進めていました。
また、アプリのなかで資料を示す子もいました。

国からの補助金の話になったとき

「1500万円くらいもらえたらしい」
「本当?どこにかいてるの?」

のやり取りのあと、前にモニターで説明している子がいるなかで、アプリのなかで資料をて提示してコメントをし合う子もいました。

全体での学びと、アプリ上での学びが成立していました。

資料を読んで気になったところに線を引く

由井薗先生は、資料を提示したさいに、気になったところに線を引かせているそうです。そこから、子どもたちの興味関心を見ていきます。

また、資料が丁寧に読み取られていたためか、根拠として「年表にかいてた」「インタビューでいってた」とバンバン根拠が出てきました。既習事項を抑えておく大切さに改めて気づきました。

どのように型に価値と価値の対立を組み込む

市の移り変わりの単元では、(他の単元でも)「どのような」という問いで、移り変わりを年表にまとめていく学習がよくあると思います。しかし、そこに、価値と価値の対立を扱い、「なぜ?」の問いで追究していくことで、子どもの情意が揺さぶられ、深い学びにつながっていくと思いました。


由井薗先生と子どもとの関わりがとても学びになりました。これからいかしていきたいと思います。


いいなと思ったら応援しよう!